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カコタムとアンパンマン

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの9日目の記事です。

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 昨年の5月からKacotamの活動に携わっている大学生メンバーのあやめです。現在は、へるすたでぃ(土・午後)拠点のコーディネーターをしており、毎週土曜日(4週目除く)に経済的に困難を抱える子どもに学習支援を行っています。

 唐突ですが、私には尊敬する人がいます。それは、アンパンマンです。人と呼んでいいのかは少し微妙なラインですが、そこは触れないで下さい(笑)。

 アンパンマンのセリフに「僕の顔をお食べ」という言葉があります。自分の顔を食べて、なんて中々言えないので、アンパンマンはGiverだなと思ったのが理由です。アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんは、色々な人生を歩んできて何が一番幸せなのかなと考えた時に、「人生喜ばせ合いごっこだ」と、これを一番大事にしたいとお話されています。この言葉が私にはとても刺さり、Kacotamで活動する上で大きなモチベーションになっています。生きていく上で頂いているものの方が多く、そこに対して自分が何かできているのかと考えた際に、まだまだ何もできていないなという感覚はあるものの、「喜ばせて頂いて、それをお返しする」の繰り返しをずっとしていけるような生活ができたらこんなに嬉しいことはないなと思います。そういう意味で、それを一番体現しているのがアンパンマンかなと思うと、本当にすごいなと思います。

 アンパンマンについて少し語りすぎたので話を戻します(笑)。

 私は元々貧困に関心を持っており、大学では貧困・不平等に関する研究を通して教育と福祉のあり方について考えるゼミに所属しています。貧困に興味をもったきっかけは、私自身が北海道で生まれ育つ中で貧困を身近に感じてきたことにあります。その延長で、Kacotamの活動に興味をもち、気づけば1年半ほど続けています。
 日々子どもと接する中で感じたことは、私にできることは意外と少ないかもしれないということです。少し恥ずかしいですが、活動開始当初「子どもにこうなって欲しい」と自分の価値観を押し付けていました。しかし、それでは子どもの個性を潰してしまいます。子どもはそれぞれ個性を持っています。家庭環境も違えば、性格や考え方も異なります。今は、子どもの成長を見守りつつ、もし子どもが迷った時に、その子が何の種を持っているかを一緒に考え、その子の選択肢の幅を広げるお手伝いができれば嬉しいと考えています
 Kacotamは学習支援に加え、子どもがやりたいことを実際に行えるカタチ化などを通して、子どもの選択肢を何倍にも広げられるため、とても素敵な場所だと心から思います。

 最後に、ご支援してくださっているみなさま、Kacotamに通ってくれている子どもたち、ボランティアメンバー、職員の方、Kacotamの活動に関わってくださる全ての方々に感謝をしたいと思います。みなさんから頂いているものを、私もアンパンマンのように周りにお返しできればと思っています。

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