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欧州で食べた美味しいもの3選

やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。

今日はいつもとはちょっと趣向を変えて、おいたんがヨーロッパで食べたもののなかから、10年以上たった今でも忘れられないくらい最高に美味しかったものを厳選して、みんなに紹介したいと思います。本当は5選とかにしたかったんだけど、長くなっちゃったんで今回は3つだけ。

①スペイン・ビルバオで食べたハムのステーキ

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ビルバオはバスク地方の中心都市。フランスのバイヨンヌからバスク鉄道っていう軽便鉄道?(トラムみたいな小さい電車)で8時間くらいかけて行った。バスク地方はハムの名産地らしく、バイヨンヌではハム工場の見学もしたり。

ちなみにスペインでは夜ごはんの時間が10時くらいなんだよね。ホテルに荷物を置いて8時に外に出ても、レストランは軒並み開店前。この時間はバルでピンチョスをつまみながらお酒を飲む時間なんだ。9時にレストランが開き出して、ポツポツ人が入り始める。ケイチェルおじはお腹すいてたので9時過ぎに速攻で良さげなレストランにフラッと入って、タラのオムレツとハムのステーキを注文した。

日本のハムのイメージで、てっきり平たい厚切りハムが焼かれたものが出てくるのかなあと思ってたら、出てきたのが写真のような骨付きの塊ハム。もう漫画の肉よね。フォークを入れてびっくり、すごく柔らかくてスッと切れるの。オーブンで時間をかけてじっくり焼いてるのか、煮込んだ豚肉?って思うくらいホロっとしてるんですよ。お洒落に添えられたマスタードソースに付けて食べるともう最高すぎて頭おかしくなりそう。こんなに美味しい豚肉は後にも先にも食べたことないよ。豚肉の1番美味しい食べ方が実はハムだったなんて。日本人は肉の食べ方ではヨーロッパ人に及びもつかないんだなあ、って美味しんぼの山岡さんみたいな感想が思わず出る。世界中の美味しいものが食べられると思われてる東京でも、これ食べられるところないよね?こういうハムが買えるところでもいいので、もしあったら教えて下さい。

②フランス・カルカッソンヌで食べた、鴨のコンフィのカスレ

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カルカッソンヌはフランス中西部の町。中世の城塞都市が現代にそのまま残ったような町で、フランスを代表する観光地のひとつだね。フランス国鉄の駅で電車を降りて、城塞に向かって歩み出すと、そこからリアルドラクエの世界が始まるよ。

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城塞の入り口に着くと「ここはカルカッソンヌのお城だ。何か用かね?」って声が聞こえてくるよう。

城壁のなかには小さな町が出来てるんだけど、中世時代そのままの構造のため、車が入れるような道はなく、城塞都市らしく迷路のように入り組んだ小路ばかり。中心部の広場は観光客向けのレストランが軒ならぬテラスを並べていて、そのなかの1軒でこの地方の名物料理、鴨のコンフィ入りカスレ(cassoulet au confit de canard)を頂きました。

カスレとは白インゲン豆とソーセージを煮込んだもので、トゥールーズの料理としてフランスではとってもポピュラー。スーパーの缶詰コーナーの主力商品でもある。こちらで食べたのは鴨のコンフィも一緒に煮込んだもの。まさにフランス南西部の最強料理と言える。とっても美味しくて、ビールやパンと合うんだなあ。

鴨のコンフィ入りカスレは、日本のフランス料理店でも定番メニューだけど、フランスのように鴨肉がゴロゴロ入って量の多いカスレは期待できないよね。日本は鴨肉が高いからしょうがないけど。ケイチェルおじはカスレは自分でときどき作るんだけど、鶏モモを炊飯器でコンフィにして作る。そのうちnoteにアップする予定だから、楽しみにしててね。

③バイヨンヌのショコラ・ムソー

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前述したフランスのバスク地方は、大航海時代に新大陸の産物がスペイン経由でフランスに入ってくるとき、玄関口になった地方らしいんだ。なのでバイヨンヌはチョコレートで有名な町だったりする。町の中心には何軒もの老舗ショコラトリーが並び、観光客の目と舌を楽しませてるってわけ。だいたいのショコラトリーにはカフェが併設されてて、写真のようなショコラ・ムソーが人気の朝食メニューになってる。ケイチェルおじが欧州で食べた最高の朝食のひとつ。

1杯目は普通に飲んで、シロップ入れみたいな容器に入ってる(この容器なんて名前なんだろ)のをお代わりとして入れて、バタートーストを浸して食べるのが正式らしい。ホイップクリームもついてて至れり尽くせりな感じ。ショコラ・ムソー自体は、ココアの粉をスチームしたミルクで溶くのかなあ。まだ作ったことないけど、美味しいココアさえ手に入れば日本でも作れそうだ。

というわけで、また気が向いたら欧州で出会った忘れられない料理を紹介したいと思います。

おわり




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