「単位量当たりの数」(トーク4月編)

こんにちは。2年になりました、アッキーです。

まずは新入生の皆さん、入学おめでとうございます!
遂に始まった大学生活に期待も不安も半分半分、いややっぱり期待の方がちょっと大きいかも? そんなドキドキ感を噛みしめている方も多いのではないでしょうか⁉
受験という厳しい戦いを潜り抜けた皆さんの中には、その経験を活用して塾講や家庭教師のバイトを始めたいと思っている人もいる筈。
そんな皆さんの力に私たちのディスカッションがなれたら幸いです。
勿論、バイトだけじゃなくてカコタムでその力をふるってくれる人も大募集中ですよ!

さて、今回の教え方トーク、テーマは「単位量当たりの数」です。密度とか速さ、変わり種だとオームなんかもそうですね。

数ある単位の中でも特に世の子供たちを苦しめる厄介な彼らですが、子供たちとどう立ち向かっていけばよいのか、皆で考えてみました。

今回のメンバーはこちら!

無題

📚そもそも単位量当たりの数って何?

いっくん:
単位量当たりの数はイメージしづらいのがネック。例えば速さだったら、道のりや時間は量だけど速さは割合だから感覚的にわかりづらい。あと、「何割る何」を逆になっちゃって混乱する子が多いと思う。その為に「はじきの公式」があるけど、密度とか濃度になると覚え直さなきゃいけなくて子どもは混乱するよね。

たくみ:
速さは単位量当たりの数の中で一番なじみ深い数だから比較的イメージしやすいと思う。圧力とかはあんまり馴染みないけど単位に注目するとどっちから割るか分かりやすいと思う。
『圧力(N/m^2)=力(N)÷面積(m^2)』

アッキー:
単位の計算で公式を導く、っていうのは高校理科でも十分使えるし便利ですよね。

いっくん:
公式を一個一個暗記すると新しいのが出るたびにまた覚えなきゃってなって苦手になる子が多い気がする。

📚どういう教え方がいい?

あかね:
「何を1にするか」って考えるといいと思う。速さなら「時間を1にしたときの距離」、密度なら「体積を1にしたときの重さ」って認識してた。「何を1にするのか」さえ覚えればそれを基準に考えられる。数直線を使って考えてた!

画像2

たくみ:
定義をはっきりさせるのが大事だと思う。「1〇〇あたりの××」の形にちゃんと当てはめられるのか。

たかひろ:
定義を理解してるかの確認は大事。時速を求める時は「時速って何?」っていうのをちゃんと分かってるか確認する。時間が小数になったら途端に分からなくなる子もいるからそういう時は整数で例題を出して「何割る何」かを確認させるべき。

いっくん:
速さとか圧力とかは「いっぱい進める方が速い」とか「力が強いほうが痛い」みたいに感覚的に説明もできる。でもオームの法則とかは感覚では理解しづらいかも。

たくみ:
そもそもこれらを同じタイプって気づけない子も多い。速さは「はじき」で教えるのに他は違うっていう一貫性のなさが理由だと思う。

たかひろ:
やっぱりまずは定義の確認が大事。でも「〇〇あたりの××」って「××あたりの〇〇」でも日本語的に成立しちゃうから感覚的な説明で補足するのも大事かも。

あかね:
数直線を使うと書いてある通りに当てはめるだけでいいから簡単。それで練習して少しずつ分かっていければいいと思う。

いっくん:
覚え方って演繹的か帰納的か別れるよね。方法を先に理解するのか、練習しながら少しずつ理解していくのか。生徒の躓き方も色々だからどう教えるかが大事になる。

アッキー:
とにかく定義さえ掴めれば比とか数直線にもちこんで答えにたどり着けるんじゃないか。

いっくん:
定義の理解のために具体例とかを用いたりするといいよね。


📚まとめ

今回は難問だけにいつも以上に多様な意見が出て、かなり議論が盛り上がりました。

その中でも共通していたのは
1.定義(1〇〇あたりの××)を理解すること
2.比の計算にもちこむ

の流れが大事だと言うことでしょうか。

定義の理解には具体例や感覚的な説明での補足すること、比の計算は数直線で可視化することも効果的な手法だと思います!

新体制になってから初の教え方トークでしたが、白熱した良い議論になりました! お疲れさまでした!

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