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家人は朝早く人間ドックへ向かった。ひと段落して味噌汁を作っている。半熟、上手くいった。

味噌汁の具は厚揚げと椎茸。
ちょっとさびしいかな、と玉子を割り入れる。
弱火、鍋に蓋、ひたすらタイミングをはかる。

出来ました。
黄身が半熟の朝の味噌汁。

家人の人間ドックは三時半過ぎに終了予定。
ぼくのパーソナルトレーニングは、二時半から三時半まで。
表参道駅から銀座線で銀座へ。

「教文館」を巡って、家人の待つ「伊東屋」へ。
二階でレターセットを見ているらしい。

さしたる収穫も無く見上げるビル。

さて、今夜の晩ご飯をどうしよう。

「三州屋」で鳥豆腐と海老フライの手もあるが、お酒のランナップがなぁ...

月島の焼き肉屋「宝屋」でホルモンもいいが、
ちょっとご無沙汰の月島「串バーあうん」にしよう。

月島をぶらぶらして、五時の開店と同時になだれ込む。
オーナーお姉さん、まあ、お久しぶりです!と喜んでくれる。

銘柄豚焼き、鶏わさ、きも焼き、焼きナス、酒は広島の宝剣。

美味い、懐かしい、で撮影をすっかり忘れる。
お姉さんは日本酒の目利き。
広島の宝剣を薦められた。嫌味のない切れ味。

炭のおこり具合で焼く場所をチェンジする。
それを観ながらの一杯がまたうまい。

自家製の糠漬け。

ご馳走様をして、さて、もう一軒。

数年前まで、月島から徒歩の佃に住んでいた。
ぼくらは、出会ってから五十年、こんな夜の記憶を積み重ねてきた。

おもしろい人生であるなぁ。

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