「休日のすごしかた」って正解があるの?

こんばんは、今週末も終わります。ちびまる子ちゃんとサザエさんを見ながら、また明日から仕事か…と思うことが毎週恒例になってきています。今日は、「休日のすごしかた」について考えていきたいと思います。

私は教師をしていて、基本的に土日が休みとなっています(土日もどちらかは部活があります(昔に比べたらかなり負担は軽くなったと先輩方からは言われます…)。

お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどまとまった休みが取れるときは、大好きな旅行に出かけたり、県外にいる友人とあったりしますが、毎週末の休みって何したらいいの?って人は結構多いと思います。

私の友人にも、「大人の趣味って何かいいのあるかなぁ」や「この土日だらだらしてて何もしなかった」という人も多くいます。せっかくの休みを有意義に使いたいと感じている人は多いのかもしれません。

もちろん割り切って、「ゆっくりテレビを見る!」や「昼まで寝る!」という人も多いと思いますが、若くて時間や体力がある人ほど、「何かをして有意義に時間を過ごさなければならない!」と強く思うのかもしれません。この考えに至るのは、所謂、「意識高い系」の人々がビジネス本やYouTubeで、「自分を高める方法」について発信することが多くなり、それを目にする機会が多くなっていることも影響しているのかもしれません。

さて、私は休日何をしているか。ふりかえってみると、本を読んでいることが多いことに気づきました。本は、教員の仕事に関すること、教材研究を兼ねて社会科の専門書や新書についてのもの、たまに小説です。土日は基本的に、一日一冊は本を読んでいるので、あまり本を読まない方からすれば、「本を一冊読むって結構充実しているじゃん」と思うかもしれませんが、私も多くの人同様、「この休日も何もしなかったなぁ」と感じています。

しかし、今日気づいたんですよね。私のような人々は、「何をしたか」に充実感を感じるのではなくて、「何かした気になれるようなもの」に充実感を感じているのかもしれません。もっと具体的に言うと、私は本を1冊読むことが日常に近くなっている(特別ではなくて普通のこと)ため、本を読んでも「何かした気になれない」ということです。これが仮に、普段しないような、飲み会に行った休日(お酒は好きですが、自分1人で飲むことはありません)や、大きな買い物をした休日(ある時期からミニマリストに憧れているので買い物もあまりしません)、遠くにお出かけした休日(普段家に帰りつくのが20時過ぎくらいなので出かけることもありません)は、「何かをした気になれる充実した休日」になるということです。

話は少しそれますが、私は旅行が好きなのですが、人々が旅行に行きたくなるのは、「人は定期的に非日常を感じたいから」だといいます。現在いる現実の環境への不満や飽きからリフレッシュするために、環境を変えることを求めるそうです。そういうこともあり、旅行後は(慣れない環境に行った後は)、どっと疲れが来るのかもしれません。人々が休日に求める「特別感」は、人々が旅行に求める「非日常感」と近いのかもしれません。

ここまでの考えを整理すると、

①人々は、「何をしたか」ではなく、「何かをした気になれるもの」に充実感を感じる。

②その「充実感」は、いつもと違う「特別感」や「非日常感」から得ることができる。

ということが言えるのではないでしょうか。

では、この①と②を使って、私が休日にしている読書を、より特別で充実感のあるものにしていくにはどうしたらいいのでしょうか。具体的に、2つ考えてみました。

1つ目は、本や図書館など「その場で見つけて読む」という体験です。これは、本を「読む」という行為に加えて、本を選ぶ・選びに行く、今その本を読みたいという感情を生きたまま読書に突入できる、購入の場合は「買う」という行為も追加されると考えられます。本を読むだけでなく、様々な行為・選択を組み合わせることで、本を読む行為をストーリー立てて、様々な目的や感情をセットにして楽しむことができるのではないかと感じました。

これまで、本は一気に買って、たまってきたので半ば作業のように「消費する」というイメージで読書をしていましたが、「今日は何か読みたいものを選んで読んでみよう」という感じの休日を過ごしてみるのもいいかもなぁと思いました。

2つ目は、本を読んだ後の行動を考えるというものです。例えば、今週末の場合だと、読んだ本と関連のある映画を見て、内容を深めたり、知識を増やしたりすることができました。ビジネス本の場合であれば、読んだ内容を誘く試してみるということが考えられるかもしれません。例えば、前田裕二さんの『メモの魔力』を読んで、メモをしてみるというように、行動につなげることで、「やってみた!」と充実感を得ることができるかもしれません。


これら2つのことに共通するのは、「普段の何気ない行為」の前後に「ストーリ―をつくる」というものです。本を読むまですること、本を読んだ後にすることをすべてつなげて考えることで、「一冊の本からこんなにたくさんの体験をすることができた!」となるのではないでしょうか。そのような達成感が、普段とは違う「特別感」・「非日常感」につながるのかもしれません。これは仕事や学校があるときはなかなかできませんよね。時間がある休日にこそ、 何気ない行為を特別な体験に変えることができると思いました。


これからの休日が充実したものになり、エネルギー満タンの状態で仕事が開始できるといいなぁと思っています。皆さんはどのような休日を過ごされているか、ツイッターのコメント欄などに書いていただけると、私の興味も広がります。是非!

また明日から頑張ります~皆さんもお元気で!おやすみなさい…。

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