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価値を伝える2

マーケティングは万能か

前回、ベネフィットの話を書きました。実はあの記事、下書きとしては僕のnoteの第1号記事なんです。2020年に書いたものです。あの頃はまだ鬱から回復しつつあるくらいのステージで、とにかく何か価値のあることをしなきゃと焦燥感に苛まれていました。そんな中で書いた記事です。

だから、今と違って記事に心の余裕がないですね。(ちなみに挿入されている画像だけ今作りました)必死にまじめなことを書いています。

僕は営業マンとしては全然優秀ではありませんでしたが、実はクローザーとしてはそこそこ優秀でした。営業は主に

アポ⇒ヒアリング⇒提案⇒クロージング

というステップで進むのですが、僕は提案とクロージングについては社内のベンチマーク以上の成績をあげていました。社内の営業トークコンテストで優勝したこともあります。

実は採点方式がフェア(上層部の採点ではなく、営業マン全員で1人1票投票する方式)だったからこそ僕が優勝してしまったのですが、営業成績最下位の僕が優勝したことが上層部で物議を醸しまして、そのあと上層部からいろいろ脅迫を受けた話は、またの別の機会に。

僕が致命的にダメだったのはアポ取りです。まぁ、たぶん世の中のダメ営業マンの半数以上は、アポが取れないという問題を抱えていると思いますが。

電話って嘘まみれなのに信じてくれる人多い。だからこそ善良な人は罪悪感でメンタルやられる。

というわけで、提案やクロージングの部分であれば誰かに価値を伝えられるんじゃないかという、高すぎる意識のもとで書かれたのがあの記事です。

さてさて、しかしああいう価値を伝えるテクニックは万能かというと、もちろんそんなことはないわけです。商売をするなら絶対にマスターしたほうがいいテクニックではありますが、万能薬ではありません。

商品の価値

マーケティング界隈でよく言われる言葉に、「どんなにいい商品を作っても、マーケティングがダメだと売れない」というものがあります。だから、マーケティングを勉強しましょう。なんなら僕が教えましょうか。こちらのリンクから購入できます。しかもこの記事のリンクから購入した方限定で、過去に販売した1,398,700円相当の動画教材を無料でおつけします。みたいな感じです。

しかし、マーケティングの権威であるDan.S.Kennedy氏は、マーケティングで最も大切なのは商品であると言っています。Danは、それはもうえげつないマーケティングをガンガン仕掛けることで有名ですが、そんなゴリゴリの彼が「一番重要なのは商品」と言い切っています。

当たり前ですが、役に立たない商品をマーケティングの力で売ってしまったら、クレームが増えます。会社の信用もなくなります。それに、魅力のない商品を売らなくてはいけない場合、魅力のある商品に比べて、マーケティング費用が増大します。魅力のある商品であれば、口コミだけで広がる可能性もありますが、魅力のない商品ではそうはいきません。常に広告を打ち続けて新規を獲得しなければ、売り上げは安定しません。商品に魅力がないので、当然リピーターは生まれません。

ですから、マーケティングの話をする前に、商品が少なくとも「次もまたこれを買おう」と思える程度に魅力的でなければ、話になりません。

友だちはプライスレス

ここで、前回の記事の例に話を戻しましょう。

前回の記事では友だちをカラオケに誘うシーンを考えました。相手のニーズやウォンツに訴えるベネフィットを打ち出すことの重要性を伝えました。

ただし条件があります。

商品が最低限の魅力に達していなければ上手くいきません。

ここでいう商品とは、自分と過ごす時間のことです。
自分と過ごす時間が苦痛なほど退屈なのであれば、相手は次回、遊びたいと思ってくれないかもしれません。

……なんて書きましたが、現実的には友だちを相手にしているわけですから、そんなにシリアスな話ではありません。損得で付き合ってるわけではないですからね。友だちにテクニックを使うのもなんか違和感がありますし、逆に駆け引き抜きで、本音で付き合える関係こそが友だちってもんです。

でも、たまに、上のような考え方をすることで自分を律することには価値があると思っています。

友情に甘えまくっていると、いつか本当に一緒にいて楽しくない人になってしまうかもしれません。

誰とでも友だちになれるわけじゃありません。最初はやっぱり気が合うとか、一緒に遊んで楽しいとか、そういう感情から始まったはずです。

ということは、一緒に過ごしていて楽しい人であり続けるために、日々自分を磨くことは無意味ではないと思います。

そんなこんなで、僕は会社で隙あらばボケるようにしています。

笑わせるためではありません。

昔、魅力的な人ってどんな人だろうと考えたことがあります。そのとき導き出した結論が、「勇気のある人」「メンタルが強い人」でした。

いつなんときでもボケる人というのは、この2つを見事に満たします。

というわけで、昨日の飲み会では「すいません、ピンヒールで!」と、大阪ではド定番のボケをかましてきました。

大阪にお住いでない、センスのない方のために説明すると、瓶ビールとかけています。

その結果、僕の評価は「面白い人」ではなく、「勇気のある人」になりました。心中お察しくださりありがとうございます。

さて、なんやったかな、、

ああせやせや、マーケティングやな。

もうええやろマーケティングは。

得意気に書いてもうたけど実はよう知らんしな。

まいど!

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