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傾識が進みたい未来のキーワードは「Dig」

傾識はどこを目指しているのか?何をしているのか?
ということを聞かれることが少しずつ増えてきたので、いろんな遠回りをしながら言語化してみます。

最初は秘密結社的なノリで始めてみようかと思ってたんですが、思えばあまり言語化してないなという決定的なことに気づいたので(あまりにも遅い)丁寧に少しずつ言語化していきたいと思います。
中身がわからないとなかなかチャレンジもできないですし。タピオカドリンクが流行ってるのも恐らくカップが透明で中身が見えるからですし、ミニ四駆でも男の子はスケルトン(モーターとか中身の機構が透けて見えるやつ)が好きなはずです。

岡本が気まぐれに更新する「拓識」では保険業界や金融系の話題を身近に感じてもらうべく色々今後も書いていこうとは思っているんですが、傾識全体のことはこちらの本体にどんどん書いていこうと思っています。いろんな人たちと話しながら気づいたことや、フラフラしてたら思い浮かんだこと、そこから考えたこととかをメモ帳的にもっと使っていこうと決めました(キングコングの西野さんのサロン投稿を読んでふわっと考えていたことが言語化されていたのでパクりました)。

傾識が取りに行きたいポジションはBBQ型の教養探求

狙いたいポジションを簡単に言うと、「BBQ型の知的好奇心」です。「BBQ型」という表現はキングコングの西野さんの表現をお借りしています。

西野亮廣エンタメ研究所

 少し遠回りをすると、ホリエモンや編集者の箕輪厚介さんがよく言う「これからは遊びの時代だ」っていうのがまず前提としてあります。5Gの技術とか様々な技術革新がこれから起こります。そうやって便利になると人間はめんどくさいことをしなくなるので、「遊び」により重心を置く、というのが彼らの論調です。個人的にもそうなるだろうなと思っています。
 大事なのはここからで、「遊び」に人々が振っていくと何が起こるか。恐らく「学問」とか「教養」に流れてくるんじゃないかなって思います。学問って究極の暇つぶし、遊びだと思うんです。ギリシア哲学だってあれ、暇だから、時間があったから頭を使ってたんですね。多分。余暇の時間があると人々は考えます。その時間って遊びに向かう人もいれば自分の好奇心を満たしに行く人もいるはずです。僕らはこの「自分の好奇心を満たすために行動する人」を取りにいきたいんです。自分達が知りたいことを自分たちで探しに行くっていう感じです。今の所、この作業のことを「#教養のDIY」と表現していますが、もしかして「教養」っていう言葉よりももっとシックリくる言葉があるんじゃないかと最近思い始めました。

教養に関していうと、脳科学者の茂木健一郎氏が著書で教養を2つに分けて定義していました。ひとつは静的教養。いわゆる今までの「教養」です。古典とか芸術とか国際プロトコル(マナー)とかそういう話です。もうひとつは、動的教養です。デジタルデバイスを駆使して情報を取りに行ったり、旧知のものをかけ合わせて新しいモノの考え方ができるとか、能動的に頭をフル回転させていく行動のことを動的教養と表現しており、傾識はこの「動的教養」に重きをおいていきたいなと思っています。もちろん静的教養の研鑽もしますが。

 傾識のやりたいことっていうのは「能動的に」今の時代に必要な教養を探し出していくという「習慣」を形成することです。習慣っていうのは、環境を作ったほうが確実に形成できます。自分の好奇心にまっしぐらな人たちが少しでも増えれば「傾(かぶ)いている(かっこいいの最上級互換と定義します)」大人が増えるんじゃないかと強く思っています。

サブスクリプションから「Digる」時代へ

 もう少し続きます。昔はネットもなかったので情報ってなかなか探せなかったと思うんですが、それでも少ないヒントから色々知識を深堀りしていったと思うんです。例えば、岡本はLUNA SEAの信奉者なんですが、中学生のときは雑誌片手に「彼らはどんな音楽を聴いてきたんだろう?」ということを必死に探り、どんどん聴いていきました。時代をさかのぼったりも当然するわけです。こういう作業を通じて、何か新しいことに気づいたり、他のバンドとの共通点と相違点がわかったりしてより深くLUNA SEAを理解できたんです。

 それが、時は移り、時代はサブスクリプション隆盛期。Spotify、apple music、amazonなど日々「あなたへのおすすめ」であふれる時代になりました。実感としても「最近同じような店とか音楽とかしか開拓してない気がする」というのがあります。昔みたいにCDのジャケ買いをしなくなった自分がいるんです。CDのジャケットがかっこいいから買ってみたら、音楽が全然好きじゃない!!とかいっぱりありましたよね。それで色々学ぶんです。ヘヴィメタルは表紙がダサいほうが音楽はかっこいい!とか(笑)。サブスクリプションだとなかなかそういうのに出会えないというか、お金を何に出すかは中身がわかってる前提のことが多いし、気軽にいろんなものに手が出せます。それが今。

 だけどだんだんもっと深く知りたいな、という層が増えてきた気がしています。「ディグる」っていう単語きいたことありませんか?「dig=掘る」という動詞なんですが、深くそのことを掘っていくことを「Digる」と表現します。サブスクリプションでいろんなことが気軽になった時代にやっぱり人は便利になった反動として少し知識欲を満たしたくなってきてると思っています。傾識はここを取りに行きたい。

キーワードは「Dig」です。

いろんなことをDigっていく作業をみんなでできたらより深く、より広く本質的なことを掴めるはずです。傾識ではまず、テーマを決めて「期間限定」であるテーマを「Dig」れないかなと思っています。たとえば「鍼灸」「金融」「ギター」「マヤ文明」「薬膳」「ケーブルテレビ」とかなんでもいいんですが、あるメンバーが得意なことを更にみんなでDigる作業をスレでしてみたいなと思っています。たとえば2週間「鍼灸Digスレ」みたいなのを作ってみんなで徹底的に調べてみるんです。そうするといろんなジャンルの人たちがいるので、そのひとたちの角度で新しい気づきがあるはずです。そういうのを空いた時間にどんどん投稿しあってみるのってすごく楽しいと思うんです。意味があるかはわかりません。意味を求めないほうが後々、線で繋がります。まずは何も考えずひたすらDigる。これに尽きるかなと思います。

長々と語ってきましたが、こういうのを今後言語化してメモ帳として投稿していきたいと思います。頭の体操しましょう。好奇心を縛らない環境を作りたいです。改めて皆さん一緒に遊びましょー。

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