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栃木県は最下位なのか?!すてきなまちの条件とは

こんにちはごきげんよう!かちやまです。

2020年1月より栃木県佐野市に東京から移住してきた、地域おこし協力隊かちやまがお送りするこのnote。

今日は『栃木県は最下位なのか?!すてきなまちの条件とは』というテーマでお送りします。

さて少し前話題になっていた、都道府県魅力度ランキング栃木県最下位事件。はい、これ事件といっても過言ではないです。我々が誇る栃木県がなんと47都道府県中最下位になったのです。

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これで、某知事さんが訴えを起こしたり、ずっと最下位だった茨城県が盛り上がっていたり、北関東といわれる4県が下位に陣取っていたり…
北関東は騒然としましたね、何の根拠もなく。←

まずこのランキング、どんなものなのかご存じの方も多いと思いますが、ブランド総合研究所といういわゆるコンサルティング会社が調査し報告しているものです。この会社がホームページ見るなどして、どんな背景があるのかは見ておいてもいいかもしれません。

調査の概要は下記。
➀「調査時期」は、2020年6月24日~7月20日
②「調査方法」は、インターネットでの調査
③「調査対象地域」は、全国1000の市区町村と、47都道府県
  ※全国1000の市区町とは(全792市+東京23区+185町村)
➃「調査対象者」は、20~70代の消費者。男女別、各年代別、地域別にほぼ同数の調査を行い、日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計、総数31,734人から、一人当たり20地域の回答を得ての調査結果

「魅力度」の集計方法が下記。
➀提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」を質問
②「とても魅力的」「やや魅力的」「どちらでもない」「あまり魅力的はない」「全く魅力的ではない」の5段階評価で回答
③5段階評価のうち「とても魅力的」と「やや魅力的」という、2つの回答をした回答者割合のみを反映させて集計

「魅力度指数」の計算方法は、
▷「魅力度」=①+②
① 100点×その地域の全回答中「とても魅力的」と回答した割合%
② 50点×その地域の全回答中「やや魅力的」と回答した割合%

えっと…なんかこれで魅力がわかるのかがわからないwww
頭が悪くてすいません!!笑

提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」…?

つまり県名に対して思い浮かぶポジティブなキーワードが多ければ多いほど魅力的と感じられ投票されている可能性が高い、ということのようです。

特に何の恨みもないですが、ま、そういうことです…できればこの調査に対して『魅力度』の指標である、という表現が適切かどうか再検討いただきたい…。こういうことを情報の非対称性というのだろうかなどと感じる事案ですね。

まあただ、皆さんお気づきかどうかわかりませんが…こういうことが起こる原因の一つかもしれないと、移住して気づいたことが一つあります。それは…

北関東には天気予報がない!ってことです笑!!はいこれ見て!!!

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え?

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わたしたちいったい

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どこみりゃいいすか…???

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ああああ気象庁さんまじでありがとううううう!うつのみやああああ!!!!


そうなんですよ、全国地図で見たときに、群馬も茨城も埼玉も栃木も、地名が出ない。…東京扱いされているのか?

夏に毎年最高気温を更新する熊谷、館林、(最近は佐野も最高気温更新地として名をはせていますが)、雷は落ちまくるし、竜巻も頻繁に起きるんですが、全国の天気予報には表現されないんですね。

まあこれは天気予報に限ったことではないんです。皆さんも是非全国の地図表現、よくよくご覧ください。ほかにも自分のエリアが表示されないと思っている地域に暮らす人たちもいらっしゃることでしょうけど、私は札幌育ちで東京暮らししてきてこのことに移住してはじめて気づきました。

こういった事情もあって、『日光?それどこだっけ?』『那須??なんか北の方だよね?』『佐野らーめんってどこで食べれるの??埼玉??』みたいな状態になってる模様です。はい。
直接の原因とは言えませんがね。

ちなみに私が好きな街の条件は、

➀かわいいお花屋さんとパン屋さんが2~3選択肢があること
②上手な靴のお直し屋さんがあること
③魅力的な銭湯があること

そんなもんです。
これが私のQOLを爆上げしてくれる街中のコンテンツです。

現在大ヒット中の鬼滅の刃で出てくる名言があります。

『生殺与奪の権を他人に握らせるな! みじめったらしくうずくまるのはやめろ! そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない!』

知らない人が知らない状態で調べ表現したことを信じるのはやめましょう。
見たいように見たい人が見えるように表現することをデザインというんだと思いますが、情報もデザインされて装飾されて、誰かの都合で置かれていることがほとんどです。参考にする程度にして、それを元に自分が自分で調査して表現する必要があるという事だということがよく分かった魅力度ランキング栃木最下位事件。
東京で働いているときに都市ブランド研究所の調査を、実はすごく参考にしてソースとして活用していたんですが、どうやって何を元に調べているのか、気を付けなければ使い方を間違うという事がよくわかりました。

だからこそ地域に移住して持ったリアリティは、唯一無二の気づきにつながると確信しているかちやまです。

そんなわけで、これからも私は独自の目線で、自分の表現で、自分の暮らしや地域の魅力を、着色なく素直に伝えていきたいと思っています。
だから皆さんにも、人の評価ではなく自分の知っている楽しさや豊かさを表現することで自分たちの地域の価値が生まれ育つことにつながるという事を知り、地域の魅力を様々な人に伝えていくという事を一緒にできればいいなと思っています。

じゃそんなかんじで。

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
またお会いできますように。

かちやま



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