トリコロールのアッシ・パルマンチエ 【レイチェルレシピ】

サリュー！ケイチェルおじだよ。

今週もレイチェル・クーの無理難題レシピにチャレンジだ。

今日取り組む料理はフランス家庭料理の定番、アッシ・パルマンチエ。フランスの学校給食では子供たちの人気No.1メニューというこの料理、ミクニシェフもYouTubeで作られてたし、いつもお世話になってるパリのユイじょりさんも以前作られていて、おいたんもいつか作りたいって思ってたんだよね。

そしたらレイチェルのレシピ本にあったというわけだ。

さすが、そう易々とマネなんかさせないわよという強い意志が感じられるレイチェルレシピだけあって、上に乗るマッシュポテトが３色のトリコロールになってるという凝りよう。

こんな面倒そうなトリコロールの料理なんて、本当に作る酔狂な人おるんかなと思ってたんだけど、そう言えばラザニアでトリコロールやってるお方がいたな。

こちらもいつもお世話になってるpapapastaさんことパタさん。そう言えばパタさん、ご自分の料理がみんなの参考にならないのではないかとよく嘆いてらっしゃるから、ここはおいたんがパタさんのnoteに応えるべく、トリコロールにチャレンジしなくては。

ところで、アッシ・パルマンチエって、イギリスのシェパーズパイのフランス版みたいなものだと思ってたら微妙に違うのな。詳しくはユイじょりさんのnoteを見て頂きたいけど、挽肉をテキトーに炒めてマッシュポテト乗せて焼けばいいってもんでもないらしい。本来は挽肉ではなく、ロースト肉や煮込み料理の残りもののお肉を細く割いたものが使われるそうだ。レイチェルレシピもそうなってる。

うーむ。挽肉使っちゃえばだいぶ楽なんだけど、どうしようかなあと悩みつつスーパーに行ったわけ。

結局これ買ってしまった。

庶民の味方、オージービーフのシチュー用スネ肉。これを使ってレイチェルレシピにトライだ。

最初にジャガイモとニンジンを圧力鍋で15分ほど蒸そう。

マッシュを作るときは本当は茹でるべきなんだろうけど、時短のため圧力かけて蒸してみた。

ちなみにレイチェルのトリコロールは、ニンジンじゃなくてカボチャなんだけど、冷蔵庫に余ってるニンジンにしたよ。

その間にフライパンにオリーブ油で肉を炒める。

両面こんがりしたら、白ワインを入れる。

アルコールを飛ばして、蒸したジャガとニンジンを取り出した圧力鍋に、今度は肉を入れよう。今日は圧力鍋が大活躍。

マギーブイヨンを入れて、30分圧力をかける。

その間に、上に乗せるピューレを作ろう。

まずはパセリを茎ごとフープロでガー。

ガーしました。

次に蒸して柔らかくなったニンジンをマッシュ、と思ったら、木べらではマッシュできそうになかったので、ニンジンもガー。

ネットで調べたらマッシュポテトもフープロで作れるらしい。本当かな。ものは試し、せっかくなのでジャガイモもバターと牛乳と塩とナツメグ入れてガーしてみる。

ガーしました。今日はフープロも大活躍だ。

餅みたいにもっちりしたジャガピュレができた。ネット情報ではこれを鍋にかけて水分を飛ばすらしいんどけど、どうせ後でオーブンで焼くからこのままでいいや。

ジャガピュレの4分の1くらいをマッシュニンジンと混ぜます。

そういや、オランダにヒュッツポットっていうジャガイモとニンジンを合わせたようなピュレに煮込み肉を添えた料理があったな。それを思い出すピュレだ。

残りのジャガピュレの半分はガーしたパセリと合わせる。

残り半分はそのままで、３種類のピュレを絞り袋に入れて待機させておく。

次にフライパンにオリーブ油でニンニクと紫玉ねぎを炒める。

レイチェルレシピではエシャロットだけど、ないので紫玉ねぎで。

しんなりして透明になったくらいで、ミニトマトとトマトピューレを入れる。

さらに圧力鍋で30分煮込んだ肉を入れる。

やはりスネ肉は臭みが強いな。なので赤ワイン少々、ブーケガルニのパック、ローリエとタイムを入れて肉がほぐれるまで煮詰める。

肉が割けるくらいになったら、ブーケガルニとローリエを取り出して、耐熱皿に盛り付ける。

やはり２皿分できた。

その上に絞り袋から３色のピュレを絞り出す。

ちょっと斜めっちった。まあそれも良し。

ちなみにピュレも２皿分ほぼぴったり。こっちは明日食べよう。

１皿目を200度のオーブンで30分、表面がこんがりするまで焼いて、できあがり！

フランス料理のはずだけど、緑・白・赤のトリコローレだな。

うーん、美味しい。焼く前はもっちりしたピュレも、焼いてみるとふんわり柔らかになってる！

ちなみにピュレの下はこんな感じ。

やっぱり挽肉じゃなくて、スネ肉を柔らかくしてほぐしたの正解だったわ。イギリスのシェパーズパイって、まあ不味いとは言わないけど、単調な味に少し食べると飽きるよね。これに関してはまったくそんなところがない。ピュレも３つの味があるから最後まで飽きずに食べられるな。さすがのレイチェルレシピと言わざるをえないね。

ちなみにスープは昨日のレディースセット(笑)の残り。カブのペペロンチーノのようなものは、こちらもいつもお世話になってるチョコチップクッキーさんの大料理集のなかの一品をマネして昨日作りおきしてたものです。

というわけで、レイチェルレシピだけど、noteご近所さんからのインスピレーションも交えつつの夕食でした。

おわり。