ゲーマーに共通する憧れの1つは、「自分の名前が入ったデッキや戦術が、界隈に広まり定着すること」だ。どのゲームをプレイしてもトッププレイヤーとは程遠い自分には縁のない話だとわかってはいても、やっぱり夢見てしまうし、羨望のまなざしで見てしまう。
もちろん『クラッシュ・ロワイヤル』(クラロワ)においても、これは例外ではない。2016年に世界でリリースされてから、日本でもプレイヤー名の入ったデッキが次々に生み出され、共有されてきた。
で、ある日ふと疑問に思った。「ところで、クラロワの個人名入りのデッキって、いったいどれだけあるのだろう?」と。(決して目の前の片付けねばならないタスクから目を背けて脱線したわけではない。ないったらない)
一度疑問に思ったら気になってしようがなくなったので、Twitterで質問を投げかけてみた。そしたら予想以上にたくさんの回答を頂くことができたので、これはキチンとまとめないといかん!ということで今回のnoteな訳だ。
情報をくださった皆さん、ありがとうございました!
集まった”個人名入りデッキ”を紹介していく
【バルーン】みかんバルーン
バルーンで高回転、というのが新しかった。「CRL世界一決定戦2018」での岸さんの名実況が忘れられない。
【バルーン】ピスタチオバルーン
みかん坊や選手のサブアカ(ピスタチオ坊や)のバルーン。こっちはランバー型。
【バルーン】Pompeyoバルーン
メキシコの有名プロ選手Pompeyo(グロラン1位を3度獲得)と言えば、このバルーン。
【バルーン】Anabanバルーン
同じメキシコの若手プロ選手Anaban(グロラン1位を3度獲得)が開発したペッカバルーン。現最多トロフィーはご本人。
【バルーン】下川バルーン
バルーンにミニペ採用がユニーク。現最多トロフィーはご本人。
【バルーン】午後ティバルーン
空に強そうなタイプのバルーン。現最多トロフィーはご本人。
【バルーン】クマガイバルーン
バルーン、巨スケ、ボムタワーの”死亡時爆弾”3種詰め合わせ。
【バルーン】キリッバルーン(ぺぺろにバルーン)
特筆すべきはウィザード入りであること。現最多トロフィーは、”Wiz master”ことキリッさん。
(※2020.8.4修正 「ぺぺろにバルーン」の名で情報提供いただきましたが、このデッキを最初に使い始めたのはキリッさんとのご指摘をいただき、修正しました)
【バルーン】nicocoバルーン
Anaban型とは違うタイプのペッカバルーン。
【バルーン】Tauronバルーン
バルーン、巨スケ、盾戦とホネホネしい。現最多トロフィーはご本人。
【バルーン】夜春(よはる)バルーン
ユーノ採用がユニーク。現最多トロフィーはご本人。
+【バルーン】てぃむらバルーン
いかにもラヴァがいそうでいて、実はいないバルーンデッキ。
【ゴーレム】けんつめしデッキ
けんつめし選手(FAV)はこのデッキでクラロワ界隈に”デビュー”した。ゴレにババ採用というのが新しかった。
【ゴーレム】阿部鬼ゴレ
ロケット、ファイスピ入りというのがユニーク。
【ゴーレム】くうゴレ
ボンバー採用の先駆け。”B-master”のBは、BomberのB。
【ゴーレム】kooゴレ
時にタワーを1本捨てる大胆な許容で運用する、攻撃型のゴレ。
【ゴーレム】さ、ゴレ(さてんゴレ)
ユーノ、インドラ採用はありそうでいて、なかなか見ない。
+【ゴーレム】Zeusデッキ
ふつうのゴレデッキと思いきや、バルーンが出て来るからたまげます。
【ホグ】BenZerホグ
「CRL Asia 2019 S1」を席巻したBenZer選手のクエイクホグ。
【ホグ】Dedeホグ
2.6ホグのウッドと雪玉をチェンジ。現最多トロフィーはご本人。
【ホグ】マクレガーホグ
ミニペホグの1つの完成形。
【ホグ】茶間ホグ
ホグファルチェに盾戦をトッピング。
【ホグ】すずホグ
高回転ホグかと思いきや、マスケではなく三銃士が出てくるという。
【ホグ】三千里デッキ
テンプレデッキに精通している人ほど混乱すること間違いなし。
【ホグ】ねるホグ
2.6ホグのファイボを雪玉に、アイゴレをバルキリーに。
【ホグ】味噌カツホグ
ホグにしては平均コストが重く、まるでちがう使用感。
【ホグ】2.6ホグ
”個人名入り”ではないけれど、推薦があったので掲載。歴史と人気と実用性を兼ね備えた名物デッキ。
【ディガー】B-rad穴ポイ
元プロ選手B-radの代名詞的デッキ。現最多トロフィーはご本人。
【ディガー】Egor穴ポイ
Egor選手が「CRL世界一決定戦2019」で鮮烈なプロデビューを飾ったときのデッキ。上級者向け。
+【ディガー】Planetデッキ
弱いとみなされ誰も使わないカードを使い続けて世界トップクラスの結果を出しちゃうとか、主人公かな?
+【ディガー】Lemieliデッキ
遅延(トルネ+アイウィズ)とボムタワーで守りは鉄壁。がっちり守ってチクチク削って、最後はロケットでドカン。
【Xbow】焼き鳥クロス
ミニペ、ファイスピ採用が特徴的。
【Xbow】いそちゃんクロス
ただでさえ鉄壁の遅延クロスにテスラまで追加するという悪魔の所業。
【Xbow】ひひクロス
枯渇三銃士かなと予想してると、クロスが出てきて大慌てになる仕組み。
【XBow】丸石ペッカクロス
ほかの7枚から真のウェポンがクロスであるのと見抜くのは、初見ではほぼ無理。
+【迫撃】トルネかつバーガー
高回転の迫撃デッキでもあり、高回転のクエイク削りデッキでもある。
【ロイジャイ】smartlifeデッキ
ロイジャイに、三銃士!?
【ロイジャイ】fenofinalformデッキ
ロイジャイにホグにスパーキー!?!
【ロイジャイ】初代無課金デッキ
”無課キング”時代のフチさん(現PONOS監督)愛用デッキ。
+【ロイジャイ】Elianのロイジャイ迫撃
ロイジャイデッキの建物カードと言えば、オーブンやゴブ檻、ボムタワー辺りが定番。このデッキ、何と迫撃が入ってます。
【ジャイ】きおスパ
よい子のみんなとのお約束。スパーキーを出したら、「よろしく!」
【ジャイ】ダイマールジャイペッカ
ジャイネクに、ペッカ!
+【ジャイ】Jasonデッキ
ファミ通Appさんの記事で読みました! 今見るとすごい取り合わせ。
【プリプリ】皇室狂少枯渇
デッキに”建物のみ攻撃”タイプのユニットが入っていないとは珍しい。
【攻城ババ】LaPoKaTi神器
変わったカードは使ってないのに、この組み合わせはあまり見ない。
【ゴブバレ】RAD枯渇
枯渇+遅延というMIX。
+【Wバレル】水谷隼デッキ
水谷さんのクラロワがガチなのは、きおきおさんコラボや「クラロワ紅白戦2021」を見ても明らか。一流のプロはすべてにおいて負けず嫌い。
【鏡】RAD式ミラー
上級者向けと言うべきか、彼専用デッキと言うべきか・・・
+【クローン】Matatabiデッキ(10秒デッキ)
いきなりキングタワーを狙って10秒でスリークラウンを取ってしまう”10秒デッキ”の元祖。これはもはや”ゴブリン・ザ・フライ”という名の別ゲーム。
【ロケット】おちんちんデッキ(tin2)
呪文4枚に、1コスが2枚の尖った構成。当時は呪文のタワーダメージが今より多かった。尚、プレイヤー名だから下ネタではない、はず、多分。
+【ロケット】ひろゆきデッキ
通常のデッキに1-2枚入っている攻撃の主軸(建物のみ攻撃カード)が入っていないのが特徴。勝つためのデッキではなく、負けないためのデッキ。
【巨スケ】HANExHANEデッキ
巨スケデッキ職人、元プロ選手HANExHANEの作品。巨スケロイジャイ型の他に、巨スケホグ型や巨スケスケラ型などもある。頻繁に”革命”がおきるため、デッキバリエーションは今も増え続けている。
+【巨スケ】HANExHANEデッキやむし型
「クラロワリーグ世界一決定戦2020」を席巻! 巨スケやザッピーが環境カードになる日が来ようとは・・・
【巨スケ】ジャンヌダルクデッキ
ミラーをいつどれに使うかが肝。現最多トロフィーはご本人。
+【スケラ】mohamadparsaデッキ
ペッカデッキにバルーンが入ってるだけでお腹いっぱいなのに、2倍タイムにスケラが出て来るとか許容オーバーですわ。
【超重量級】獅子神デッキ
平均コスト4.9。エリゴレとゴレのWゴレ。更に三銃士をどーん。現最多トロフィーはご本人。
【超重量級】のんくすデッキ
平均コスト6.0!? エリポン設置に命運がかかってきそうだ。
【小屋系】MusicMasterデッキ
「クラロワ世界一決定戦2017」でMusicMaster選手が披露したデッキ。
【なつかし】アンリデッキ
クラロワがリリースされた2016年、日本で最も有名だったデッキ。初期は建物が強かった。
【なつかし】ロイスデッキ
クラロワがリリースされた2016年、アンリデッキに負けず劣らず有名だったデッキ。こちらも建物が多め。
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第1回調査 2020年7月11日
きっともっと、さがせばあるのだろうけれど、とりあえず今回はここまで。
図らずも、クラロワの歴史や日本クラロワ界の歴史について懐かしく振り返ることができました。
ご協力してくださった皆さん、ありがとうございました!■
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第2回調査 2021年1月10日
初回調査から約半年がたったので、ふたたび情報を募集してみました。ありがたいことに約10件のデッキ情報をいただいたので、追記しました。(+マーク付きのデッキ)
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wellplayed !