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洋梨のタルト ~初めてのタルト作り

サリュー!ケイチェルおじだよ。

今日は洋梨のタルトを作ったよ。

キッシュ・ロレーヌは作ったことあるけど、甘い系のタルトは初挑戦。というのも、タルト・タタンとかのスイーツ系タルトって、甘すぎてあんまり好みじゃないイメージだったんだよね。

ところが先日、フォローさせて頂いてるICHIシェフが洋梨のタルトの作り方を紹介されてまして。

余計な甘さがなさそうな、美味しそうなタルトで、これなら作って食べてみたくなったというわけ。

ICHIシェフは現在フランスでご活躍のプロのシェフの方です(「イチシェフ」と読むのかな?おいたんはつい仏語読みで「イシシェフ」って読んでしまうんだけども)。

noteでは、ご自身がシェフになってフランスで修行するまでを書かれた「私の物語はいつだって憧れから」シリーズが面白くていつも楽しみに読んでます。

おいたんもフランス滞在時にミシュラン2つ星レストランのスーシェフをやってた日本人と知り合いになる機会があったけど、やっぱりプロの料理人の方々は凄いよね。全てを料理に捧げてる人ばかりで本当に尊敬します。ICHIシェフは料理もさることながら、まるでフランス文学でも研究されたことがあるかのような、美しく深い文章をお書きになる方でもあります。フランス料理に興味のある方はぜひICHIシェフのnoteをご覧になって下さい。

Twitterの方でICHIシェフが『美味しんぼ』の話題をよくツイートされるので、「美味しんぼネタとなればゴキブリみたいにホイホイかかってしまうおじさん」のおいたんはTwitterで何度か絡ませて頂きました(笑) その節はホントすいません…

ちなみにICHIシェフはnoteで紹介されてる料理をYouTubeの方でも動画でアップされてますので、今回はこちらを見ながら作りました。

詳しい分量などはそちらをご覧下さい。では材料でーす。

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洋梨は近所のスーパーに売ってたラ・フランス。買ってから4日ほど追熟させたやつです。

最初にパート・シュクレ(タルト生地)を作ります。バターに粉糖混ぜてるとこ。

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キッシュ・ロレーヌ作ったときは、全部の材料をフープロでガーしたらものの数秒で生地ができたので、ものぐさなおいたんは今回もそうしようかと思ったんだよね。だけど調べてみたら「パート・シュクレとキッシュのパート・サブレは似て非なるもの」らしく、フープロは使わない方が無難らしい。ここはICHIシェフに忠実に手作業で作っていきます。

卵液は容器ごとお湯で温めて、3回に分けて加えます。

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前にパウンドケーキ作ったときに分離したことあったけど、卵の温度が低いと分離しやすいんだって。プロのパティシエの人だとバーナーの火をボウルに当てて卵混ぜたりするもんね。

無事分離することなく混ざってさたら、薄力粉入れます。

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クッキーとかもそうだけど、粉が多いとこれ本当に混ざんの?って思うよね。だけど不思議とちゃんとまとまってくるんだよねえ。

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手でまとめられるようになったら、マットに移して手の甲で擦るように混ぜます。

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まとめてラップして、形を整えます。

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このまま冷蔵庫で3〜4時間休ませます。

4時間後、中に入れるアーモンドクリームを作ります。卵まぜるとこまでは先ほどの生地と同じ手順。

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これにアーモンドパウダーをふるって入れます。

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これを混ぜてクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)の完成。

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なんかICHIシェフのより黄色が濃い気がする。卵黄の色の違いかな。味見したら美味しかったので問題ないだろう。

冷蔵庫からタルト生地を取り出し、マットに打ち粉をして麺棒で伸ばしていきます。

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ちょっと固くて大変だったけど、なんとかなった。この作業にも慣れてきたな。

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タルト型に敷き込みます。

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ICHIシェフは型に何も塗ってないけど、焼いた後に型から上手く外れるんかな。不安になりつつも進めます。

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型にぴったりくっつけて、フォークでピケしました。

アーモンドクリームを入れます。

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洋梨の皮をピーラーで剥いて、種をとります。いもくりがないので、包丁でくり抜きました。

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作る前に試しに他のやつを1個食べてみたけど、ちょうどいい甘さで美味しかった。変色してるとこがあるってことはやや熟しすぎ?それともラ・フランスだとこんなもんかな。

スライスしてタルトの上に敷き詰めていきます。

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ICHIシェフが「どこを切っても洋梨がたっぷり食べられるように満遍なく」って書かれてて、いい言葉やーって思った(笑)

これを180度で40分焼きました。

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網の上で粗熱を取り、冷めたら型から外します。

って、どうやって外せばいいの!?

ICHIシェフの動画には型から外すところがないので検討がつかんw

もしかして底とれ型かな。YouTubeで他のタルト動画見ても底とれ型ばかりで参考にならんという…

Google先生に聞いたら、上を手で押さえてひっくり返すって書いてあったので、やってみたけど取れないんですけど😭

試しに型に沿ってそーっとナイフを入れてから手にひっくり返したら、見事に取れました!やったー😆

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あんずジャムを温めて、ハケで塗ります。甘くなりすぎないように、照りがでる最低限の量で。

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ジャム塗ると一気にお店みたいなタルトに変身!

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あとは周りに粉糖をファサーっとして、半分に切ったピスタチオを乗せて完成!

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見た目なかなかじゃない?タルトはもう少しキツネ色に焼いたほうが良かったか?うちのオーブンじゃこれ以上焼くと洋梨が焦げそうだったので、この辺りがギリギリかな。

タルトは粗熱が取れた後すぐ食べるのが美味しいらしいので、さっそく一切れ食べてみます。

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おいちー!!!(いちシェフだけに)

洋梨もアーモンドクリームも甘すぎず、しつこくもなく飽きのこない味だわ。思わずホールで食べてしまいそうだけど、とりあえず一切れで我慢しとく。

洋梨をシロップ漬けにして作る方法もあるみたいなんだけど、そうなるとおいたんがニガテな甘すぎるタルトになっちゃうんだろうね。熟し具合もちょうど良かったと思う。なんか、お洒落な味にすら感じる。

ぜひ皆さんも作ってみて下さい。ICHIシェフ、素晴らしいレシピをご紹介してくださって、ありがとうございました。まさに「愛すべき洋梨のタルト」ですね。

おわり。

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