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マドレーヌ・イスパハンを作ってみた!

サリュー!ケイチェルおじだよ。

以前マカロンに初挑戦したときの写真にチラッと写ってた『ピエール・エルメが教える焼き菓子ブック』。

よく考えたら、今までの人生でレシピ本買ったの、これが2冊目だわ(1冊目は以前に紹介した『世界のスープ図鑑』)。

実はエルメ本と一緒にこの2冊↓もまとめて購入したんだけどね。

まだ作りたい・書きたいネタはいくつか残ってるんだけど、今後のネタ切れに備えて購入しておいたw まあ他のnoterさんたちから刺激を受けてるおかげで案外ネタには困らないもんだけど、いろんな方面から影響受けるのも楽しいからね。

そして今日、1回目のエルメ本・焼き菓子チャレンジをしてみました。

焼き菓子本って、だいたいどれもマドレーヌから始まってるみたいね。そう言えばおいたんが初めて作ったお菓子もマドレーヌで、洋菓子の初歩の初歩だからって聞いたからだった。

エルメ本は1品目がマドレーヌ・ヴァニーユで、2品目がマドレーヌ・セボン、そして3品目がエルメの代表作「イスパハン」のマドレーヌなんだよね。作り方を見てみたら、3品とも材料が少し違うだけで難易度は同じだったので、それならマドレーヌ・イスパハン作るっきゃないでしょ。

材料を見てみたら、エルメレシピの特徴として、上澄みバターと、転化糖(トリモリン)ってのを多用してるみたい。上澄みバターは溶かしバターでもいいみたいだからそうするとして、トリモリンは水飴とか上白糖でも代用できるらしいけど、どうしようかな〜って考えてたわけ。焼き菓子をしっとりさせるためにプロの世界では多用されるみたいだけど、TOMIZで見たら少量では売ってないし、案外高いので一旦保留に。

さらにマドレーヌ・イスパハン特有の材料としてはフリーズドライのフランボワーズローズフレーバーがある。

フリーズドライフランボワーズはTOMIZに3g100円で売ってたので、15g購入。

ローズフレーバーが問題で、TOMIZの店員さんに聞いたら、ローズ香料はエッセンスしかなくて、一般的にエッセンスは焼き菓子には向かないと。「少し多めに使えば大丈夫ですよ」とは言われたものの、1本800円以上したのでこれも一旦保留。

正直、どうせ香り付けだけだろうから省こうかなって思ったw

ところが前回マカロン作りをしたときに、@Petioさんから「イスパハンにぴったりの曲がありますよ」ってことで"Les Roses d'Ispahan"っていう曲を教えて頂いてたわけ。

どうもイランが薔薇の産地だからか、中世のイスファハンが薔薇で有名だったのか分からないけど、「イスパハンと言えば薔薇」ってことみたいだ。そうなるとエルメのイスパハンも薔薇の香りこそが第一義な気がしてきた。とにかく省いちゃまずそう。

noteのつぶやきで質問したりしたんだけど、ローズ香料で調べてたら化粧品用のローズオイルとか薔薇水ばっかり出てきて調べるのも一苦労。

そんななか、「ローズ・シロップ」が600円前後で比較的安く買えることが判明。シロップだから原料は水と砂糖とバラで、アルコールのエッセンスとは違って香りも飛ばないんじゃなかろうか。

しかも糖度64%ということは、トリモリン10gとローズフレーバー5gの代わりにローズシロップ15g使えば砂糖の量も同じくらいだろうから、トリモリン問題も解決するやん!って思ってシロップ購入を決意しました。昨日の午前中に隣町まで行ったのはこのシロップ目的。TOMIZに売ってました。

このMONINのシロップって、もしかしてお菓子作りする人には定番?炭酸で割ったり紅茶に入れたりもできるみたいだから汎用性も高いし、買って損はないよね。

というわけで、材料は以下の通りです。

<マドレーヌ・イスパハン(12~24個分):初戦スカッド>
上白糖:60g
全卵:65g
薄力粉:65g
ベーキングパウダー:2g
牛乳:10g
ローズシロップ:15g
溶かしバター:65g
フリーズドライ・フランボワーズ:15g

<フォーメーション>

今日のクイズ、「エルメのイスパハン風パウンドケーキ」と答えたユイじょりさん、「それに1票」「もし型があればマドレーヌの可能性も」と答えたPetioさん、確かにパウンドケーキとマドレーヌは材料も分量比も一緒だから、写真だけじゃ判別できないわ。よって両者正解にします。バターを溶かしとけばよかった…。

ちなみに分量はエルメ本の「マドレーヌ型12個分」のままで作ったんだけど、おいたんが買った型だと倍の24個できた。

まず上白糖に全卵を合わせて混ぜたところ↓

「泡立てないように」って書いてあったから気を付けたけど、写真で見たら少し泡立ってるな。泡立てると焼いた後にしぼんでしまうらしい。

これにふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、牛乳とローズシロップを入れたとこ↓

それを混ぜて、溶かしバターをいれたとこ↓

さらに混ぜて、フリーズドライ・フランボワーズを入れたとこ。

最終的にはこう↓

このまま10~15分寝かすらしい。そうすると焼き上がりが綺麗になるんだとか。

というわけで、休ませてるあいだ"Les Roses d'Ispahan"を聴きながら一休止。

その後、型に溶かしバターを塗って薄く薄力粉をふっておきます。

TOMIZで売ってたシリコン型。800円くらいだったので、100均で使い捨てを何度も買うよりいいかと思い、思い切って買っちゃった。

休ませた生地を絞り袋に入れます。

8分目まで絞り入れます、ってあるんだけど、こんなもんでいいのかしらって不安になるな。形も整ってないし。12個分入れて、まだ半分残ってました。

エルメ本には「オーブンを210度に予熱して、200度で6分」と書いてあるけど、うちのオーブンは予熱機能ないので210度で7分焼いてみました。

不安をよそに、ちゃんと膨らんで形も整いました。焼きムラもそれほどなく、綺麗に焼けた気がする。

余った残り半分も、第2陣で焼いてみた。今度は200度で9分。

第1陣に比べて表面に気泡が多い。理由はあとで考えよう。

今回も友人とお隣さんにお裾分けする用にラッピングします。

マドレーヌは作った翌日が食べ頃らしいけど、とりあえず3時間後、夕方の明るいうちにベランダに出て4個食べてみました。

ローズシロップ入りの紅茶も一緒に。

焼け具合や味は、個人的には充分な出来だと思う。フランボワーズの酸味と風味が効いてて、まあ美味しい。今までに食べたマドレーヌのなかで一番美味しいかもしれん(子供の頃の美化されたマドレーヌは除いて)。エルメさんすげーよ。ただ、正直バラの香りはよく分からないw

フランスでは「ブードット」っていうの?いわゆる「おへそ」が出来ないとダメっていうらしいけど、ヘソ必要かなあ?個人的にはヘソがあるとアダムスキー型UFOみたいで高級感に欠けるし、スーパーの徳用袋に入ったマドレーヌを連想してしまって、あんまり美味しそうに見えないんだけど…

まあ出来るようになってから言えって話かなw 次はできるようにがんばります。調べたら、生地を冷蔵庫で冷やしたりするとヘソができやすいらしいね。エルメの型だと12個ぶんなのにおいたんのは24個分っていう、型の違いもあるかもだけど。

ところで、明日の記事で詳しく書こうと思うんだけど、ベランダでの引きの写真がこちらです。

今日の午後、マドレーヌ作った後は久々にベランダガーデニングしてたのだ。これで週末にやりたかったことは全部できた。

おわり。

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