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家具の固定が、大地震で自身と家族の命を守ります。

南海トラフ地震や首都直下型地震などの大規模なものは30年に1回起きると言われているものですが、家具が倒れる。食器棚の扉が開いて皿が割れる程度の小さな地震は日本のどこかで毎年起きています。

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阪神淡路大震災では、死亡者の約1割、負傷者の46%が家具類の転倒によるものといわれています。また、新潟県中越地震では、被災者の73%の方は家具類の転倒による死傷とされていることから、自分で今できる「防災」、それが家具類の固定です。

リーフレットの掲載写真は平成30年6月大阪府北部地震高槻市・茨木市(震度6弱)です。こちらの写真をよく見ると突っ張り棒で固定していたはずなのに家具が倒れています。

地震の際、家具類は必ず倒れるものと考え、正しい知識を学んでいきましょう。

また、冷蔵庫や大切にしている食器など壊れるなどして大切なものを失うことを防ぐことになります。

あの時家具の固定さえしていればと後悔しないように、防災リュックの準備はもう終わったと安心せずに、正しい知識と今すぐ実行することで転倒防止!!

このリーフレットで自宅の危険性を確認し、家具類の固定を確実に実施しましょう。

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大地震に備えて「今できる」防災

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STEP①自宅の家具状況をチェックしよう!

① 固定していない家具類を置いている
② 「背の高い家具類」「重い家具類」を置いている
③ ガラス面のある家具類(鏡面等)を置いている
④ よく居る場所、寝る場所に家具類を置いている
⑤ 部屋の出入り口付近に家具類を置いている
⑥ 家具類の上に物を置いている
⑦ 本棚などの扉のない棚を置いている
⑧ 観音開の扉がある家具類を置いている
⑨ つりさげ型の照明や絵画などの飾りを設置している
⑩ テレビやパソコン、ポットなどの電化製品を設置している。

10項目の〇の数が多い「部屋」が、地震発生時に家具類の転倒による被害の危険性が高いと考えられます。

寝室、居間・リビング、台所、こども部屋、書斎、玄関、洗面所・浴室、その他

〇の多い部屋順に、全ての家具対策をしましょう。

まずは、誰でも簡単にできる。家具類の配置を見直しましょう。

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STEP②家具類の配置などを見直そう

☐ドア開閉と避難通路を考えた家具類の設置ができている

☐廊下に家具類を置いていない

☐寝室には家具類を置かない、または置き方を工夫している

☐窓際・ガラスの近くに、移動しやすい家具類や重量家具を置いていない

☐家具類の上に固定されていない荷物を置いていない

寝室などには、家具類の転倒影響がない、安全スペースを確保することも大事です。

また、日ごろから整理整頓を行い、足元や頭上に荷物を積まないように心がけましょう。

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STEP③家具類の転倒・飛散防止に備える!

☐ 二段重ねの家具がある場合、上下の家具の連結固定できている

☐ 吊り下げ式の照明は、ワイヤー等で固定し、揺れと落下防止の対策をとっている

☐ 窓ガラスや家具類のがラス面、鏡面は飛散防止フィルムを付けている

☐ 液晶テレビは転倒防止ポールや壁掛け器具等で固定できている

☐ 観音開の扉に開放防止の器具など取り付けし、対策できている

☐ 本などが棚から落ちないように落下防止バーなどを設置している

●キャスター付き家具類の対応

☐ 移動後は必ずキャスターロックしている

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STEP④家具固定の正しい知識を理解しよう

【基本】壁へのネジによる固定

家具はL型金具などを利用して、「壁」にネジで固定することが基本です。

「壁」に固定する際は、間柱などの下地材に取り付けます。

ネジ留めできない場合

壁や床に直接固定できない場合に限り、2種類以上の器具で上下から固定します。(原則、単独使用には適しません)

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STEP⑤家具類の固定方法

【基本】壁へのネジによる固定

【ネジでの家具固定】

壁の壁下地柱や間柱に十分な強度があり、ネジ固定ができる場合、ネジで家具を直接固定します。

ネジ留めできない場合

【ネジ固定が難しい】

2種類以上の器具で上下から固定します。

リーフレット内容を読んでみていかがですか?

引っ越しや新しい家具を購入する時に家具の固定まで考えてから配置を決めるのが理想です。

しかし、じゅんこママ自身も結婚が決まり新居を中古分譲マンションを買うと決めていたので、夫が一人暮らしで住んでいた1Kのアパートにリュックサックとボストンバックの荷物だけで嫁入りして

新婚時代は共働きしながら狭い部屋で暮らしていてなかなか見つからないなと探してた時に見つかりそして引っ越しして

家具や家電を買いにいく暇もなく、炊飯器は床に置き、ちゃぶ台で2人ごはんを食べる生活しながら1か月後に妊娠しました。

悪阻が酷くてトイレでゲロゲロと吐きながら、家具や家電を買いそろえたりしていたので家具の固定まで気が回らず

そして、1人目を出産そして2人目を妊娠また出産と入居して結婚して4年後の平成30年に大阪で地震があり、その時は1人目の娘と夫と3人でいて妊娠中でしたがとっさに掛け布団をかけて娘と一緒に揺れがおさまるのを待ったことを今でも鮮明に思い出します。

そんな怖い思いした私でもまあ~寝室は畳の部屋で何も物を置いてないし今回の地震で大丈夫だったから次も大丈夫と考えていました。

しかし、大阪市からこのリーフレットいただいて読んだ時に今のままでは2人の娘を守ることはできないと危機感を持ちましたので、2021年6月にお恥ずかし話ですがやっと家具の固定をしました。

次回は「地震に備えて家具を固定してみて気づいた点」という題で、じゅんこママが実際にどのようにして家具を固定しみたか体験談を交えてお話しますので、まだ家具を固定されていない人は参考にしてみてください。













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