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TとBはねづっち感が出てなんか使いにくい件

ビジネス文書はワンベスト、A4×1枚にまとめるのが鉄則だ。情報が絞られ、ワングランス(一目)で全体を眺められることが利点だ。

件名に続いて、太字+下線で結論を書く。続いて、その結論に至った理由を書いていく。この際、キーワードを太字にしておき、それだけ拾っていけば意味が通るようにしておくと、読み手にやさしい。これまでに何千も書いてきたビジネス文書のポイントについては身体にしみついている。


しかし、noteで駄文を書くときの、「T(タイトル)」「B(強調)」の使い方が、いまいちよくわからない。

多くの場合、鍵カッコがあればこと足りるし、①②③のような項立ても、わざわざ太字にしなくてもなぁ、という感じだ。

ビジネス文書と同じで結論部分、つまりオチ部分を太字にすればよいかというと、それも違う。途端に、謎かけでおなじみの「ねづっち」感がでてしまうからだ。笑点だと好楽師匠のドヤ顔といってもよい。「ととのいましたっ!」みたいな感じになって恥ずかしい。

試しにやってみよう。


人気クリエイターのnoteとかけまして、

スクープされた有名人とときます。

そのこころは、

どちらもスキ(隙)が多いでしょう。



ほら。「ねづっちです。どやっ」が聞こえる。



では、オチではなく、伏線(フリ)部分に太字を散りばめるとよいかというと、「これヒントね」みたいな感じになってしまって、こちらも興ざめだ。ネタバレしながら進行していく、名探偵コナンみたいになる。

やってみよう。


人気クリエイターのnoteとかけまして、

スクープされた有名人とときます。

そのこころは。

どちらもスキ(隙)が多いでしょう。


何かビジネス文書みたいで趣がない。多分、太字を拾っていくから余韻が足りないんだな。読みやすさが仇になっている。


なんらかのメッセージを織り込んだエッセイを書く時にはもっと悩む。メッセージ部分を太字にすると、途端に独りよがり感がでてしまうからだ。軽く共感してもらえればいいだけの話が、熱量高く説得している感じになってしまうのだ。

太字にした後、それほどまで強く言いたいことじゃないのよ、と元に戻すことも少なくない。


これを、


太字にした後、それほどまで強く言いたいことじゃないのよ、と元に戻すことも少なくない。


とすると、なんか言いたいことがありそうだ、となる。


どう使えばよいのか、識者からの意見を請いたい。


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