タラ汁を作って、口の中に日本海の荒波を
やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。
昨日あたりから寒くなってきて、そろそろあれを出そうかなってことで、キッチンの棚の奥から今シーズン初登場させたのがこちら。
去年の年末に、京王アートマンのセールで買ったマリー・クレールの鍋。箱に貼ってある値札を見てびっくり。なんと1000円。Amazonで見たら5000円くらいだったから、かなりのお買い得だったのではないか。
ていうか、マリー・クレールがフランスでこんな和風っぽいステンレス鍋を売ってるのか疑問なんだけどw、日本向けなのかな?
とにかく1000円だったんで、用途なんて考えずに即買いした。実際、友人招いて鍋をやったのが2度。その後コロナ禍になっちゃって、自分用に使ったのも含めて3〜4回くらいかな。今年はできるだけ使っていきたいね。
ところで以前、富山旅行をした話を記事に書いたんだけど、
このとき魚津まで行って海鮮丼は食べたものの、そこから東の日本海側は行けず仕舞いで、名物のタラ汁を食べれなかったことが心残りだったんだよね。
特に有名なのが新潟の親不知だっけ。押井守の作品に出てくるんだよね、確か。
週末の日曜に魚屋に行ったら、タラのぶつ切りが白子付きで売ってたので、念願のタラ汁を作ってみようと思い、昨日の夕食にしました。
富山・新潟のタラ汁はゴボウとネギで作るはず。これにタラのぶつ切りを加えて鍋で煮ます。
10分くらい煮たら白子を投入。このとき海老とムール貝も入れてしまった。先週失敗したパスタのリベンジしようと思ってタラと一緒に買ったやつが余ってたので。
蓋をして5分煮ます。最後に味噌と酒粕で味付けして、一煮立ちさせます。
サッポロ一番みそで使った酒粕も消化。本場のタラ汁から離れてる気がせんでもないが、気にしないでいこう。
こんな感じの昨日の夕食↓
タラ汁うんま。そりゃそうだよね。タラのぶつ切りに白子にエビにムール貝だもん。不味く料理するほうが難しいわな。新たにキッチンばさみを買って有頭エビをチョキチョキしたら、やりすぎたみたいでエビが不恰好になってるのはご愛嬌。
ちなみにご飯は、卵黄つぶれちゃってるけど、かねふくの食べラー明太子と大葉のTKGです。
TKGとしては反則かな?いやーこれはマナー違反ですけどね、みなさん、マネしないで下さいねー。
なんて、ミクニシェフのマネしながらタラ汁とTKG食べてたら、喉に異変が!タラの骨が喉に刺さった。
こんなときはご飯飲み込めば抜けるよね、ゴクリ…あれ?抜けないな。もう一口ゴクリ…。あれおかしいな。もう一口、ってもうご飯がないんですけど!
と思ったら喉にすごい不快感が発生して、ガー!グエッ!ゴホッ!って悶絶し始めるおじさん。さっきまでの幸せな食卓が、一転して緊迫の場面に早変わりよ。台所に走って水飲んでもダメ、冷蔵庫にあったスライスチーズやロカボナッツを飲み込んでみてもダメ。
いったん落ち着こう。Googleで「魚の骨 喉」で検索したら、「骨が喉に刺さらないようにゆっくり噛んで食べましょう」って、はいはい早食いしてごめんなさい、でも今は反省してる場合じゃないんですけど!ってなって、さらに調べたら、どうしても取れない場合は病院に行って、場合によっては鼻から内視鏡入れて抜くこともあるとか。
こんな情勢下で医療関係者が大変な時期に、いい歳したおっさんが「魚の骨が抜けないんですけどぉ」ってえずきながら涙目で内視鏡やる姿が頭に浮かんだ。できればそれは避けたい。
とりあえずアーンして鏡を見てみたら、喉というより口の奥の方に骨が見えた!これなら取れるかもしれんと思い、お箸で「この辺かな」って検討をつけて摘んだら、見事に取れたよ!
小骨というより中骨クラスのやつが出てきたわ。なるほど、これが口の奥に刺さってたんなら悶絶するわなって思いつつ、骨って感触よりも意外と浅いところに刺さってるもんなのね、って新たな知見を得た気分になったわ。40年以上生きてても未体験のことばっかりだ。
よく、骨のある魚を食べこなしてこそ日本の大人、骨なしはお子ちゃま向け、みたいな観念あるけど、大人でも辛いわ!
でもこれからも魚の骨とは付き合っていかなければ。人生は日本海の荒波のごとし、ってことだね…
って言いながら、今日はスーパーで骨なしサバを手に取ったおいたんでした。
おわり。
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