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クラロワリーグ | #CRL21 | 7月のファイナリスト8人

7月は、現”四天王”が勢ぞろい🔥

『クラロワリーグ 2021』(Clash Royale League)の7月マンスリー決勝戦7月17日、18日に開催されます。

世界中に数多いるクラロワプレイヤーたちの中から決勝まで勝ち上がることができたのは、わずか8人のファイナリスト。今月は通算獲得ポイントの上位4人、つまり現”四天王”が全員顔を揃えることになりました!

今回のnoteでは、今大会の見どころと8選手の紹介をしていきます。

(前回のnoteから時間が空いてしまい、待っていてくれた方には申し訳ない気持ちです。私事ながらリアルの方が少々沼っていてnoteにまで手が付けられていませんでした。今後もペースは不定期になるかもしれませんが、お付き合いいただけるとうれしいです)



CRL2021とは? マンスリー決勝戦とは?

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クラロワリーグ2021』とは『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグのこと。2021年の1年をかけて世界チャンピオンを決める大会です。

まず、8カ月連続8回オンライン世界大会を実施し、毎月の世界一を決めます。そして、累計獲得ポイントの上位プレイヤーたちが冬の『世界一決定戦』にコマを進め、真の世界王者が誰なのか決着をつけるという流れです。

今週末に行われるのは、月別大会の予選を勝ち上がったベスト8選手のみが出場できるトーナメント、『マンスリー決勝戦』の7月大会です。

▼より詳しくは、こちらのnoteへ。


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Point 1. 現”四天王”が勢揃いするのは今回が初

『クラロワリーグ2021』7月マンスリー決勝の1つめの見どころは、通算獲得ポイントランキングの上位4人(1位 Light、2位 Lucas、3位 Samuel、4位 Viiper)が全員勝ち上がったことです。つまり今月は6回目にして初めて、現”四天王”が勢ぞろいする決勝戦になります。これは熱い!

(※ちなみに、ランキングで日本選手を探すと、9位 KK、12位 Pandora、15位 Mugi、23位 YUYAらの名前が上位にあります)

2021年仕様のCRLで最も結果を残している”四天王”のうち、現時点でもっとも強い(弱い)のはいったい誰なのか? 勝負の行方を見届けましょう。


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Point 2. 日本勢が不在なのも今回が初

1つめが朗報だとすれば、2つめは悲報です。7月大会は、全8回中6回目にして初めて日本選手が不在のマンスリー決勝戦となります。

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今月もトロフィーレース(ベスト1000)の時点では日本選手の数が突出していましたし、ベスト32のラウンドにも4人の選手が進んでいたのですが、惜しい結果となりました。(今月の日本語CHの視聴者数も少し心配...)

ただ、”無くしてわかる ありがたさ”というやつで、いま思うのは「2月大会からここまで日本の選手たちには毎月楽しませてもらったなあ」ということです。改めまして、日本選手たちのこれまでの挑戦と活躍に感謝を。

来月はまた違った風が吹くはずです!


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Point 3. 新カード「ゴブドリ」は今月まで使用禁止

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新カードの『ゴブリンドリル』(先行入手:6/12、正式リリース:7/5)については規定により今月も使用禁止と発表されました。

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ゴブドリは現環境最強デッキの一角であり、使うにしろ対策するにしろ決して無視できない存在です。そんなカードが使えない訳ですから、出場選手たちには練習環境の確保にはじまり、様々な工夫や適応が求められます。

試合以外の調整も含めたトータルでの勝負を制するのは、一体どの選手(とその支援者やスタッフ陣)になるのでしょうか?


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7月のファイナリスト 8選手

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『クラロワリーグ2021』7月マンスリー決勝に進出を決めたファイナリスト8選手はこの通りです。並びは累計獲得ポイントランキングの通りで、シードもこの順番で決定されます。

1 Mohamed Light
2 LucasXGamer
3 Samuel Bassotto
4 Viiper
5 ReicherT
6 Sado
7 Agony King
8 Mini Mau

それでは、各選手のプロフィールと予選での戦いを1人ずつざっくりチェックしていきましょう。


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1. Mohamed Light

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Mohamed Lightは、現在CRL大会ランキング1位(735 points)の大本命。『マンスリー決勝』には、2月・5月につづいて3度目の出場となります。2月は優勝、5月は準優勝と、「出れば決勝戦確定」状態なのは驚異的です。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』は、グループGを5勝1敗で勝ち抜けました。

彼のデッキ選びの特徴の1つは、相手をミスリードする”毒”を混ぜることです。迫撃ロイホグを4度も多用しながら、1度だけ迫撃ディガーを使ったり、ペッカやメガナといった大型ユニットを3種類のデッキ(ラム・スケラ・バルーン)で使い分けたのがその例です。数枚見ただけで相手のデッキを把握できてしまう腕自慢ほど、彼の術中にはまってしまいがちなのです。

▽プロフィール

Mohamed Light
・Best Trophies: 8433
・Best Season: 1st (2020/02)
・Team(CRL): KIX 2020
・Team: -
・Titles: CWACup2 2020 1st, No Tilt Worlds 2021 1st(Egypt)
・SNS: TwitterYouTube

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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2. LucasXGamer

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LucasXGamerは、現在CRL大会ランキング2位(620 points)の優勝候補。『マンスリー決勝』には、2カ月連続の出場であり、前月(6月)のチャンピオンとして連続優勝への期待もかかります。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』は、グループDを5勝1敗で突破。十八番のホグはあまり使わず(2/6)、ロイジャイを多用しました(4/6)。そして、特筆すべきは今のデュエル環境でほとんど誰も使っていないクロスボウを2度使った点です。対戦相手のデッキ読みを惑わせる効果は抜群ですね。

▽プロフィール

LucasXGamer
・Best Trophies: 8384
・Best Season: 1st (2018/08)
・Team(CRL): paiN 2020
・Team: STMN > ChasMacGaming
・Titles: CRL World Finals 2020 4th.
・SNS: TwitterTwitch

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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3. Samuel Bassotto

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Samuel Bassottoは、現在CRL大会ランキング3位(605 points)の猛者。”グロラン1位4度”の実績がまぶしいマルチの怪物です。『マンスリー決勝』には、3月・4月・5月につづいて7月は何と4度目の出場になります。ここまでの最高成績は3位(5月)なので、今度こそとの思いはきっと強いはず。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』は、グループBを5勝1敗で突破。使用率が高かったのは、スケラ(4/6)、ロイジャイ(3/6)、迫撃(3/6)でした。またデッキ作りでは、サブユニットや呪文を1・2枚だけ入れ替えるマイナーチェンジを駆使していた印象があります。

▽プロフィール

Samuel Bassotto
・Best Trophies: 8721
・Best Season: 1st (2017/09, 2018/02, 2019/09, 2020/03)
・Team(CRL): FNC 2019 > SSG 2020
・Team: STMN > ChasMacGaming
・Titles: MGL Worlds 2018 1st(Brazil), CRL West 2020 Spring 1st, AMGCup 2020 1st, BrenChongCup2 2021 1st
・SNS: TwitterTwitch

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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4. Viiper

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Viiperは、現在CRL大会ランキング4位(605 points)の新星。Top10の10人中8人を昨年までのプロ経験者が占める中にあって、グロラン1位の実績持ちとは言えプロ未経験の彼がここまで好成績を上げている点はもっと評価されるべきだと思います。

『マンスリー決勝』には、5月・6月につづいて3カ月連続3度目の出場です。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』では、グループAを5勝1敗の1位で通過。先月・先々月のマンスリー決勝では、彼に対して”デッキ選択の幅が他の選手より狭い”との声も上がりました。しかし今回、従来の得意デッキに加え枯渇やラヴァを織り交ぜるなど、デッキ幅を広げる努力に余念がないようです。

▽プロフィール

Viiper
・Best Trophies: 8703
・Best Season: 1st (2021/02)
・Team(CRL): -
・Team: LA Gaming > Baguettes Esports
・Titles: WRL S6 2020 2nd(France), No Tilt Worlds 2021 2nd(France)
・SNS: TwitterYouTube

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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5. ReicherT

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ドイツの新鋭ReicherTは、今月が『マンスリー決勝』への初出場です。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』では、グループFを5勝1敗で突破しましたが、その中にはあのLaPoKaTiへの2連続ストレート勝ちも含まれています。ゲーム数が少なかったこともありますが、デッキ使用傾向にこれといった偏りは見られません。各デッキをソツなく満遍なく使い回していました。

▽プロフィール

ReicherT (Shadow Light)
・Best Trophies: 8268
・Best Season: 34th (2021/06)
・Team(CRL): -
・Team: LA Gaming > BIG Mobile
・Titles: No Tilt Worlds 2021 4th(Germany), A1eSports Pro Series 2021 1st
・SNS: Twitter

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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6. Sado

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CRL Asia・CRL Eastでの活躍でおなじみ、韓国のベテランSadoも今月が『マンスリー決勝』への初出場です。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』では、”4人全員元プロ選手”という”死の組”グループHから5勝1敗で生還しました。使用デッキで目立つのは、ロイホグを迫撃型と親衛隊型で合わせて5/6とヘビロテしたことです。特定の主軸カードでガンガン攻める一方で、エリゴレを使ったり、ゴレクロを使ったりと変化球を混ぜるところが、いかにも”彼らしい”と感じます。

6月・7月と旧West地域が強くて、ファイナリスト8人のうちアジア勢が先月は1人だけ(日本のKK)、今月も彼1人だけになってしまいました。かかる期待は大きいですが、是非がんばってもらいましょう!

▽プロフィール

Sado
・Best Trophies: 8113
・Best Season: 40th (2018/10)
・Team(CRL): SANDBOX 2018-2019 > Timing 2020
・Team: OKA Gaming
・Titles: No Tilt Worlds 2020 2nd(South Korea), CRSC S1 2021 Weel1-3, 
・SNS: TwitterYouTube

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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7. Agony King

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『マンスリー決勝』ファイナリストの7人目、ベネズエラのAgony Kingも今月が初出場。クラロワ界でベネズエラと言えば、CRL元プロ選手xPedro15が第一人者ですが、彼を差し置き国で一番乗りです。情報の多い選手ではないものの、”グロラン2位”という実績1つでもう実力者と断じて良いでしょう。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』では、3選手が4勝2敗で並ぶ大混戦のグループCを競り勝ちました。前半戦を1勝2敗、しかもカード重複で反則負けを喫する嫌な流れから、後半戦を3連続ストレート勝利で巻き替えした展開には、”開き直り力”とでも言うべき精神的なタフさを感じます。

デッキ面では、ゴブジャイ・スパではなく、敢えてジャイ・スパを使っている点が気になりました。何か人知れぬこだわりがあるのでしょうか?

▽プロフィール

Agony King
・Best Trophies: 8505
・Best Season: 2nd (2020/09)
・Team(CRL): -
・Team: Elite Army, The High Society
・Titles: -
・SNS: Twitter

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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8. Mini Mau

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『マンスリー決勝』ファイナリストの最後の1人は、南米ボリビアのMini Mau。彼も今月が初出場です。先ほど紹介したAgony Kingと同様に、Mini Mauも自国で最初のファイナリストとなります。

7月11日の『マンスリー予選DAY2』では、グループEを4勝2敗で競り勝ちました。日本のトップアマぐりこ、中国の元プロHigherを下しての決勝進出であり、無名ながらもその実力を侮ることはできません。

使用デッキは、スケラ(3/6)、ラム(3/6)、WB(3/6)、ラヴァ(3/6)と散らばっていますが、他の選手と比べるとラヴァ率がやや高めでしょうか。

▽プロフィール

Mini Mau
・Best Trophies: 7729
・Best Season: 163rd (2019/03)
・Team(CRL): -
・Team: Team Samurai, Olimpo Squad > ZERØZONE Club
・Titles: CWACup2 2020 4th
・SNS: Twitter

▽マンスリー予選DAY1

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▽マンスリー予選DAY2(前半・後半)

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初戦の対戦カード

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『クラロワリーグ2021』7月マンスリー決勝 1回戦のマッチアップは、7/14に公式から発表。いつも通りシード順に基づき機械的に決定されました。

Match1:  1. Light vs 8. Mini Mau
Match2:  4. Viiper vs 5. ReicherT
Match3:  2. Lucas vs 7. AgonyKing
Match4:  3. Samuel Bassotto vs 6. Sado

1回戦の4試合は、「現”四天王” VS 挑戦者」といったおもむき。”四天王”同士の直接対決を早く見たい気持ちもありますが、序列通りの結果が出るとは限らないのがクラロワの世界です。皆さんはどう予想しますか?

今月唯一のアジア勢であり、韓国の元プロ選手であるSadoは、第4試合に登場します。CRL Asia時代から彼のプレイを見知っているファンも多いはず。活躍に期待しましょう!


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日時と視聴方法

『クラロワリーグ2021』7月マンスリー決勝は今週末の2日間に行われます。Supercellの公式番組として、両日とも多言語でライブ配信予定です。

今月の日本語実況・解説には誰が来てくれるんでしょうね?■

クラロワリーグ2021・7月マンスリー決勝戦
日程:7月17日(土)、18日(日)
時間:23:00~ JST
配信:YouTubeのリーグ公式チャンネル
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https://www.youtube.com/channel/UCtECyE5fuzAqMi1zNLnttIg
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クラロワリーグ2021(Clash Royale League, CRL)
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