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クラロワ | バランス調整(Season 36) 2022-06

上方修正△4枚、下方修正▼5枚。計9枚のバランス調整!
そして、今回のバランス調整発表がいつもより早かった理由とは?

おつかれさまです。kabutomです。

今回はみなさんお待ちかね、『クラッシュ・ロワイヤル』(クラロワ)バランス調整速報です。公式クリエイターだけに明かされた先行情報をもとに、ていねいに解説していきます。
(※情報解禁日時:2022年5月21日 22:00 JST)

▼1つ前の #バランス調整

更新履歴
2022/05/24 フィードバックによる修正について加筆・修正
2022/06/05 バランス調整実施日(6月7日)を追記


バランス調整(Season 36)

2022年のクラロワでは、2カ月に1度、バランス調整が実施されています。
6月はバランス調整が「ある」方の月です。(おのずと次回は8月です)

※追記(2022/06/05)
実施日時について『今回のバランス調整は6月7日(火曜日)のメンテナンス後に実装される予定』と公式発表されました。


今回のバランス調整は「9枚」

今回バランス調整されるカードは計9枚。上方修正が4枚、下方修正が5枚になります。

  1. マザーネクロマンサー △

  2. エレクトロジャイアント △

  3. ゴブリンドリル ▼

  4. ダークネクロ △

  5. スケルトンキング ▼

  6. ローリングウッド ▼

  7. ロイヤルゴースト ▼

  8. ローリングバーバリアン ▼

  9. バーバリアン △


【重要】「あれっ? 今回、発表早くない?」

勘のいい方はお気づきでしょう、その通りです。今回はいつもより1週間くらい発表が早いです。なぜかと言うと、クラロワ運営がバランス調整の新しいプロセスを試しているからなんです。

▽従来のバランス調整

  1. 開発陣がバランス調整を準備

  2. 公式クリエイターに調整内容と開発ビルドを公開

  3. 公式クリエイターがコンテンツを作成

  4. バランス調整内容をコミュニティに発表

  5. バランス調整を実施

▽今回のバランス調整

  1. 開発陣がバランス調整を準備

  2. 公式クリエイターに調整内容と開発ビルドを公開

  3. 公式クリエイターがコンテンツを作成

  4. バランス調整内容をコミュニティに発表(←今ココ)

  5. 公式クリエイターに開発ビルドでの配信を許可

  6. コミュニティからのフィードバックを募集

  7. (バランス調整内容が微修正される場合も)

  8. バランス調整を実施

つまり、今回発表するバランス調整内容は、最終決定ではありません。クリエイターやコミュニティの反応や意見によって、再度”微修正”される余地を残しているのです。

クリエイターによっては、開発ビルド同士の対戦を生配信してみる人や、視聴者参加型で開発ビルドの新環境をいろいろ試してみる人も出て来ることでしょう。見る側としてもいつもと真剣度が変わりそうですよね。

これまでになかったコンテンツが模索され、フィードバックで調整をより良くできるこの新プロセス、実際にどう進んでいくのか楽しみです。


【続報】プレイヤーからのフィードバックで微修正2枚(※追記 2022/05/24)

5月24日、プレイヤーからのフィードバックを受けて、公式から2枚の微修正が発表されました。「やる」と言ったことをちゃんとやってくれた点には誠実さを感じます。
(※情報解禁日時:2022年5月24日 19:00 JST)

①マザーネクロマンサー
・変更前:△攻撃速度:1.1秒→0.9秒(+18%加速)
変更後:△攻撃速度:1.1秒→1.0秒(+9%加速)

②ローリングウッド
・変更前:▼ノックバックの距離:-50%
変更後:▼タワーへのダメージ低減率:30%→20%(-33%)

これらの修正については、各カードのところでも加筆・修正しました。
今回変更のなかった意見についてもちゃんと届いているようですよ。

それでは、具体的な調整内容を1枚ずつチェックしていきましょう!


マザーネクロマンサー

マザーネクロマンサー
△攻撃速度:1.1秒→1.0秒(+9%加速)
△初撃速度:0.4秒→0.3秒(+25%加速)


前回のバランス調整により、使用率と勝率が急落しました。このバフは、前回のDPS増加に伴ったヒットポイントの弱体化に対応しているので、呪いのホグをより速く大量に召喚させることができます。

HPを2度下方修正された結果、使用率・勝率共に下降していたマザーネクロですが、攻撃面を強化されました。攻撃性能では過去最強になります。

  • 2020/12(初期)攻撃速度:1.2秒 初撃:0.5秒

  • 2021/03 攻撃速度:1.1秒 初撃:0.4秒

  • 2022/06(今回) 攻撃速度:1.0秒 初撃:0.3秒

この調整によって、ファイボやポイズンなどの攻撃呪文が飛んでくるまでの数秒間に、これまでよりも一仕事できるようになるでしょう。

※追記(2022/05/24)
コミュニティからのフィードバックを受けて、修正幅が微修正されました。
・変更前:△攻撃速度:1.1秒→0.9秒(+18%加速)
変更後:△攻撃速度:1.1秒→1.0秒(+9%加速)


エレクトロジャイアント

エレクトロジャイアント
△ヒットポイント:3536→3856(+9%)


最近のリワークによって、エリクサーコストが低くなったにもかかわらず、とても弱くなってしまいました。そのため、ヒットポイントを増やすことにより、彼が’ジャイアント’という名前を維持できるようになりました。

クラロワのバランス調整の歴史上、エリクサーコストの増減はかなり強烈な変化です。コストが下がったカードはたいてい使用率が高くなりますが、残念ながら前回のエレジャイはそうなりませんでした。

  • ジャイアント(5) 4091

  • ロイヤルジャイアント(6) 3072

  • ゴブジャイアント(6) 3147

  • 巨大スケルトン(6) 3600

  • エレクトロジャイアント(7) 3856

前回-15%されたHPが、今回9%回復されたことで、元通りとはいきませんが、ほかの”ジャイアント”系に見劣りしない数字まで戻りました。

  • P.E.K.K.A(7) 3760

  • エレクトロジャイアント(7) 3856

  • メガナイト(7) 3993

”非ジャイアント”系の7コストと比較しても、もう遜色ありません。


ゴブリンドリル

ゴブリンドリル
▼移動速度:25%遅くなる


マイティディガーが掘ってきた余分な穴により、ドリルが地下を掘る速度が通常よりも速くなったようです!新鮮な土をアリーナに埋めることで、ゴブリンたちのドリルを減速させるために、アリーナに新しい土が埋められました。
(翻訳:最近行われたマイティディガーのバランス調整によって連鎖反応があり、ゴブリンドリルの速度が誤って上がっていることが判明し、それらが修正されました。)

新チャンピオンマイティディガーの登場と時を同じくして「サイレント強化されたのでは?」との噂が流れ、実際強くて使用率が上がっていたゴブドリでしたが、真相としては”開発サイドにとっても意図せぬ速度アップ”だったとのことです。(ゴブドリには一切何も手を入れていないのに、なぜだか早くなってしまっていたとのこと。えぇ~?ほんとにぃ~?)

今回の下方修正によって、移動速度はほぼ元通りになったそうです。メデタシメデタシ?


ダークネクロ

ダークネクロ
△攻撃速度:1.5秒→1.3秒(13%加速)


死亡時のコウモリ召喚を取り除いてから、彼女はメタの中で自分の居場所を見つけようと奮闘しています。私たちは、彼女がデュアルサポートやダメージディーラーとしての役割を強調するために、彼女のとても遅い攻撃速度を上げました。

ダークネクロの攻撃速度がバフされます。

彼女の最大の強みはコウモリを次々に生み出せる特性にあって、彼女自身のDPSではないので、これによって使用率が劇的に上がるとは思えません。ダクネ愛好家の望みは、”死亡時コウモリよもう一度”でしょう。ただ、ゴーレム使いにとって吉報であることに間違いはないです。


スケルトンキング

スケルトンキング
▼ソウルコール:スケルトンの最大数 20→18(-10%)


議論の余地のないガイコツのキングは、十分な魂を集めると相手にかなりのプレッシャーをかけるチャンピオンになりました。 私たちは彼に、’不死の終わりのない大群の召喚’を落ち着かせるように頼みました。

上方修正・バグ修正に加え、使い方が”開拓”されたことで人気が上昇したスケキンに初の下方修正が来ます。スキル使用時のスケルトン最大召喚数が「-2」されます。

魂を回収するのがうまくない初中級者にはさほど影響が感じられず、毎回MAXまで魂を集めてしまう上級者(死神かな?)にだけ痛みが生まれる絶妙なさじ加減と言えるでしょう。

  • スケルトン(1) 3体

  • スケルトンバレル(3) 7体

  • スケルトン部隊(3) 15体

  • スケルトンラッシュ(5) 14体

  • スケルトンキング(4)+ソウルコール(2) 6~18体

他のスケルトンカードと並べてみましたが、MAXで発動した時のソウルコールのコストパフォーマンスは依然として別格です。今回の下方は大勢にそれほど影響しなさそうな気がしますね。


ローリングウッド

ローリングウッド
▼ノックバックの距離:-50%


感覚のある木の一部であるローリングウッドは、汎用性とパワーのおかげで、長い間、ゲーム内で最もよく使われるカードです。今回の変更により、ユニットを後退させる時間が大幅に短縮されるため、ローリングウッドの万能性が低くなります。これによって、代わりに巨大雪玉がこの特定の機能のために使われる道が開かれることを願っています。

※追記(2022/05/24)
プレイヤーからのフィードバックにより、ノックバック能力はそのままに、クラウンタワーダメージを減少させることに決定しました。これにより、レジェンダリーノックバックのステータスはそのままに、ログベイトを倒すことができるようになりました。その代わり、他のスペルほど多くのクラウンタワーダメージを与えることができなくなります。

※加筆修正(2022/05/24)
コミュニティからのフィードバックを受けて、調整内容が変更されました。
・変更前:▼ノックバックの距離:-50%
変更後:▼タワーへのダメージ低減率:30%→20%(-33%)

当初案は「ダメージのウッド、ノックバックの雪玉」的な棲み分けを目指しての修正でしたが、枯渇系や高回転デッキの愛好家を中心に大きなブーイングが寄せられましたからね。

「タワーへのダメージ低減率」はあまり使わない言葉ですが、クラロワの攻撃呪文はタワーに打つとダメージが少なくなることはご存じだと思います。それがどのくらい減るのかを示した数字のことです。

今回発表された変更によって、同じ2コスト呪文タワーダメージをと比較してみるとこうなります。

  • ローリングウッド (87→)58

  • 巨大雪玉 58

  • ザップ 58

  • ローリングバーバリアン 0(※1発殴れば、192)

ウッド・雪玉・ザップのタワダメが同じになりました。

高回転系でのウッド削りは地味ながらも手堅いダメージソースだっただけに、これはこれで影響の大きいナーフになりそうです。とはいえ、当初案の”ノックバックー50%”よりはマイルド…でしょうか。


ロイヤルゴースト

ロイヤルゴースト
▼透明化クールダウン:1.6秒→1.8秒


この眠そうな男は、多くの強力なメタデッキの一部であり、多くの価値を提供することができます。 ちょっとやり過ぎかもしれません。 彼がもう少し長く見えるようにすることは、バランスを取るために役に立つでしょう。

ゴーストは、”もう一度透明になるまでの時間”が長くなります。

  • 2018/01(初期)0.7秒

  • 2018/02 1.2秒

  • 2018/06 1.6秒

  • 2022/06(今回)1.8秒

この要素が弱体化されるのは、ゴーストの調整史で3回目です。(今思えば、リリース直後の0.7秒とか、どれだけ強かったのかっていう話ですよ)。このまま行くと2030年くらいには、ゴーストがもはや全く透明に戻らなくなってる可能性もありますね。それをゴーストと呼んでよいものか。


ローリングバーバリアン

ローリングバーバリアン
▼射程:5→4.5


ローリングウッドと並んで、ローリングバーバリアンは長年にわたり、一貫してゲームの中で最も強力なカードの1つです。 射程の縮小によって、敵の対応がなければ、バーバリアンは2回ではなく1回だけタワーを攻撃することができます。

ロリババもナーフされます。射程4.5は、ロリババ史上最短です。

  • 2018/04(初期)6.5

  • 2018/05 7.0

  • 2018/09 5.0

  • 2022/06(今回) 4.5

今回のバランス調整では、ウッドとロリババという人気の2コス呪文が2枚とも下方修正されることになります。運営サイドとしては、ザップ・雪玉とも使い分けしてほしいということなのでしょう。

ただ、個人的には空デッキが今より増えないことには、ウッドやロリババ(対地上)に代えて、ザップや雪玉(空も攻撃できる)を積む意味はあまりないのかなという気がしてます。環境次第、でしょうか。


バーバリアン

バーバリアン
△攻撃速度:1.4秒→1.3秒(7%加速)
(※バーバリアン、攻城バーバリアン、バーバリアンの小屋、ローリングバーバリアンに適用)

上記のカードは、しばらくの間、弱い方でしたが、ローリングバーバリアンはしっかりしていました。 ローリングバーバリアンの射程の弱体化と一緒に、ゲーム内の4つのバーバリアンカードすべてを強化し、彼らの使用率や勝率がもう少し上がることを期待します。

最後はババの強化です。関連カードが多くて下手にいじるとあっちこっちでバランスが崩れてしまう難しいカードだけに、注目の調整ですね。

  • 2016/01(初期)1.5秒

  • 2018/06 1.4秒

  • 2022/06(今回)1.3秒

わずかー0.1秒ではありますが、これはバーバリアンが過去最強になったことを意味します。しかも彼ら基本的に群れてますから、トータルでの攻撃性能は数字以上にアップしたと言えるでしょう。

ただ、依然として弱点も多いカードなだけに使用率が急増するとは思いづらくて… 彼らを救える新しいテンプレデッキ、世界中が待ってます!


まとめと雑感

バランス調整まとめ

  1. 6月のバランス調整は計9枚。バフが4枚、ナーフが5枚。

  2. △ マザネクとババは過去イチの攻撃性能に

  3. ▼ ゴーストは過去イチで消えにくく。ウッドも弾きづらく

  4. これが最終決定ではない。フィードバックで微調整される可能性も!

  5. 次回のバランス調整は、2か月後(8月)の予定


雑感

10日ぐらい前になりますが、Twitterでバランス調整について質問を投げかけてみたところ、思いの他たくさんの、そして鋭いコメントをもらえました。あの時はありがとうございました!

今回のバランス調整内容を見て良かったなと思ったのは、エレジャイの強化やゴブドリの弱体化といったみんなが気にしていたカードに調整が入っていた点です。一方で、懸念する人が多かったエリポンがそのままだったのは意外でした。「エリポン+ミラー+三銃士」は来月も健在ということですね…

使用率・勝率の面からは、長く低迷しているババ小屋のテコ入れに、小屋じゃなくババそのものを強化してきたのが完全に予想外で、どう転ぶのか面白そうだなーと思ってます。手つかずだったウィザードネクロについては、うーん、もう少し冬の時代がつづくということでしょうか。(ちょっと5コストに不遇カード多くないですか?!)

運営さんが言うところの「フィードバックを受けての微修正」がどの範囲のどの程度のものなのかが分かりませんが、僕からも気になった点は伝えていこうと思ってます。みなさんの声や反応も、僕(kabutom)にでもいいですし、運営さんへ直接にでもいいので、是非お寄せください。待ってます!

以上、バランス調整速報でした。

クリエイターコードでの応援もお待ちしてます!■



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最後までお読みいただきありがとうございました。 
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それでは、また次の記事でお会いしましょう! (kabutom)

Good luck!

▽追記(2022/05/23)
このnoteが「先週最も多く読まれた記事の1つ」に選ばれました。ありがとうございます!


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