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今やるべきことだけに集中し圧倒的な成果を出すリアル精神と時の部屋ーー株式会社北原孝彦 代表・北原孝彦

年商3000万円以上、かつ、年商1億円を本気で狙う経営者だけが参加できるコミュニティ。それが、代表・北原孝彦が講師を務める「1億企業実践会」です。

0→1、1→10のフェーズを経て、いよいよ「億」の世界を目指すとき、ビジネスの設計を見直したり、組織体制を整備をしたりなど、多くの課題と向き合わなくてはなりません。

その過程で、一時的に売上を抑えざるをえない葛藤や、居心地の悪くなった社員との別れなどとも直面するでしょう。

そのとき、あなたはどうしますか?

経営者としての強さを持ち、作るべきものを作りきるために、1億企業実践会はあります。この場を使って「何をいつまでに作り上げるのか」を北原と約束し、やり抜くことだけに集中してもらいます。

求める成果を当たり前のように手に入れられる、強い経営者を目指しましょう。

この記事は無料Web広報誌「KABUKITA MAGAZINE vol.2」の内容をnote掲載用の一部編集したものです。

「組織」はどこに向かうのか?

北原孝彦の講義より

はじめに、基礎知識として「組織づくり」について話します。「チーム」と「組織」の違いを理解するところからですね。

この図を見てください。チームが丸、組織が三角です。

チーム(左)と組織(右)

丸(チーム)に参加している人たちは自由にいろんな方向を向くことが許されていますが、三角(組織)では向く方向が一点に決められています。

その向かう先というのは「市場」です。三角(組織)では、全員が市場に向かい、それ以外を向くことは認められません。

まずは「チーム」と「組織」の違いと、「組織」が向かう先は「市場」であるという考え方を落とし込んでいただきたいと思います。


仕組みで動く組織づくりの3要素

事業を拡大するには、組織化・マニュアル化は避けられません。気が合う仲間や、能力の高い精鋭メンバーではじまった「チーム」を、「組織」に変えるときに必要なものが3つあります。

一つ目が組織図です。トップが誰なのか、中間管理職が誰なのか、その部下が誰なのかを決めます。

二つ目がルールです。どんなルールを守れば、この組織にいることが許されるのかを決めなくてはいけません。ルールの中にも、業務のルール(業務内容、勤怠入力、経費申請など)・姿勢のルール(挨拶や言葉遣いなど)に分けられます。

たとえば、弊社のコンサルティング課では、各自のSNSの更新回数もすべて業務のルールとして定めています。そのとおりに更新ができなければ、週次のミーティングで理由と改善策をあげてもらいます。

その後も改善が見られなければ、他部署への異動や降格となります。これもトップの感情は一切いれず、会社のルールとして決めているわけですね。ほかにも、必ずお礼を言うことや、敬語で話すことを姿勢のルールとして定め、全員に共有しています。

三つ目が評価制度です。どんな人を会社は評価するのかを明確に決めなくてはなりません。冒頭でお伝えしたように、組織が向かう先は市場です。トップに対する評価は市場が決めるので、市場からどのような評価を得たいのか、その評価を市場から取ってくるにはどうすればいいかを階層ごとに落とし込んだものが、評価制度です。


トップの仕事はYES or NOの意思決定

この、組織図・ルール・評価制度がなければ組織にはなりません。

そして、その三つが正常に機能するようになれば、プロダクトと求人に対しての広告費用を出すだけで、人が入り、「こうすれば評価されるんですね」と人が勝手に成長する仕組みが出来上がります。

この状態を作りあげれば、トップはYES・NOの意思決定機関として存在するだけで、事業を操れるようになれます。

実際、スクールでは毎月、300名を超える規模の「合宿」(勉強会)を開催していますが、僕がしているのは、YESとNOの意思決定だけです。

今日に関していえば、正直「YES」を言ったことすら覚えていないくらいです。それくらい、部下が企画を作り、僕が「YES」か「NO」と言うだけの状態にしてもってきているということですね。

なぜこれが必要かというと、トップが細かく指示を落とすようなやり方をしている限り、トップの指示が止まった瞬間に会社が止まってしまうからです。

部下から「これでいいですか」と上がってくるものに対して「YES」か「NO」を判断するだけで会社が回るようなルールを作っていきましょう。


一億企業実践会での絶対ルール

今では、2300名を超える規模になったスクールも、僕が個人的にクローズドの勉強会としてはじめたときは、10人以下でした。カラオケボックスで深夜まで相談にのっていた時ですね。今日はそのときの空気感を思い出すなと思ってます。

この実践会では、僕に自由に質問や相談をしていただいてかまいません。アドバイスをしたり、事業のロードマップを提供したりすることはできると思います。

では「実践会」と「顧問」(※現在、北原の顧問は受け付けておりません)の違いが何かというと、「顧問」にはマネージメントが入ってきます。アクションプランを決めて、3ヶ月ごとの面談で進捗を確認しながら、未達成の場合は改善を求めるのが顧問の関係です。実践会では、進捗を追いながらお尻を叩くことまではできません。

ですので、「何をいつまでに作るのか」の期日を決めることを、ここでのルールとして必ず守ってもらいたいと思います。

「SNSを更新する」など期日がないものは、月間投稿回数と投稿日時を決めるようにしてください。

弊社の仕事でも、必ず期日を約束として握り合うようにしています。「5月31日までにYouTubeチャンネルを立ち上げて、6月1日に1本目を更新して、月に15本更新できるような状態を整えます」のように決めるわけです。

もし6月1日に1本目の更新が間に合わないとなったら5月31日までに必ず部下から報告をさせて、新しい期日の約束を握り合います。”期日が来てから「できませんでした」は絶対なし”というのが弊社のルールです。


ルールを作り、守れる、強い経営者を目指して

会社のルールを決める、ルールを守る、ができるようになると、ルールで会社を動かし、事業を回せるようになります。弊社が次々と新事業を開発できるのもこのルールがあるからです。

そして「ルールを作る」だけがトップの仕事ではありません。作ると同時にトップが「ルールを守る」ことも忘れてはならないんです。これができなければ、ノリと勢いだけの会社になってしまいます。

繰り返し実践会に参加していただき、どんなルールを会社に取り入れていくのかを確固たるものにしながら、ルールを作り、守れる、トップとしての姿勢を身に付けていってください。

「一億企業実践会」は、ビジネススクール「北原の精神と時の部屋」内で開催中です。北原によるスクール説明会(ZOOM)も毎月開催中。詳細はこちらから。

この記事が収録されている「KABUKITA MAGAZINE vol.2」(無料)はこちらから。企業や経営にまつわるコンテンツを多数収録しています。

この記事を書いた人:今村ゆり

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