面白い本に出会いました!

こんばんは、本日2つ目の投稿です。できるときにたくさん文章を挙げることで、頑張っているアピールをしています。学級通信と同じです。あれ、ものすごく文章表現に気を遣うんですよね。でも、たまに整理整頓ができない子どもの机の奥からクシャクシャになった状態で見つかることがあり、がっかりしています笑

さて今回は、前野ウルド浩太郎さん著『バッタを倒しにアフリカへ』という本を読んで感じたこと・考えたことを綴りたいと思います。

本の内容を簡単に説明すると、「アフリカでのバッタ研究を分かりやすくかつ面白く記した話」です。舞台はアフリカ西部のモーリタニア、穀物を食い荒らす害虫のアフリカトビバッタの生態を研究し、アフリカの飢餓を救うことを目指す作者、本当に熱心ですごい研究者なんですが、文章表現が素晴らしい!私は昆虫にそれほど興味を持っていませんが、堅苦しいと思われがちな研究を、非常に分かりやすく、面白く記しています。著者の人間性が伝わってくる文章です。

著者は、昆虫学者ファーブルに憧れて、その道に飛び込みました。小さいころに『ファーブル昆虫記』の一部が、国語の教科書か何かに載っていた記憶があります。その道を極めるため、時には命の危険を冒し、時には無収入で苦しみながらも、笑顔を絶やさず希望を捨てず、奮闘する姿は非常に男性的というか「漢!」という感じがして、長らく忘れていた少年心がくすぐられます。

私は、子どもの頃より教師になりたくて、大学では「教育学」を先行して、主に専門の「社会科教育学」を先行してきました。学生時代は、学問であったり論文であったりアカデミックなものにカッコよさを感じていました。しかし、現場に出るとなかなか理論的にばかり物事を考えることができず、「経験すればわかるよ」や「自分の感覚でやってごらん」などのように、アカデミックとは程遠い環境にいら立ちを感じながらも、そちらのほうがどこか教師的で楽なのかなぁと感じています。

久しぶりに、「研究」というものに触れてみて、最近の自分のいい加減さを反省しています。もちろん、感覚や経験といったセンス的なもので課題を解決していくスキルも大切ですが、確実に前進している実感や改善点が見つかることが、偶然の可能性に賭けなければならないのかなと思います。

やはり、もっと論理的に、実証的に「ここがだめだから、(先行例にのっとって)ここをこう変ええてみる」として方が、成功したときの達成感もあるし、確実に一歩前進できるのかなぁと思います。

何事も、大事なことはめんどくさく大変なことなんだなぁ(ジブリの宮崎駿さんが似たようなことをおっしゃっていました)と痛感しています。

そしてもう一点、好きなことをとことんやることができるってすごく幸せなんだなぁと思います。

私は、この教職の道が好きなのかどうなのか正直分からなくなってきました。もちろん、毎日すごく楽しいし、やりがいも感じることが多いです。しかし、私がずっと抱いていた「この仕事をしたい」は「(一度でも、少しでもいいから)この仕事をしてみたい」だったのかなと思ったりもします。つまり、ずっと続けたいのではなくて、なんとなく楽しそうだから一度経験してはみたい、ということだったのかも。だから、大学の講義や教員採用試験の際に、「なぜ教員になりたいのですか?」と問われたときに、うまく説明することができなかったのかなぁとも思います。

ひとまず、今年は初任者として現在の勤務校にいて、3年間は(おそらく1→2→3年と持ち上がる)頑張ってみようと思います。その先の人生について、少しずつ悩んで、少しずつクリアにしていけたらいいなぁと思います。

明日も子どもたちに負けないように頑張るぞ!!

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