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私的ハロプロを語るうえで必要な10要素②

ステージ上では歴、歳関係なく同じプロ。
プロフェッショナルであるということはどういうことかー
私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。

1.プロフェッショナルとは一体なんだろう

ハロプロのライブを見ていて思う。

「プロだなぁ」

 歌、ダンス、表情、しぐさ、トーク、演技と様々なジャンルをファンにみせるアイドルという職業はエンターテインメントの最高峰にあると勝手に思っている。その中で彼女たちはすべてのレベルが高い。そして驚くべきはそれを続け、更新しているということである。現在地に甘んじないその姿勢は敬意に値する。

 たとえばプロスポーツ選手が「昨日、プライベートでイライラすることがあったんで、今日の試合はモチベーション上がんないです」などといって試合に出ることがあってはならないように、彼女たちもまたひとたびステージに立てば何があっても最高のパフォーマンスをみせるのである。私が考える仕事も同じである。正直、モチベーションの有無やプライベートのうんぬんかんぬんは仕事の成果に関係ない。モチベーションがあろうがなかろうが100%の成果を出すのが仕事だと思う。もしそこにモチベーションがあったら120%になるだけの話。

 個人としてはもちろんのこと、グループとしてもプロだ。ライブにはどうしてもハプニングがつきものだが、そのハプニングが起きたときにグループとしてのプロ力が試される。とっさに歌割をカバーする、立ち位置を変える、MCを調整するなど生で見ているその時にはハプニングだと気づかないほどのクオリティを保つのだ。そしてファンは振り返ってライブ映像を見たときに感嘆する。「ハロプロのプロは”プロフェッショナル”のプロか?!」と言われるのもうなずける。これでさらに虜にされてしまうのだから、まさにピンチはチャンスと言えるかもしれない。

 どんな状況でも最高のアウトプットができるーそれが私の考える「プロ」の第一義である。

2.自分にないものだから惹かれる

 一方で、その道を究めている人というのも「プロ」の定義の一つである。そのジャンルでは他の追随を許さないという人たちがいる。スペシャリストや職人とも言い換えられるだろうか。私の憧れている人は2人いるが、いずれも「プロ」だ。私だけではなく、周りの誰もが認めるプロ。あんな風になりたいなと思いつつも「自分はなれないな」とも思っていた。

 社会人になってから自分を「器用貧乏」だと感じるようになった。比較的何にでも興味を持ち、やるとなれば習得スピードも速いので短期間である程度のレベルまで物事ができるようになる。すると、急に満足してしまうのだ。そして興味は次へと移る。プロとは程遠い・・・。なんで一つのことを究められないのだろう・・・。

マルチ・ポテンシャライト
(詳しい説明は割愛。以下の動画をご覧ください。)

 最近こんな言葉に出会い、すこし安心した。自分のようなジャンルの人も存在するらしい。ルネサンス時代であれば理想とされていたそうだ。生まれる時代を間違えたかとも思ったが、ルネサンス時代にハロプロはなかったので現代に生まれてよかった。

 でも憧れは変わらず、「プロ」だ。いまは自分がなりたいというよりは、プロと一緒に仕事がしたいという思いの方が強い。いつかものすごいプロと一緒に仕事ができるように、私も最強のマルチ・ポテンシャライトになろうと決めた。

p.s. ライブで一番テンションが上がるのはアイドルのどや顔を見れたときです。



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