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#おうちでBuono!

ちょうど3年前の横浜アリーナの景色が、歌声が、感動がよみがえる。
You TubeのBuono!チャンネルが3年ぶりに始動し、伝説のラストライブが昨日プレミア公開された。
もちろん私もリアルタイムで画面にかじりついていた。

私がハロプロにハマるきっかけとなったのが【Buono!】
指祭りでの3曲は画面越しの私に強烈なインパクトを残し、そこからYou Tube漁りが止まらなくなり、ついにはラストライブに足を運ぶまでとなった。こんなにも「早く見たい!でも終わってほしくない!」と天に祈ったことはない。(本当に行けてよかった・・・)

なにが好きって、もう全部好きだ。振り幅のある楽曲も、迫力のライブパフォーマンスも、贅沢な生バンドも、3人のばっちりとはまったユニゾンも。
「今まで出会ってなかっただけで心の中ではずっとこういうのを求めていたんだ・・・!」と脳みそが全身に指令を出した気がした(笑)
アイドル初心者の自分にとっては、それまで自分の中にあった”アイドル”の固定概念から少し外れていた”ようにみえた”のもいい要素だったのかもしれない。”かっこよくてうまい”という要素がまず前面に来て、その奥にアイドルとしてのかわいさや儚さがしっかりと存在している感じ。私はBuono!によって見事に奥にあるアイドルの魅力へといざなわれていった。

「奇跡が伝説になる」という事実を目の当たりにしたのは初めてだった。元々アニメの主題歌の派生ユニットとして誕生したBuono!はBerryz工房の嗣永桃子、夏焼雅と℃-uteの鈴木愛理がメンバーに選ばれた。基本は自身の所属するグループでの活動となるため、単発で終わってもよかったユニットだった。だから、終わらせなかった事務所と終わらせるにはもったいないと思わせてくれた3人に感謝したい。

全員エースで成り立つグループがあるんだ。メンバー全員がエース級だと普通はバッティングするか、誰かが色褪せて見えるかしそうなのに、むしろこの3人じゃないと成立しないというのはシンプルに奇跡だ。楽曲の良さや歌についてはまた別の機会に語るとして、今回は3人の”個性”について書いてみようと思う。

元々ハロー!プロジェクト・キッズとしてハロプロに入った3人なのでみんな同期だが、年齢順では嗣永(もも)、夏焼(みや)、鈴木(あいり)となる。

リーダーのももはBerryz工房のときは「ももち」、カントリー・ガールズのときは「ももち先輩」としてそれぞれでわかりやすいポジションを示していた。バラエティ番組にもよく出ていたので、その印象が強い人にはぶりっ子キャラでおなじみである。だが、Buono!のときは極めて「嗣永桃子」なのである。この使い分けといったら、ギャップにやられたファンは数知れない。楽曲のかっこよさや激しさによって、どきどきするような鋭い表情と脳裏から離れない低音を見せつける。歳を重ねるごとにいろんな表現を身につけた彼女はまさにアイドルの完成形だ。

副リーダーのみやはBerryz工房でも歌唱メンを務め、見た目の華やかさと安定感のある歌はオーディション合格時から健在である。キャラの濃いももと自由奔放なあいりをバランスよくまとめていたのは間違いなくみやだったと思う。また、Berryz工房のカップリングのなかでも人気の高い【みやもも】はツンデレペアの先駆けかもしれない。だが、不思議なことにBuono!のときはもものきゃぴきゃぴ感が若干抑えられ、あいりのふがふが感が常に漂っているので、みやのツンが弱まっている気がするのだ。ふがふがしているあいりを横目にみやももで結託している光景はBuono!ならではである。

給食係のあいりは末っ子感満載。自分でも「末っ子でいられるのはBuono!のときぐらい」と言うので、℃-uteのときとはまるで違う彼女が見られる。私はそんなお姉さん2人に甘えて楽しそうにしているあいりが好きだ。ダジャレも滑舌の悪さもうまくスルーするみやももとそれさえも楽しんでいるあいりの構図はいつみても微笑ましい。ラストライブなんか目が常ににた~ってしてて、ほんとにこのグループが好きなんだなっていうのが伝わってきた。お姉さん2人を心から尊敬し、「私も負けたくない」と高みを目指す姿に心を打たれる。

昨日の興奮が冷めやらず、またYou Tubeを見返しながらこれを書き綴っている。もちろんBlue-rayもあるのだが、何度見ても涙腺やられるし、これ見ちゃうとほかのライブが見られなくなるので実はあまり見返していなかった。でも今回、3万人以上の人とリアルタイムでライブを見られたのは本当に良かった。

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