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東京に咲け、Kacotamの桜

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの3日目の記事です。

 Kacotamとして初めての北海道外支部である東京支部のコーディネーター(ボランティア)として、支部立ち上げ期から活動している、ゆっこが東京支部についての想いを書きました。

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 2021年4月、Kacotam東京支部が発足しました。初の道外拠点を作るのに関わったこと、現在も現場で東京支部の運営に携わっていることは私にとって忘れ得ない、とても大切な経験となっています。

 私がKacotamのメンバーとして活動を始めたのは、高校3年生になる年の春です。コロナ禍で学校が休校となる中で、ふと目にしたコロナで拡大する格差についての報道がきっかけで、自分にできることは何かないかと模索していた時にKacotamと出会いました。その同じ年、冬の足音が聞こえる頃に、東京支部の立ち上げに関わることになるとは想像もしていませんでした。

 進学に伴い上京することを伝えた直後に理事長から東京支部発足のお話が届き、ぜひ参加したいと二つ返事で答えると、次にやってきたのは「発足してからメンバーとして活動するか、発足までの準備段階から関わるか、どちらにしますか」という提案でした。当時学業や課外活動など多くのタスクがあり、その中で責任ある大きなプロジェクトに関わることには少なからず不安がありました。しかし、それまで、いちメンバーとして活動に携わっていた私にとって、Kacotamは私らしく「かこたむ(考える・行動する・楽しむ)」できる居場所ともいうべき存在。そこで新拠点創設という、運営部分を見ることができる、またとないチャンスの到来に躍った心は、その不安さえ凌駕していました。

 それからは支部のホームページやボランティア募集サイトのページ作成や、協働団体との連携に加え、資金調達のためのクラウドファンディング実施など、スピード感を持って準備が進んでいきました。支部が発足してからもコロナの影響は続き、対面での活動自粛を迫られた時期もありましたが、子どもの学習の場を打ち切るわけにはいかないとオンラインでの活動に切り替えて活動を継続しました。

 2022年4月からは、より一層活動の幅を広げていきたいとの思いから渋谷区に活動の場を移しました。拠点を置く場所の地名、春に拠点のそばを埋め尽くすように咲き誇る桜の花に東京支部への想いや希望を託し、「渋谷さくら拠点」と名づけました。現在は主に小学生を中心に、子どもとメンバーが1対1になることを原則として、日々の宿題や勉強をしつつ、いつも賑やかな雰囲気で活動しています。今夏にはアナログゲーム大会も実施でき、支部発足からもうすぐ4年となる中、着実に歩みを進めています。

 立ち上げ時から多くの人に支えられて成長を続ける東京支部は、まだ開花途中です。利用する子どもや、その学びを支えるメンバーの増員、学習支援に留まらず視野を広げる・つながりを増やす活動の東京での実施が、今後の目標です。

 東京支部の桜が満開になるその時まで、これからも前進を続けていきます!

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