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やって『後悔』した自傷行為

僕はちいさいころから、自殺願望が強くて、よく自傷行為をしていました。そうすると何とか心が落ち着いてストレス解消になったりしたんです。

でも、やらなければよかった、とおもう自傷行為もいくつかあります。それは、「深いリストカット」です。

リストカットするひとは、自分の体の傷がどのように治ってゆくか知っておくべきです。例えばちょっと切っただけでやけどの跡のようになる体質の人もいます。そういう人は、「ごく浅いリストカット」にすることをお勧めします。ってリストカットをお勧めするんかい!と突っ込みが来そうですが。

なぜ、「深いリストカット」が良くないかといいますと、『就職活動に影響する』というのが最大の理由です。いろいろ仕事をしてきましたが、リストカットのあとはやっぱり大きく不利に働きました。

看護師をやっているときは、精神科の患者さんが心開いてくれることもあったりもしましたが、人事や上司からは非常に評価が低くなりました。

幸い、今は私の傷は薄くなって、たまに「この傷どうしたの?」と聞かれることもありますが、「ガラスの窓に手を突っ込んで割ってしまって」などと適当な嘘でごまかせるようになりました。

リストカットしている人は本当につらいと思います。しかし、そのつらさがいつまでも続くわけではありません。いつか回復したときにまた歩き出せる日が来るのです。

が、その歩き出すときに足かせになってしまうので、リストカットは本当に注意したほうがいいと思います。

以降は、私がリストカットを抑えられたこととリストカットの傷の修復について書きます。ご興味のある方のみどうぞ。

私がリストカットをやめることができるようになったきっかけや要素は

・自分に自信を持てるようになった

・抗精神病薬がきいた(エビリファイ=アリピプラゾールを飲むと、私の場合劇的に自傷行為がへりました。)

・周囲から悪評を聞くようになった(あんなリストカットばっかりして、などと)

・退職に追い込まれた

・次の就職で難儀した。夏場でも長袖を着なければならなくなった

・ベンゾジアゼピン系とSSRIに頼らなくなった(ベンゾ系やSSRIを飲むと何となく切りたくなってしまった。)

傷の修復ですが、美容整形に概算を出してもらったら、100万円程度するといわれました。しかも皮膚移植!

だから自分で傷を薄くする努力もしました。それは

・ヒルドイドを塗る

・ドレニゾンテープを貼る

ケロイドのようになったところを消すために、いずれも医師に処方してもらったのですが、劇的な効果はなかったです。ケロイドのようになった傷は3年くらいしたら目立たなくなりました。

あとは、リストカットをほかのことに置き換えたりできたことが良かったかもしれません。リストカットの代わりにブログを書いたり、カラオケに行ったり、ツボを押したり。そういうのもつみかさねると、効果が出てくるようでした。

あと、あまり汚い環境でリストカットをすると、破傷風などに感染する可能性もあるので本当に危険です。

リストカットをする人は自分に自信がないような人が多いと思います。でも、自信がないだけで、現実的に人より劣っているわけではないことが多いです。あらゆる面で人に劣る人などいません。自分の価値に気づくと、自傷行為をしなくても済むようになります。これが一番効果的ですね。

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