マンガを貪り読みたくなるときもある
「マンガを貪り読みたい」
その衝動に駆られた私は、ヨダレを垂らしながら近所のツタヤに向かった。
歳を重ねるにつれて理性が強くなり、休日でも何か生産的なことをしないと気がすまないようになってしまった。
例えば、堅苦しい本を読んだり、一日中外出をしたり。
常にどこか焦っていて、自分でも何をこんなに焦っているのかわからない。
そんな日々を積み重ねていると、どうしようもなく無為な時間を過ごしたくなるときがやってくる。
私はそんなとき、ひたすらマンガを読むようにしている。
それも堅