9業種の割安銘柄を一挙分析! 割安株の探し方 vol.25
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さて、vol.1の記事では、私独自の以下の基準でスクリーニングをかけて、22業種105社をピックアップしました。
(1)東証一部上場
(2)予想PERが8倍以下
(3)実績PBRが1倍以下
(4)配当利回りが4%以上
(5)1単元が100万円以内
ただし、ピックアップされた105社は業界の偏りが大きく、それぞれの業種特有のリスクがないか自分自身で分析することが重要ということでしたね。
これまで、商社株、銀行株、建設株、不動産株、化学株、輸送用機器株、機械株、ガラス土石製品株、その他金融株、鉄鋼株、電気機器株、繊維製品株、金属製品株ついて分析を行いました。
本記事では、1セクター(業種)においてわずか1社しか、割安株として抽出されなかった銘柄たちについて、見ていきたいと思います。
①1セクター(業種)で1社しか抽出されなかった具体的銘柄
vol.1の記事で抽出された銘柄うち、1セクターで1社しか抽出されなかった銘柄は以下の企業になります。
(5020)JXTGホールディングス:石油石炭製品
(5703)日本軽金属ホールディングス:非鉄金属
(7987)ナカバヤシ:その他製品
(9110)NSユナイテッド開運:海運業
(9366)サンリツ:倉庫運輸関連
(8707)岩井コスモ:証券商品先物
(6186)一蔵:サービス業
(1518)三井松島ホールディングス:鉱業
(3376)オンリー:小売
スクリーニングで1社しか抽出されなかったということは、つまり、基本的には割安になりにくいセクター(業種)であると言えます。
その中で1社のみということなので、業界においてはイレギュラーな銘柄、もしくは固有のリスクで株価が振るわない銘柄と考えられます。
ただし、そもそものスクリーニングを行っているのが2ヶ月前ですので、一旦それぞれの銘柄の各種指標を見ていきましょう。
②各社の各種指標(PER、PBR、配当利回り)
vol.1の記事で抽出された銘柄うち、1セクターで1社しか抽出されなかった銘柄の各種指標は以下のようになっております。
※2019年11月28日終値ベース
(5020)JXTGホールディングス:石油石炭製品 △
時価総額 1兆6,281億円/PER 10.1倍/PBR 0.59倍/配当利回り 4.51%
(5703)日本軽金属ホールディングス:非鉄金属 △
時価総額 1,394億円/PER 8.9倍/PBR 0.72倍/配当利回り 4%
(9110)NSユナイテッド海運:海運業 ○
時価総額 554億円/PER 6.9倍/PBR 0.60倍/配当利回り 4.55%
(8707)岩井コスモ:証券商品先物 △
時価総額 315億円/PER 9.2倍/PBR 0.59倍/配当利回り 5.96%
(7987)ナカバヤシ:その他製品 ○
時価総額 169億円/PER 7.6倍/PBR 0.64倍/配当利回り 3.72%
(1518)三井松島ホールディングス:鉱業 ○
時価総額 158億円/PER 7.8倍/PBR 0.48倍/配当利回り 4.11倍
(3376)オンリー:小売 ○
時価総額 48億円/PER 6.8倍/PBR 0.57倍/配当利回り 4.34%
(9366)サンリツ:倉庫運輸関連 ○
時価総額 42億円/PER 7.4倍/PBR 0.48倍/配当利回り 4.01%
(6186)一蔵:サービス業 ○
時価総額 41億円/PER 7.2倍/PBR 0.69倍/配当利回り 4.02%
当初のスクリーニングから2ヶ月経過していることもあり、僕の個人的な割安基準から外れてしまっている銘柄もいくつかありますね。
本日11月28日時点でもまだ割安と言えるのは、以下の6社です。
(9110)NSユナイテッド海運:海運業
(7987)ナカバヤシ:その他製品
(1518)三井松島ホールディングス:鉱業
(3376)オンリー:小売
(9366)サンリツ:倉庫運輸関連
(6186)一蔵:サービス業
特に一貫性のない、バラエティ豊かな銘柄ですね。
それでは次に、上記6社の業績及び配当金の推移を見ていきましょう。
③本日(11月28日)時点でも割安である5社の業績・配当推移
本日時点でも割安と言える6社の直近及び今後の業績・配当推移は以下のようになっております。
(9110)NSユナイテッド海運:19.3期は頭一つ抜けてるが、その他は一株利益・配当ともに右肩上がり
(7987)ナカバヤシ:一株利益・配当ともにやや右肩上がり
(1518)三井松島ホールディングス:一株利益やや右肩上がり、配当維持
(3376)オンリー:一株利益・配当ともにやや右肩上がり
(9366)サンリツ:19.3期は頭一つ抜けてるが、その他は一株利益・配当ともに右肩上がり
(6186)一蔵:一株利益・配当ともにやや波がある
全体的に横ばいから右肩上がりとなっており、買い検討できそうな銘柄もいくつかありそうですね。
では、どのような順番で検討を行うべきか、見ていきます。
④投資先候補として魅力的な銘柄はどれか?
(7987)ナカバヤシと(3376)オンリーは、比較的右肩上がりで魅力的に見えますね。次点は(1518)三井松島ホールディングスでしょうか。
(9110)NSユナイテッド海運と(9366)サンリツも検討できないことはなさそうです。
以下の順番で詳細分析を行っていくのがいいでしょう。
(7987)ナカバヤシ
(3376)オンリー
(1518)三井松島ホールディングス
(9110)NSユナイテッド海運
(9366)サンリツ
(6186)一蔵は業績の波が激しいので、ややリスクがあると見ています。無理に買い検討をする必要はないでしょう。
⑤まとめ
以上、簡単に9業種の割安銘柄について見てきました。
結論としては、(7987)ナカバヤシと(3376)オンリーが最も魅力的であり、優先的に分析すべき銘柄だと考えます。
④で挙げた5社は全て詳細分析を行いますが、次回の記事ではまず(7987)ナカバヤシついて見ていきます。
※今までの記事はこちら⇒『割安株の探し方シリーズ(記事まとめ)』
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