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自作ピタパンでパリのケバブ屋ごっこ

やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。

今まで言ってなかったと思うけど、おいたんケバブ大大大好きなんだよね。

初めてケバブ食べたのは十数年前、2回目のヨーロッパ旅行をしたときのウィーンで、現地の友人にうまいケバブスタンドがあるからって連れてってもらったとき。ウィーン市内のケバブランキングでトップを取ったこともあるスタンドらしく、めちゃくちゃにうまかった。

その後パリに住んだときはケバブを「食べまくった」と言っても過言ではないくらい、ケバブには相当お世話になった。

ただ、ケバブはトルコ発祥の食べ物だからか、ヨーロッパでも東の方がうまいと思うね。ウィーンのケバブスタンドはパリから再訪したときに食べた2回目も美味しかったし、ベルリンで食べたケバブもうまかった。

パリにはコンビニやマクドナルドの数倍もケバブ屋があって、日本で言えば牛丼みたいな位置づけだね。サンミッシェルにあるケバブ屋が1番美味しかったんだけど、まだあるのかなあ。ストリートビュー見たらおそらくアルプ通りのここなんだけど、看板変わってるなあ。店が変わったのかも。

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日本でもここ数年ケバブ屋さんが増えてきて嬉しい限りではある。実はおいたんの近所にも半年前にケバブスタンドが開店したんだけど、いかんせん時期が悪かった。開店した途端にコロナ禍だもんね。しかも店員さんがマスクしてないからか、お客さんほとんど見ない…

イートインのテーブルや椅子がないスタンド形式だから、どこかのベンチとか食べる場所を探さなきゃいけないし、さらにファストフードの場合アルコールティッシュ持参して手を拭き拭きしなきゃって考えると、面倒くさくてあまり買う気にならないというね。

でもこれだけケバブを愛してる以上、いつか作りたいと思ってたんだ。これまでピザに始まって丸パン造り、最近ではサブウェイのハニーオーツ自作まで経験して、パン作りにもだいぶ慣れてきたから、そろそろピタパン作ってケバブにチャレンジしてみようかと。

2週間前からいろいろ調べてたら、先日タイミングよくYouTubeでチャンネル登録してるMarinさんがピタパン作りの動画をアップされてた。

このMarinさんのレシピのちょうど半量で作ることにします。

ケバブの具材のレシピも見つかって、こちら↓を参考にすることに。

さらに、先週の土井先生アプリが「アジの干物のサンドイッチ」だったので、アジのケバブも作ってみよう。

さて、材料はこちら。

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本日のクイズ、難しかったかな…

まずはピタパンを作ります。

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一次発酵後↓

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二等分してるとこ↓

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ベンチタイム後↓

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麺棒で伸ばします↓

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ギリギリ天板に2枚乗った↓

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このまま230度のオーブンで7分焼きます。「頼むからぷくーって膨らんでくれー!」って祈りながら。

すると↓

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やったー!綺麗に膨らんだー!

さて、中に詰める具材作りです。まずはアジの干物を焼いて、身を取り出してほぐします。

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↑1匹じゃ全然足りなそうだったので、2匹焼いた。骨を取って身だけ取り出すのめっちゃ苦労する。アジじゃなくてサバにしとけば良かったわ。トルコにサバサンドってあるもんね。

続いてチキン。胸肉のスライスを、玉ねぎすりおろし、ニンニクすりおろし(今回はチューブ)、塩胡椒、レモン汁、ニンニクスライスと一緒にマリネし、30分放置。これはパン焼きながらやるといいでしょう。

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マリネしたチキンをフライパンで焼きます。油をひかずに中火で焦がすように焼きます。

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あとは野菜類とソースを準備して、ケバブサンドを仕上げるだけ。

そう言えば、パリのケバブ屋ではどうやって注文するんだったかな… すっかり記憶があやふやになってる。確か「アン・ケバブ」じゃなくて、「アン・サンドイッチ・シルブプレ」だったような気がする。ケバブ屋では「サンドイッチ」って言うと、ピタパンのケバブサンドのことで、他にもトルティーヤで巻いたラップとかプレートのメニューがあったはず。日本でよく見る「ケバブライス」はなかったと思うなあ。

何も言わないとデフォルトでポテトが付いてくるから、おいたんはいつもポテトなしで注文してた。だから「アン・サンドイッチ・サン・フリット・シルブプレ」だな。ポテト抜きだとマイナス1.5ユーロほど安くなるよ。おいたんが住んでたパリ郊外のケバブ屋では、ポテト付きだと5ユーロ、なしだと3.5ユーロだった。

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無事にサンドイッチ・ケバブを注文すると、店員さんが「サラド・トマト・オニオン?」って言うはず。サラドはレタスのことね。「ウイ」。パリ風に「ウェ」って発音してもいいよ。

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日本のケバブ屋はレタスじゃなくてキャベツの千切りだと思うけど、レタスの方が美味しいよ。ていうかヨーロッパでキャベツの千切りって見たことないな。

それはともかく、次は「ソース?」って聞かれるはず。おいたんはいつも「アリサ・ブランシュ」だった。アリサはチュニジアの唐辛子ペーストで、ブランシュってのは白いマヨネーズみたいなソース。

このブランシュソース、いつも食べてたわりには一体何のソースなのか、正体を知らなかったんだよね。調べてみたら、トルコのヨーグルトソースらしい。

作り方は簡単で、ヨーグルトにニンニクすりおろしと塩と、お好みで胡椒やレモン汁を入れるだけらしい。レモン汁入れるとマヨっぽい味なるよ。

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これにチキンを乗せて、さらに野菜とソースを乗せて、最後にまたチキンとソースを乗せて出来上がり。

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アジを乗せたのはこちら↓

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これでチキン2つ、アジ2つのケバブが完成!

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チキンの方↓ なかなか美味い。

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でも正直な感想を言うとね。

買ったほうが早いな

ピタパンは具材詰める前にオーブンで温め直したんだけど、4つ詰めるのに時間かかってパンもチキンも冷めてしまった。あと、チキンもアジもそれなりにウマいけど、やっぱりケバブ屋の大きな串刺し肉を電気ヒゲ剃りみたいなので剃った肉には敵わん。フランスのケバブ屋の肉はチキンとマトンのミックスって聞いたことあるけど、日本のケバブ屋はどうなんだろう。

今日は午前中に隣町のセント・チェリーズ・ヒルの街に製菓材料の買い出しに行って、午後からケバブ作って、まだ明るい夕方のうちにベランダで優雅にケバブの夕食にするかって思ってたんだけど、いろいろ遅れてピタパン作りに取り掛かったのが3時。ケバブ作り終わったの6時だったわ。かなり時間がかかった。ケバブ屋で買ったほうが今日のQOLは高かったと思われる。

まあケバブ作りが遅れちゃったのも、隣町まで歩いてついついドラクエウォークやりすぎちゃったからなんだけどね。

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明日はスイーツ作るよ。

おわり。

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