かっち l アイドル×組織研究家(自称)

とある中山間地域で働いている20代。大学の卒業論文で「チームワーク」について書くほどの…

かっち l アイドル×組織研究家(自称)

とある中山間地域で働いている20代。大学の卒業論文で「チームワーク」について書くほどのチーム&人間好き。 好奇心旺盛がゆえに?社会人6年目にして履歴書の職業欄が埋まる。 20歳ころから女性J-POPアイドルにハマり、沼から抜け出すことなく現在ハロプロ推しに至る。

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私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑩【やっと最終回】

この先どんな仕事が生まれ、なくなっていくのだろう。 そのひとつの基準となるのが「目の前の人を幸せにする」だと思う。 この言葉を知って「アイドルはなくならない」と強く確信した。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1. アイドルの宿命 アイドル達はまさに目の前にいる人たちを魅了し、元気づけ、感動させている。それそのものが仕事であり、宿命である。歌、ダンス、表情、しぐさ、トークといったパフォーマンスに彼らの物語性とライブを核とする刹那的な空間が相まって「アイドルこそ最

    • 私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑨

      環境に感謝できること。 ライブができること、ファンに会えること、今だからこそ気づける”あたりまえ”のありがたさを伝えてくれる。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1. 揺らいではじめて気づくこと 自分のあたりまえになっている習慣、存在、考え方には普段は気づかない。それはいつもそこにある安心感からなのか、日々に忙殺される余裕のなさからなのかはわからない。自分の好きなものが好きなままでいられなくなって、よりありがたさを感じる昨今ではありませんか。ライブやコンサートがあ

      • 私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑧

        グループ同士で刺激しあうこと。 ハロプロイズムをベースにしながら全く異なるカラーを放つ。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1. ハロコンにみる多様性ハロー!プロジェクトの全グループが合同で行うコンサート、通称「ハロコン」は毎年夏、冬に開催されている。最近では春のひなフェス、秋のコンサートもあり、ハロプロを一気見したいというファンには最高の機会である。自グループの楽曲を披露するのはもちろん、他グループの楽曲をカバーしたり、メンバーをシャッフルして歌ったりとさまざま

        • #おうちでBuono!

          ちょうど3年前の横浜アリーナの景色が、歌声が、感動がよみがえる。 You TubeのBuono!チャンネルが3年ぶりに始動し、伝説のラストライブが昨日プレミア公開された。 もちろん私もリアルタイムで画面にかじりついていた。 私がハロプロにハマるきっかけとなったのが【Buono!】 指祭りでの3曲は画面越しの私に強烈なインパクトを残し、そこからYou Tube漁りが止まらなくなり、ついにはラストライブに足を運ぶまでとなった。こんなにも「早く見たい!でも終わってほしくない!」と

        私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑩【やっと最終回】

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑦

          卒業と加入を繰り返し、常に最高を更新すること。 女性アイドルグループのシステムの先駆者である彼女たち。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1. 愛の新陳代謝 ハロプロのマザーシップであるモーニング娘。は現在の女性アイドルグループの基盤を作った。メンバーの卒業と加入を繰り返すことによって、いまや20年以上の歴史を築いている。ほかにはアンジュルムやJuice=Juiceもこのシステムを取り入れている。3年ほど前に「グループ兼任」というファンをざわつかせたシステムも現れ

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑦

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑥

          武器がひとつじゃ足りないこと。 アイドルはエンターテイメントの最高峰。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1. 一芸必殺かオールマイティーか アイドルといえば「ステージで歌ったり踊ったりするかわいい子」というイメージが一般的かと思う。むろん間違いではないが、アイドルはそれだけじゃない。「歌」「ダンス」のほかにライブやイベントでファンを楽しませる「トーク」、演劇やドラマでの「演技」、最近の地上波レベルでは少なくなったがファン向けDVDなどで見られる「バラエティスキル

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑥

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑤

          常に成長が求められること。 彼女たちを見ていると可能性は無限大なんだと思わせてくれる。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1.アイドルがなぜ短期間で急激に成長するのか 一般的に彼女たちが心身ともに伸び盛りの年代であるということは一旦置いといて、私の考察を始める。まず、「常にファンや世間に見られていることで、客観的に自分を評価できるから」というのがひとつ。学生の頃にこれだけ多くの視点から自分を見られることはアイドル(芸能人)ならでは。もちろんなかには受け入れがたい声

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑤

          変わらないことは、ときに罪である。

          まっしぐらに走り続けてひと息ついたとき、ふと我に返りこう思う。 このままでいいのか、と。 新年度が始まり、新しい生活にもっと素直にうきうきしたい今日この頃のだれかを想いながら、数年前の同じ立場の自分を思い出す。 あまのじゃくな性格は母譲りでもあるが、中学のいつかの全校集会で先輩が引用していた言葉がずっと頭から離れないでいる。 「継続は堕落なり」 ん?力じゃないの?先輩、間違っちゃったのかな。それは当時のあるJリーグの監督の言葉らしく、言い間違えでも何でもなかった。つまり

          変わらないことは、ときに罪である。

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素④

          シビアに評価されること。 学校でも職場でも「評価」というものが存在する。 評価はする側にとって都合のいいシステムなのか、それとも・・・ 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1.ハロプロ(アイドル)における評価とはa. ファンからの評価  これはハロプロに限らずどのアイドルでも共通する。「かわいい」「かっこいい」「歌がうまい」「ダンスがすごい」「性格がいい」「思わず惹きつけられる魅力がある」など少なからず”推し”という現象が発生する。ライブパフォーマンスのみならず、握

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素④

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素③

          本人たちがなにより楽しそう、ハロプロが好きであること。 「好きこそものの上手なれ」を体現する彼女たち。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1.楽しいは伝染する「楽しく見せる」のと「楽しんでいる」違いはなんとなく感じ取れると思う。フィクションとノンフィクションの違いと言えばいいのか。文章で伝えるべきこのコンテンツでなんとなくというのは気が引けるが、人間には言語化できない領域があるという。言語化できないというより、人により解釈が多岐にわたってしまうといったほうが近いの

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素③

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素②

          ステージ上では歴、歳関係なく同じプロ。 プロフェッショナルであるということはどういうことかー 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1.プロフェッショナルとは一体なんだろうハロプロのライブを見ていて思う。 「プロだなぁ」  歌、ダンス、表情、しぐさ、トーク、演技と様々なジャンルをファンにみせるアイドルという職業はエンターテインメントの最高峰にあると勝手に思っている。その中で彼女たちはすべてのレベルが高い。そして驚くべきはそれを続け、更新しているということである。現

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素②

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素①

          縦と横のつながり。 先輩・後輩、同期、ライバル、ユニット、カップリング・・・ 人間関係のおおよそがここにある。 私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。 1.時代とともに移りゆく先輩・後輩のかたち  ”いまの若者は厳格な上下関係を重視しない”というのはハロプロを見ていても感じる。いや、むしろ年齢や歴の関係なく、お互いに「尊敬」の気持ちがあることによって関係性は成り立つのだということを表している。正直、歳が上だからと言ってその人の言うことやることが正しいわけではない。歳が下

          私的ハロプロを語るうえで必要な10要素①

          「J-POPアイドルなんて」と思ってた私がしっかりと沼にハマるなんて

          「沼」とは往々にしてハマらないと思ってる人がハマるものである。 抜け出せない、いや、もはや抜け出さない。 口頭で話すと熱量が上がりすぎて何言ってるかよくわからなくなってくるので、冷静に文章でまとめてみることにした。 1. ”全力少女”から”グループアイドルの礎”へどんな音楽聞いてるの?と聞かれれば「まあ、洋楽かな(邦楽とか興味ないし←)」なんて答えていた頃、You Tubeで偶然見たライブ動画にくぎ付けになる。 7~8年前、ももいろクローバーの「走れ!」を汗びしょびしょの髪

          「J-POPアイドルなんて」と思ってた私がしっかりと沼にハマるなんて