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クラロワ | 2016年5月3日は、6枚の新カードが一気に追加された日。あのとき彼は”穴掘り師”でした

おつかれさまです、kabutomです。

「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画「 #クラロワ今日は何の日 」。今回は、5月3日です。

更新履歴
2023/09/19 クラロワ空想科学(きおきおx柳田理科雄)を追記
2024/04 カードの歴史、使用デッキを更新



【2016年5月3日】6枚の新カードが一気に追加された日。あのとき彼は”穴掘り師”でした。

2016年5月3日は、クラロワに6枚の新カードが同時追加された日です。前日5月2日にまず3枚の新カードが予告され、5月3日に残り3枚のウルトラレアが明らかにされました。

  • ファイアスピリット(Fire Spirits)

  • オーブン(Furnace)

  • 盾の戦士(Guards)

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  • ラヴァハウンド(Lava Hound)

  • 穴掘り師(Miner)※現ディガー

  • スパーキー(Sparky)

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一度に6枚もの新カードが同時リリースされたのは、同年2月29日につづいて2度目のことでした。改めて思いますが、初年度のクラロワは畳みかけるようなリリースに次ぐリリースでしたね!


ファイアスピリット(Fire Spirit)

ファイアスピリット(Fire Spirit)
コスト:2→1 レア度:N タイプ:ユニット
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この火の精霊は、敵に飛びつきたくてウズウズしています。燃えてさえいなければカワイイのですが...

ファイアスピリットは、クラロワ界に最初に登場したスピリット系ユニットです。敵を攻撃すると消えてしまうはかない存在ですが、ダメージのコスパに優れており、高回転系デッキの常連になっています。


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2016/05/18 上方修正(ダメージ範囲:+25%)

  • 2018/07/02 上方修正(範囲ダメージ:+5%)

  • 2020/09/08 上方修正(ダメージ範囲:+13%)

  • 2021/06/07 リワークエリクサーコスト:2→1ユニット数:3体→1体、ダメージ:+6%、HP:+109%、ジャンプ距離:+25%、ダメージ範囲:+47%)

  • 2021/09/06 下方修正(ダメージ範囲:2500→2300)

  • 2021/12/07 下方修正(ジャンプ距離:2500→2000)

  • 2022/08/02 下方修正(ダメージ:-9%)

リリース時のファイアスピリットは「コスト23体」でしたが、2021年6月のリワークで「コスト11体」へと大きく生まれ変わりました。バランス面だけでなく、スピリット系として統一させたい狙いもあったのでしょう。

ちなみにこのとき、英語名もFire Spirits(複数形)からFire Spirit(単数形)に変更されてたりします。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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2023年現在、ファイアスピリットがよく使われていたのは、アチャクイロイホグ巨スケホグでした。構成が似ている両デッキですが、呪文が地上にしか攻撃できない弱点があり、それを補う役目を担当しているようです。


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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2024年5月のファイスピ使用率1位デッキはロイホグクエイクでしたが、様々なバリエーションを合わせればゴブドリを実質1位と呼ぶべきなのかもしれません。とにかく現環境、サイクル1の進化ボンバーが強くて……


オーブン(Furnace)

オーブン(Furnace)
コスト:5→4 レア度:R タイプ:建物
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オーブンは1体ずつファイアスピリットを生み出します。パンケーキもおいしく焼けますよ!

オーブンは生成系の建物で、定期的にファイアスピリットを生みだします。英語名のFurnaceは、直訳すればかまど暖炉なのですが、実際オーブンの方が直感的な気がしますね。

ところでオーブンの上の鍋、ぽつぽつが目に見えてくるのは僕だけ?


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2016/05/18 リワーク(コスト:5→4、HP:-14%、稼働時間:50秒→40秒)

  • 2016/06/21 上方修正(稼働時間:40秒→50秒)

  • 2017/04/19 下方修正(HP:-5%)

  • 2020/05/05 下方修正(HP:-16%)

  • 2021/06/07 リワーク(調整後のファイアスピリットを1体ずつ召喚、7秒ごとに召喚(召喚回数が2回増加)、稼働時間:-2%)

  • 2021/12/07 リワーク(稼働時間:49秒→33秒、HP:-17%、召喚間隔:7秒→6秒、撃破時に出現するファイアスピリットが1体追加)

  • 2023/04/04 上方修正(生成速度:6秒→5秒)、下方修正(稼働時間:33秒→28秒)

ふりかえってみると、オーブンは何度もリワーク(再調整)がされてきたカードです。

1度目の2016年5月には、コストが5から4へと強化されました。2度目の2021年6月には、ファイスピが3体から1体になったのに伴い、同時召喚数が2体から1体に修正されました。3度目、2021年12月にはオーブンが壊れたときにも1体ファイスピが生まれるように調整されました。

使用率でも勝率でも最下位争いをしてしまっている現状を見るに、4度目5度目のリワークが来る日も遠くなさそうです。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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2023年現在、オーブン小屋小屋デッキでよく使われていました。ゴブ小屋人気のおこぼれにあずかる形ですね。

小屋小屋デッキって使う分には好きなんですけど、相手に使われるとほんとイライラしちゃいます。ん? だからこそ好きなんじゃないかって?


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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2024年5月のオーブン使用率1位デッキも、変わらず小屋小屋でした。巨スケ入りやメガナイト入りが多いようですが、絶対数が少なすぎてあまり参考になりません!


盾の戦士(Guards)

盾の戦士(Guards)
コスト:3 レア度:SR タイプ:ユニット
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盾を構えた、恐るべき恐怖のガイコツ三兄弟です。でも盾を叩き落としてしまえば、ただの恐怖のガイコツ三兄弟になってしまいます。

盾の戦士は、盾を持ったスケルトン3人組です。中身は最弱でも、で一度攻撃を受け止められるだけでこんなに頼もしくなれるのか、という奥の深い存在です。


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2016/05/18 上方修正(HPとダメージ:+8%)

  • 2016/06/21 上方修正(シールドを破壊時のノックバックを削除)

  • 2017/12/11 上方修正(ダメージ:+5%、HP:+5%、攻撃速度:1.2秒→1.1秒)

  • 2020/06/02 仕様更新(複数ユニットの設置時間の統一。2体以上の複数ユニットは、それぞれの設置時間を0.1秒間設けます)

  • 2020/12/09 リワーク(攻撃速度:1.1秒→1.0秒、HP:-32%。スケルトンと同じに)

  • 2021/09/06 上方修正(ダメージ:+12%)

  • 2024/01/03 上方修正(シールドHP:+7%。矢の雨で倒されなくなる)

”上方修正しかない歴史”を見ても分かるように、盾の戦士はSRという高レアリティにも関わらず、長いあいだ地味で影の薄い存在でした。

風向きが変わるきっかけになったのは、2021年9月の上方修正。それまで人気だった同じ3コストのゴブリンギャングの座を奪うほどの勢いで大流行を見せました。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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盾の戦士は、名脇役として様々なデッキで活躍中です。2023年現在の使用率1位はドリル、2位は迫撃ホグ、3位は枯渇でした。一時期よりギャングが復権し盾の戦士が押され気味な状況ですが、昔に比べれば大健闘かと。


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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2024年5月の盾戦使用率1位デッキはラヴァバル、2位はゴブドリでした。今年1月の調整矢の雨に倒されなくなったのがやはり大きくて、2コストや3コストの小物枠としてゴブリンやギャングをしのぐ人気を誇っています。


ラヴァハウンド(Lava Hound)

ラヴァハウンド(Lava Hound)
コスト:7 レア度:UR タイプ:ユニット
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ラヴァハウンドは威厳に満ちた空飛ぶ魔犬で、建物を攻撃します。ラヴァパピィは威厳には欠けるものの凶暴な子犬で、なんでも攻撃します。

ラヴァハウンドは、”空ユニットで唯一のタンク系”として貴重な存在です。初登場はクラクラ。てっきり謎生物だと思っていたら、犬(ハウンド)だったんですね! 

分裂する、空飛ぶ、犬・・・?


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2016/05/18 上方修正(ラヴァハウンド:+HP 3%、ラヴァパピィ:+HP 9%)

  • 2016/06/21 上方修正(ダメージ:+28%)

  • 2016/11/30 下方修正(ラヴァパピィ:-HP 1%)

  • 2018/01/24 上方修正(HP:+5%)

  • 2018/10/01 バグ修正(呪文によるダメージが効かなくなる不具合の修正)

  • 2020/01/07 リワーク(ラヴァハウンド:攻撃範囲 2→3.5、ラヴァパピィ:ダメージ +67%、攻撃速度 -70%、攻撃範囲 2→1.6)

  • 2021/11/01 バグ修正(クローンに関する不具合を修正)

上方修正されたり下方修正されたりバグが直ったりしていますが、他のカードと比べるとラヴァにはそこまで劇的な変更がなかった気がします。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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2023年現在、ラヴァがよく使われているデッキは、1位がフェニ、2位がドラドラ、3位がラヴァディガーでした。調査時点ではラヴァバルーンラヴァクロの使用率はそこまで高くありませんでしたが、根強い人気デッキですし、消えることはまずないでしょう。


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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強いカードが流行るとそのメタとなるカードも流行るのが世の常。2024年5月のラヴァ使用率1位デッキはラヴァバルでしたが、今の大型デッキ人気は新タワーユニット・ダガーガール人気の裏返しでもありますね。


穴掘り師(Miner)※現ディガー

穴掘り師(Miner)※現ディガー
コスト:3 レア度:UR タイプ:ユニット
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ディガーは地下にトンネルを掘ることでアリーナのどこにでも出現できます。魔法ではなく、ショベルの力です。なお、クラウンタワーに対してはダメージが減少します。

ディガーは、クラロワのユニットで唯一”アリーナのどこにでも出せる”のが強みのキャラです。クラロワで初登場し、のちにクラクラに輸出されるという、いつもとは逆のパターンをたどった1人でもあります。

リリース時は穴掘り師という名前でしたが、プレイヤー投票の結果、現在のディガーへと改名されました。最近始めた人は、デッキ名や戦術名で「穴掘り??」となるときもあると思いますが、昔の名残なんです。


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2016/05/18 上方修正(HP:+6%)

  • 2016/08/14 改名「穴掘り師」→「ディガー」

  • 2016/08/24 下方修正(配置時間:0.7秒→1秒、HP:-6%)

  • 2019/07/01 仕様更新(近接攻撃の射程:中距離(1.2マス)。射程:1.3→1.2)

  • 2020/03/02 下方修正(タワーダメージ低減率:40%→35%(タワダメ-12%))

  • 2020/08/04 下方修正(タワーダメージ低減率:35%→30%(タワダメ-14%))

  • 2023/04/04 下方修正(タワーダメージ低減率:30%→25%(タワダメ-17%))

アリーナのどこにでも出せる”という唯一の強みが強すぎて、ディガーの歴史は基本的に下方修正の歴史です。なかでも、直近3回はいずれもタワーダメージを下げる修正で、タワーを直接カツカツ削る性能はどんどん下がっています。ただ、それでも競技シーンから彼の姿は消えません。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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2023年5月現在、使用率1位2位3位はディガーWBで占められていました。しかし、ディガーはテンプレデッキも多彩ですから(ディガポイ、迫撃ディガー、メガナイト枯渇、ラヴァディガー、ディガーバルーン等)、ディガーを見ただけで相手がどのデッキか予測するのは困難です。


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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2024年5月のディガー使用率1位デッキはなんとジャイでした。小型・中型にめっぽう強いダガーガール環境とあって、高回転系のディガーは肩身が狭い印象。ジャイラヴァメガナイトといった大型と組み合わせることで活路を探しているようです。


スパーキー(Sparky)

スパーキー(Sparky)
コスト:6 レア度:UR タイプ:ユニット
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スパーキーは、ゆっくりとチャージを行ってから強力な範囲攻撃を行います。スパーキーの辞書にオーバーキルという言葉はありません。

スパーキーは、クラロワ屈指のロマン砲です。タメは長いし、地上しか攻撃できないし、ザップでチャージをリセットされるし、弱点だらけだけれど、むしろそれゆえにドカンと一発決められた時の爽快感がたまりません。


■カードの歴史(クラロワ攻略メモWiki

  • 2016/05/03 リリース

  • 2017/10/09 上方修正(攻撃速度:5→4秒)、下方修正(ダメージ:-15%)

  • 2018/04/25 バグ修正(まれに、チャージ中に射程外に押し出されるとスパーキーの攻撃がリセットされる不具合を修正)

  • 2019/01/07 上方修正(射程:4.5→5)

  • 2020/11/02 下方修正(初撃:0.5→1秒)

  • 2022/10/26 バグ修正(トリトンのフックとエレスピの攻撃を同時に受けた場合、チャージがリセットされない不具合を修正)

微調整やバグ修正などを経てきましたが、今も昔もスパーキースパーキーのままです。


■よく使われているデッキ・2023年5月(RoyaleAPI

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2023年現在、スパーキーがよく使われているデッキは、1位ゴブスパ、2位ジャイスパ、3位もゴブスパでした。

モンクは通常6500トロフィーでアンロックできるのですが、2023年5月シーズンはシーズンショップやダイヤモンドパスで入手が可能になっています。3位のモンク型ゴブスパの順位、これから上がってくるかもしれませんね。


■よく使われているデッキ・2024年5月(RoyaleAPI

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2024年5月のスパ使用率はゴブスパジャイスパが双璧でした。一時代を築きましたが、あまりに人気が出過ぎてゴブジャイが複数回ナーフされ、人気が弱火になってしまいました。


まとめ

グローバルリリースから約2か月の2016年5月3日、クラロワに6枚の新カードが追加されました。

  • ファイアスピリット(Fire Spirits)

  • オーブン(Furnace)

  • 盾の戦士(Guards)

  • ラヴァハウンド(Lava Hound)

  • 穴掘り師(Miner)※現ディガー

  • スパーキー(Sparky)


それでは、本日はこのあたりで。

また次の「 #クラロワ今日は何の日 」でお会いしましょう!■


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

+ 関連:2016年5月のアップデート

2016年5月3日のアップデートは、新カード6枚を追加しただけではありませんでした。

  • 観戦モード:フレンドバトルの観戦と紙吹雪の投げ込みが可能に

  • クラロワTV:アリーナごとの白熱バトルを観戦可能に

  • 各種報酬を増量

  • デッキコピー:プレイヤーのプロフィールから

  • 大会ルールの変更

    • 旧:King:8、N:8、R:6、SR:3、UR:1

    • 新:King:9、N:9、R:7、SR:4、UR:1

  • 最大レベルの変更

    • 旧:King:12、N:12、R:10、SR:8、UR:6

    • 新:King:13、N:13、R:11、SR:8、UR:5

観戦モードとかクラロワTVとか大会ルールとか、今となっては”あるのが当たり前”すぎて、”なかった頃”があったのが信じられません!


+ 関連:当時の紹介動画、記事

▽ファミ通App

▽きおきお


+ 関連:クラロワ空想科学(きおきお x 柳田理科雄)

▽スパーキー編(2020/07/18)

▽ディガー編(2020/07/26)


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

+「#クラロワ今日は何の日」とは?

#クラロワ今日は何の日 」とは、「クラッシュ・ロワイヤル」(クラロワ)の歴史をカジュアルにふりかえるシリーズ企画です。筆者kabutomの2023年を通した年間企画で、noteTwitterInstagramで展開しています。

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それでは、また次の記事でお会いしましょう!(kabutom)

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