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クラロワリーグ | CRL Asia | 2019-S2-W11 | スコアレポートFinals. FAVを破ったOGNが初のアジア王者に。MVPはTNT

kabutom/クラロワ

なごやかで楽しいオールスターマッチに始まり、激しくも切ないプレイオフ・ファイナルへ。2019年シーズン最終戦は、あたかも感情のジェットコースターのごとく。

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今回は『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」(Clash Royale League Asia, CRL Asia) 2019年 シーズン2 Week11 (Finals)の「スコアレポート」をお届けする。今週行われた公式戦の要約と、各種記録、そして試合のレポートになる。
一緒にざっくりふりかえっていこう。

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▼関連：Finals(Week11)直前特集


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Weekly Recap

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「クラロワリーグ アジア」(CRL Asia) 2019 Season2 Week11(2019/11/2)は、プレイオフ第3週にしてシーズン最終日。エキシビジョンとしての「オールスターマッチ」と今年の公式戦最終試合となる「決勝戦(Final Match)」の計2試合が行われた。

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会場はいつも通り、韓国・ソウル OGN e-STADIUM。2018 S1・2019 S1以来3度目の使用となる大型のアリーナ「Giga Arena」が決戦の会場だ。

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先週までのPlayoffs(Week9-10)のトーナメント結果はこの通り。勝ち残ったグループ1のOGNとグループ2のFAVが決勝を戦う。残り10チームからは1人ずつの代表選手がオールスターマッチへと参加する。


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決勝戦の「試合結果」はこの通り。
OGNが「3-1」でFAVに勝利し、チーム初となるアジアチャンピオンの栄冠に輝いた。個人表彰としては、この日2つのセットで勝利を挙げたTNT(OGN)がFinal MVPに選ばれた。日本勢として期待されたFAVであったが惜しくも準優勝。初優勝は次の機会へ持ち越すことになった。

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ただし、両チームの2019年シーズンはまだ終わらない。12月8日、アメリカはLAの地にて「CRL世界一決定戦」の開催が予定されている。ウェストからはSK GamingとTeam Liquid、チャイナからはNovaとW.EDGM。世界屈指の猛者たちとの世界一をかけた戦いが待っている。今年の冬も熱いぞ。


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1. All-Star Match

決勝戦に先駆けて、CRL Asiaで初開催となる「オールスターマッチ」がおこなわれ活況を呈したのだが、ここでは詳しく触れない。このイベントについては別記事にてしっかりレポートしたい。

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勝ち負けが意味をもつ試合ではないけれど、一応スコアは下記の通り。

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2. Final Match: OGN vs FAV

CRL Asia 2019 S2の決勝を戦うのは、プレイオフ・グループ1を勝ち上がったOGNとプレイオフ・グループ2を勝ち上がったFAV。両チームはレギュラーシーズンでは同じグループBに属し、2度あった対戦は2度ともFAVが勝利している。CRL Asiaは基本的にBO3制が採用されているが、決勝のみBO5制が採用される方式となっている。

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筆者はFinals展望の中で『Finalsの試合展開を予想すると、Set1(2v2)はFAVに分があり、Set5(KOH)はOGNに分がある。3つある1v1のSet2・Set3・Set4を両チームがいくつずつ取れるかが勝負の分かれ目となるだろう』と占った。

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発表されたエントリー表の顔ぶれは大方の予想通り。両チームのエース、TNT(OGN)とJACK(FAV)がSet2・Set4の2度直接対決する真っ向勝負の様相だ。

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試合開始直前の壇上の両チームの様子。やや硬い感じのOGN、適度にリラックスしサービス精神を忘れないFAV。ともに”いつもの”ペースだ。


2-1. Set1（2v2, BO3）

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最初のセットで「まさか」が起こる。
今季RSとPO通算でSet:12-1と勝率9割越えを誇る”今季アジア最強”けんつめし&きたっしゃん(FAV)ペアを、One Crown & Thunder(OGN)ペアがなんと2-1で撃破。FAVが絶対有利と見られたSet1を落としたことで、勝負の天秤はOGN側へ大きく傾いた。

「まさか」の後には「なぜ、どうして」となるのが人情であるが、その答えは、けんつめしのYoutube動画（何と試合後当日深夜にアップされた！）の中で語られている。この速さでこの内容をっ。必見、必聴。


2-2. Set2（1v1, BO3）

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Set2はともにPlayoffs無敗の絶好調なエース同士、TNT(OGN)対JACK(FAV)。Game1は、TNTがデッキ選択に成功して大きな相性有利を取るが、JACKがあわやという驚愕の粘りを見せる。負けてなおJACK恐ろし、というテクニックの冴え！　しかし、TNTは沈着冷静さを崩さず、Game2も続けてデッキ選択を成功させる。
Set1に続きSet2も取ったOGNが早くもマッチに王手をかける。


2-3. Set3（1v1, BO3）

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Set1・Set2を続けて落としてしまった、もう後のない状況でだに(FAV)が登場。2018 S2にアジア2位のゲーム勝率76.2%を記録した実績もある彼だが、JACKの台頭もあって今年の1v1(BO3)の出場はS1に一度あったきり。久しぶりの出番にはこれ以上ない厳しい逆風が吹いていた。

両チームがタイムアウトを使い、互いに1ゲームを取り合った後の”大一番”たる第3ゲームはロイジャイ・オーブンデッキのミラー対決に。トリトンを組み込んだことでDandelion(OGN)が優勢に試合を進めるが、終盤タワーダメージ許容の見極めと相手のトリトンを読み切ったユニット展開に成功しただにが大逆転。希望をつなぐ1セットをFAVへ持ち帰った。

試合後の取材にだには「その前の戦いのことは考えずに吹っ切れて戦おうと思いました。練習してきたことは出せたと思います」と語った。逆境だろうが公式戦から遠ざかってようが緊張しようがいつもの数分の一しか実力を発揮できなかろうが、それを差し引いても勝ちを掴めるだけの練習を彼は積んできたということなのだと思う。彼の努力と献身を心底リスペクトする。


2-4. Set4（1v1, BO3）

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Set4はSet2の再戦となるTNT対JACK。Set3を取ったいい流れに乗ってJACKがGame1を先取する。ロイジャイ・オーブンデッキのミラー対決となったGame2も9割9分JACKが獲ったと思われた刹那、TNTのザップ＋オーブン設置がさく裂しJACKのロイジャイのターゲットをタワーから逸らす。Game2を劇的にモノにしたTNTがGame3も勝ってノーサイド。

セットカウント3-1。OGN ENTUS、初優勝。


2-5. Set5（1v1, KOH）

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幻の第5セット。配信では”OGNがKOHで圧倒的な勝率を誇る”とのデータが紹介された。言っても詮無きことながら、大舞台での”答え合わせ”をぜひ見てみたかった。


2-6. スコア

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グッドゲーム、FAV gaming。初優勝おめでとう、OGN ENTUS。

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なお、手元のメモによるとYoutube Liveの同時視聴者数は、JP 16000, EN 2700, KR 3100, CN 1300を超えた。昨季S1のFinalは下回るものの、今季で一番の集客となった。


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3. Award Ceremony

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CRL Asia 2019 Season2 タイトル・表彰
・Season2 優勝チーム　OGN ENTUS
・Season2 Finals MVP　TNT(OGN ENTUS)

韓国・ソウル OGN e-STADIUM内の大型のアリーナ「Giga Arena」でCRL Asiaの決勝が行われたのは今回で3度目だが、韓国勢がファイナリストとなったのは今回のOGNが初めてだった。大きな地元の声援は良いことばかりではなく時に重圧と化して選手を襲う。若い選手ならなおさらそのリスクは高い。だが、この日OGNの若き面々はみごとにパワーに換えてみせた。

Final MVPを受賞したTNTは決勝での活躍（Set:2-0, Game:4-1）を評価された訳だが、Playoffs通算でみても文句なしのMVP級活躍（Set:6-0, Game:12-1）であった。


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Next week...　Next year...

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CRL Asiaの2019年のスケジュールはこれですべて終わってしまった。あとはCRL全体としてのスケジュールに「世界一決定戦」(12月8日予定)を残すのみである。次の公式戦まで1カ月あいてしまうこともさびしいし、来年の予定が未定なことも（毎年のことではあるが）やはり不安なのは否めない。とは言え、惚れた弱みで吉報を待つしかないのだ。

今年も1年間、極上の一喜一憂をありがとうございました！


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Rankings

今週までの各種STATSをみておこう。

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▲Playoffs(Week9-11)の「個人成績(Total)」。ゲーム勝率(G+%)順のTop15。
Final MVPを受賞したTNT(OGN)が圧巻の成績・・・。

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▲RS+PO(Week1-11)の「個人成績(Total)」。ゲーム勝率(G+%)順のTop20。
Playoffsでの超高勝率を反映してTNT(OGN)がシーズン通算の勝率でもトップに立った。これは世界大会でも徹底警戒されそうだ。2v2・1v1の積み上げ型指標（S+, G+）のトップはともにFAV。

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▲Playoffs(Week9-11)の「BANカード選択状況」。
今回のFinalで再度強く認識したのは、「トルネード＋ポイズンBAN環境の2v2は魔境」ということ。世界大会でも注目していきたい。

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▲RS+PO(Week1-11)の「BANカード選択状況」。
レギュラーシーズン(Week1-8)＋Playoff(Week9-11)のランキング。11.4アプデ後の新環境で2v2のBANはどう影響を受けるのだろうか。


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Media reports


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Youtube archives


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League Information

「クラロワリーグ アジア」Clash Royale League Asia, CRL Asia
Official HP(JP/EN/CN/KR)
https://crl-asia.com/jp/
Youtube(JP) クラロワリーグ アジア
https://www.youtube.com/channel/UCtECyE5fuzAqMi1zNLnttIg/featured
Youtube(EN) Clash Royale League Asia
https://www.youtube.com/channel/UC93yASowKvnrUpvWsCe4F7A/featured
Youtube(CN) 皇室戰爭職業聯賽 亞洲賽區
https://www.youtube.com/channel/UCpmxCb5IK9HrN91zqGIt20w/featured
Youtube(KR) 클래시 로얄 리그 아시아
https://www.youtube.com/channel/UCHckjM64zrnMdB-D8cvuPew/featured
「クラロワリーグ チャイナ」Clash Royale League China, CRL China, CRL CN
Official HP(CN)
https://m.crlcn.cn/#/
https://www.crlcn.com/#/
Official HP(EN)
https://esports-clashroyale.sc.qq.com/en/china/
Live streams(CN)
https://www.douyu.com/topic/CRL
http://www.huya.com/supercell　　　etc.
Archives(CN)
http://v.qq.com/vplus/c24b81a3ca5cded388e571edd1335386
https://space.bilibili.com/204335848/video
「クラロワリーグ ウェスト」Clash Royale League West, CRL West
Official HP(EN/DE/FR/ES/PT)
https://esports.clashroyale.com
OGN HP
https://www.ognesports.com/leagues/clash-royale-league-crl-west/
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Good game !



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