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近くで成長を感じられる喜び

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの13日目の記事です。

 スタサポ(拠点型学習支援)から学ボラ(訪問型学習支援)へと、主な活動を異動したメンバーのあみゅが、学ボラの魅力について書きました。

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 私は大学に入学した2021年4月からKacotamの活動に参加しています。最初はスタサポでの参加でしたが、2022年8月から学ボラをメインの活動に切り替えました。

 私は道外出身であるため、大学進学を機に一人暮らしを始めましたが、大学1年生の頃はオンライン授業が主で学校に通うことはほとんどありませんでした。その当時は外出を自粛する社会風潮もあり、人と関わることが極端に少ない生活のなかで、Kacotamの活動は唯一自分が地域社会の一員であることを実感できる貴重な時間でした。Kacotamの活動理念の一つに学校と家庭以外に安心できる「居場所」を提供するというものがありますが、活動を通して私にとっても居場所となっていることを感じています

 スタサポでは、メンバーと子どもが拠点に集まり一緒に雰囲気を作っている感じがあります。その日に集まったメンバーと子どもの間で担当を決めて学習をするため、「〇〇くん、1か月ぶりだね」ということもよくあります。時には少し内向的な子で、久しぶりに関わると、縮まっていた距離がまた戻ってしまったなと感じることもありました。

 学ボラは担当の子が決まっており、基本的には毎週同じ時間に同じ子に会いに行きます。始めたばかりのころは、施設にとっては部外者である私が受け入れてもらえるだろうかと不安を感じていました。しかし、担当になった子も施設の職員の方も非常に温かく、私に対して警戒心を抱いていた施設の子どもたちも今では挨拶をしてくれるようになり、その変化に心が温かくなりました。

 担当の子は大学受験を目指す高校生で、私も高校数学や化学の復習をしながら一緒に学習に取り組んでいます。学ボラのスタサポとの一番大きな違いは、毎回同じ子に会うことができる点です。「次の日曜日に模試を受けます」「模試で先週やった確率の問題が出ました!」「最近ベクトルの問題が一人でも解けるようになってきました」という会話をしていると、近くで成長を感じられることが嬉しく思います

 私が担当している子は将来の夢や目標を明確にもち、大学でこういう研究がしたい、こういう活動に興味があるという話をよくしてくれます。Kacotamの活動を通して、中学・高校生という人生の中で自己実現の岐路に立つ子どもたちと関わるなかで、私は彼らに何をあげられるのだろうかと考えさせられ、私自身も彼らから学ぶことが多くあります。特に学ボラでの活動は、一人の子どもと関わり、時間を過ごしながら成長を感じることができ、やりがいを感じています。

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