【CRL Asia/クラロワリーグアジア】re: 2018-S1-Week2. 同地区対決おわる。あれが天王山だったと気づいたのは大分あとの話

2019年3月5日 18:09

　おつかれさまです、kabutomです。
　クラロワリーグ(CRL)2019シーズンが待ち切れない貴方のための「CRL Asia 2018シーズン一挙ふりかえり」連載第2回。今日は、CRL Asia 2018-Season1-Week2 をざっくりふりかえります。

1. Weekly Report

　クラロワリーグアジア(CRL Asia) S1 Week2もWeek1と同じRegional Division(同地区対決)。東南アジア(SEA)、韓国(KOR)、日本(JPN)の3地区で計9試合が行われた。

　Week2(2018/5/4～6)の試合結果はこの通り。
　S1のRegional Divisionは今週で終了。次週Week3からは、Inter Division(地区間対決)の国際試合に移る。

　Week2終わっての順位表。全チーム同じ3試合を消化。
　3つの地区のうちSEA-DivとKOR-Divは、3連勝チーム（BEとKZD）と3連敗チーム（ahqとSB）が現れ順位に差がついた。ahqもSBも2017年のオフ大会で結果を残した選手が多く集うチームであり、各地区を引っ張る存在になると認識されていただけに、予想外な展開。
　JPN-Divは2勝1敗が2チーム（GWとPNS）、1勝2敗が2チーム（FAVとDNG）とゲーム差がほぼない混戦模様に。

2. Topic: 同地区対決おわる。あれが天王山だったと気づいたのは大分あとの話

　Week1,2のRegional Division(同地区対決)がこれで終わったが、実はこれがシーズン順位を決定する上でとても大事な天王山だった。1ファンとしてリアルタイムではその点に全く気が付いておらず、S1が終わった後から振り返って初めて気づいた事実だった。「失ってから気づく本当の気持ち」とか「無くしてわかるありがたさ親と健康とセロテープ」とかと似てるような非なるような話である。

CRL Asia Season1 リーグ形式
・12チームによる1回戦総当たり
・3地区の1位チームがPlayoff進出
・地区1位の3チームを除いた9チームのうち、上位4チームがWildcard進出
・Wildcard進出4チームの勝者1チームもPlayoffに進出
・Wildcardはシングルエリミネーション、Playoffはステップラダーを採用

CRL Asia シーズン順位決定方法
1. 勝利数(Wins)
2. 直接対決勝利(Head-to-head)
3. セット勝敗(Set difference)
4. ゲーム勝敗(Games difference)
5. 獲得クラウン数(Crowns gained)

　Regional Divisionがなぜ天王山だったのかを、この(リアルタイムでは分かっていなかった)2つのルールから説明する。まずリーグ形式からは、CRL Asia S1は地区1位以外にも望みが残されつつも「地区1位か地区2位かの違いがとても大きい」システムであることが分かる。次に順位決定方法では、勝利数(Wins)の次に重要なのが直接対決勝利(Head-to-head)とされることから、「同地区のライバルを直接叩くことがPlayoffへの近道」なのだと分かる。同地区相手の1勝は2勝分の価値があるといったら言い過ぎかもしれないが、1.5勝分くらいの価値があった訳である。

　今振り返ってみて思うのは、「リアルタイムでこの前提情報がわかりやすく周知されていればもっと盛り上がれたのに」「開幕早々こういう山場をもってくる日程作りはどうなんだろう」という（惜しい！モッタイナイ！）という気持ちである。この試合の重みを選手たちが把握して試合に臨めていたのかも気になるところだ。

　ただまあ、こういったわかりやすい課題が出るのも、はじまったばかりのリーグならではのご愛敬だ。初回から100点満点が提供されるのも勿論素晴らしいに違いないが、はじめ60点だったものが70点80点・・・とみるみる良くなっていくのもまた素敵なものだ。チームや選手たちの成長を愛でるのと同じように、リーグ自体の成長過程も楽しんでいけたらと思う。■

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