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ナンって何なんですかね?第1話

ナマステ!ケイチェルおじだよ。

先週、パキスタンのログニナンを作ったときに、まったく思ったようにできなくて忸怩たる思いを味わったおいたん。ニラ玉に代わる新たな研究課題をナンにしようと決めたわけだ。

そう言えば基本のナンも過去に一度しか作ったことなかった。もう1年半前、一昨年の夏のことだ。

一応チーズクルチャは1年前に作ってるな。

そもそもナンとは何なのか?自分がナーンにも分かってないことに気づいた。

よくカレー通の人が「インドではナンは全然食べられてない」と言って、スパイスカレーは米で食べるのが正解みたいな風潮あるけど、実際日本のインドカレー屋ではほとんどの人がライスじゃなくてナンを頼んでるんだよなー(ヨーロッパのインドカレー屋でもそうだった記憶)。てことはインドカレーにはライスよりナンの方が合う、と9割くらいの人が思ってるってことだよね。ライスの方が美味しいんならほとんどの人はライスを頼むはずでしょう?この現実から目を逸らしてはいけないよ。スパイスカレー好きならナンと向き合わなくては。

とりあえず今回は基本のナンを作ってみることにしよう。

小麦粉は強力粉と薄力粉を1:1にしてみる。2枚ぶんを想定して65gずつ。ドライイーストは4g。あとは砂糖小さじ2/3、塩ひとつまみ。

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水と牛乳も1:1。合わせて90g。温めの温度で加えます。

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捏ねます。

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インド人がやってるの見るとあんまり捏ねてる様子はないので、テキトーに10分くらい。こんな感じに。

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こたつ発酵1時間。その間にカレー作りました。

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1時間後、発酵した生地を取り出し、

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2分割します。1個113g前後。

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15分休ませ、その間にオーブンとピザストーンを220度に予熱。

15分後、1個の生地を伸ばします。

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ピザストーンに乗せて、220度で10分程度焼きます。

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焼きました。

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ちがーう、作りたいナンはこんなんじゃなーい。

見た目だけかな?と思って、ライタートーチで焦げ目つけてみたりして。

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これは全然意味なかったね。

溶かしバター塗ってみよう。

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これもナンか違う。

ところで今日のカレーはチキンとジャガイモのカレーです。不覚にも玉ねぎが1/4個しかなかったので、長ネギの白いとこも加えて飴色玉ねぎ作りました。焦がしネギならぬ飴色ネギだな。

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スパイスは赤缶。全体的に赤っぽい色を出したかったのでホールトマト缶を使用。鶏肉はヨーグルトでマリネしておきました。

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最後にレンチンしたジャガイモを加えます。インドカレー屋も多分ジャガイモはレンチンしてるよな。

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というわけで、ジャガイモチキンカレーとナンAセットできあがり。飲み物はラッシーじゃなくて牛乳。

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カレーはインドカレー屋みたいに美味しいんだけど、やっぱりナンが違うんだよなあ。

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ナンって気泡が大きくて層みたいなのができてるでしょ?これは気泡が小さいパンなんだよね。むしろほぼピザと言った方がいい。これはこれで美味しいし、新たなクリスピーピザの作り方を見つけたかもしれんという発見はあったけど、カレーと食べたいのはこれじゃあないんだ。

そう言えば、ピザとナンの本質的な違いって何なんだろ?そんなことすら分かってなかった。ネットで調べたら「タンドーリで焼くか石窯で焼くかの違い」みたいな話しか出てこなくて、いやいやそういうことじゃないだろって思った。

火力の前に生地や発酵の違いがあると思うんだ。次はベーキングパウダーも入れて作ってみよう。粉を強力粉100%にしてグルテンが出るようにすると、成形で伸ばすのが難しくなるらしい。その辺の調整も考えなきゃだな。あと、お店のナンはベンチタイムが終わった生地を冷蔵庫に保存してるのかね?だとすると二次発酵なしで焼くという一般論も、本当は違うのかもしれない。等々、研究すべきことは山ほどありそうだよ。

おわり。

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