【配当利回り投資&条件💰】

暴落時にオススメなのが配当狙いの投資法です。

地合いが悪化し、多くの銘柄が下がるような時でも高配当株は利回りが意識され下げ渋ることが多いです。

例え株価が下がったとしても財務が健全なら配当を維持する可能性が高いからです。そしてそれどころか株価が下がることによって利回りが上がりさらに魅力的な銘柄になるというわけです。

パニック時の投げ売りに惑わされず、冷静に対処する術を身に付けましょう。


まず配当金とは、企業が株主に利益を分配することをいい、株主が保有する株数に比例して分配されます。

一般的に配当利回りで意識されるのは3%、4%といったわかりやすい節目のラインです。

暴落時には、このような利回りの高い銘柄は買い支えられることが多いです。

業績が悪くとも利回りが意識されるので、高配当銘柄は株価の下支え効果も大きいのです。

特に減配の可能性が低く、利回りが4%を超える銘柄は長期投資家にも大人気です。


単純に配当利回りのみでいくと、ランキング上位の銘柄を買えばいいわけです。

配当利回りランキングは四季報やYahoo!ファイナンス、バフェット・コードなどで見ることができます。

一般的に減配をしない限り、株価が下がれば下がるほど利回りは上がっていきます。

しかし高利回りの銘柄は、業績が悪化し、株価の下落に比例して、利回りが一時的に上がっているケースが多いです。

その結果が高利回りに繋がっている銘柄も多く存在しているので気を付けましょう。

業績悪化に伴い、減配や無配になればインカムゲインどころの話ではなくなります。

利回りだけを意識するのではなく、しっかり業績も見極めて分析していきましょう。


また、同時に配当性向が高すぎる銘柄は、減配のリスクがあるので注意が必要です⚠


優良高配当株を見つけるスクリーニング条件とは?


〜高配当銘柄の条件〜

⭕PER15倍以下

⭕2期以上連続増配

⭕今期(来期)予想が増収増益

⭕配当利回り3%以上

⭕配当性向60%以下

⭕自己資本比率40%以上



⭕PER15倍以下について。

→PERはあらゆる指標の中でも一番メジャーな指標といってもいいでしょう。配当利回りだけではなく、キャピタルゲインや業績のことも考え、PERは15倍以下がいいでしょう。
 

⭕2期連続増配について。

→増配という行為は、業績が良くないとできないことなのです。増配する企業は、今後の見通しに自信があり、成長できると判断されて株価も値上がりしやすいです。そして安定して増配をしている銘柄は買いも入りやすいのです。


⭕今期予想が増収増益について。

→増収増益銘柄は、安定事業を展開していて、これからも長く増配を続ける可能性が高いです。売上高も営業利益ともにアップしている銘柄は減配リスクが少なく、今後も安定した配当を出すと考えられます。

出来れば5%以上の増収増益で、2 期連続といった継続した好業績を出している銘柄を選びましょう。逆に減収や減益銘柄だと、減配のリスクが高まります。配当利回りだけにとらわれず、しっかり業績面も見るようにしましょう。


⭕配当利回り3%以上について。

→現在、日経平均株価の平均配当利回りは1.75%です。

少なくとも日経平均の利回りを上回り、業績が安定している銘柄が狙い目です。低すぎる利回りはそもそも配当投資には値しません。

いくら業績が良いといっても、インカムゲインの配当狙いをするなら3%以上の銘柄を選定しましょう。


⭕配当性向60%以下について。

→配当性向とは、利益から配当に回した割合のことを指します。業績にたいして配当水準が適正かどうかを判断しています。配当性向が低いほど配当を維持しやすいです。

あまりにも高いと注意が必要です。100%を超えていたら利益以上に配当を出していることになり、危険水準にあたります。のちに減配のリスクがあります。

できれば60%以下で探すことをおすすめします。


⭕自己資本比率40%以上について。

→自己資本比率を設定しているのは、主に増資回避の為です。増資をされたら希薄化により、株価が大きく下がり、配当どころじゃなくなります。

また、負債が少ないほど一時的な業績悪化時でも増配や維持ができます。財務体質が強い企業であれば配当が継続して出しやすいのです。

自己資本比率が低すぎると増資の懸念や増配が期待できないため、40%以上が望ましいでしょう。


高配当株は今すぐに買うのではなく、監視をしておいて下がった時に買うのおすすめです。

スクリーニングを駆使して自分なりの優良高配当株を見つけてみましょう。


〜📖IR銘柄分析📊〜


【6369 トーヨーカネツ】

時価総額 353億円
PER 11.70倍→11倍(予) PBR 0.90倍
ROE 7.8%(予)  ROA 4.3%(予)
自己資本比率 54.9%
配当利回り 4.23%

⭕物流(ロジスティクス)関連
⭕脱炭素関連
⭕水素&アンモニア関連
⭕ミックス係数 10.53
⭕割安成長株◎
⭕増収増益&増配◎
⭕高配当株◎ 4.23%
⭕四季報銘柄◎
⭕IR取材◎

⭕物流倉庫内の搬送システム全般を構築。物流業界の2024年問題の本命銘柄の一つ。

⭕トーヨーカネツは連結子会社12社で構成。物流倉庫の出荷などを担う物流システムや各種貯蔵タンクの開発、製造およびメンテナンス、産業用機器の製造・販売、環境調査の測定・分析などの事業を行う。

⭕物流ソリューション事業の主な顧客は、国内に物流施設を保有する電子商取引業者、生協、3PL、小売・卸業者、量販店、製造業者など。

⭕空港や倉庫向けの案件も多く、空港の手荷物搬送システムでは国内シェア80%を超える。

⭕生協向け物流センターシステムのシェアは70%以上。アマゾン向けも拡大。

⭕プラント事業は、世界屈指の原油・LNGタンクメーカーとして、世界各国で約5,700基に及ぶ世界2位の納入実績。

⭕長年にわたって培われてきた技術と豊富な工事経験を生かし、安全性、経済性、品質の向上を追求し、改修計画の立案から清掃・検査・補修に至る一貫したトータルサービスで、メンテナンス業務を行う。

⭕次世代エネルギー開発事業は、環境負荷の低いエネルギーへの転換が急がれる中、二酸化炭素を排出削減に寄与する「大型液化水素貯蔵タンク」や、「アンモニア貯蔵タンク」の開発および実用化に向けて取り組んでいる。

⭕アンモニアやCO₂大型貯蔵タンクの研究開発を2023年3月期までに終え、2024年3月期から販売に転じていく方針。

⭕海外市場におけるタンク新設需要の取込み 。液化⽔素タンクの建設技術の獲得などが期待される。

⭕今期の業績予想 前期比 (会社)

売上高 473億円→524億円
・+10.70%
営業利益 24.9億円→28億円
・+12.10%
経常利益 28.9億円→31億円
・+7.0%
純利益 23.7億円→28億円
・17.7%

⭕事業環境は主力である物流ソリューション事業の需要が依然旺盛であり、半導体などの部品調達が困難であった状況から徐々に脱しつつある。

⭕一部期ズレにより経常利益の減額修正を行ったが、すべてのセグメントで増収。前期比では増収増益を見込んでいる。

⭕来期の業績予想 前期比 (四季報)

売上高 524億円→600億円
・+14.50%
営業利益 28億円→36億円
・+28.57%
経常利益 31億円→39億円
・+25.80%
純利益 28億円→29億円
・+3.57%

⭕来期は大幅な増収増益の予定(四季報)

⭕セグメント別に見ても全ての事業でトップラインが上がっており業績は好調。

⭕設備投資や人材育成もしっかりしており将来性◎

⭕今後は物流ソリューション事業の事業領域・業務領域の拡大、プラント事業で安定的な収益を確保、次世代エネルギー社会に対応した各種貯蔵タンク受注による業績の回復、みらい創生事業でのM&A推進によって環境関連分野の拡大を図る。

⭕物流システム機器市場の先行き
→日本では電子商取引が普及途上にあること、人手不足が続く中で物流システムの効率化や省力化に向けた企業ニーズが強まること、物流や運送業界の2024年問題もあるため需要が拡大していくとみられている。

⭕物流システムの組み立ては見えない参入障壁が存在する。特に小売・卸業向け物流システムを手掛けてきた実績から、物流システム構築上のメリット、デメリットを知り尽くしており、その上で顧客と商談できる体制が整備されている。これにより、顧客にとって最適な物流システムの提案や構築が可能であり、競合上優位である。

⭕外国人保有比率12.74%と小型株の中では高めであり、海外からも注目されていることがわかる。

⭕2024年3月期の配当は、1株当たり150円から180円に増配。配当利回りは4.23%に◎

⭕IR取材について
→当社の許可なく、回答内容を転用、二次利用し、または当該お客様以外に開示することは、固くお断りいたします。(※トーヨーカネツHPより)

↑内容については非公開とさせて頂きます。

⭕物流DX、再エネ、水素、アンモニアと材料が豊富。また指標を見てもかなりの割安でバリュー投資家にも人気の銘柄。

⭕今後も規模の大きい複数のM&Aや環境事業を拡大させ、年間売上高を増加させるとしている。

⭕成長投資や研究開発、人材育成にも積極的に力を入れており成長も期待できる。

⭕直近の株価は、3/25に上場来高値4780円をつけてから調整中。4100円付近、ダブルボトムで反発しており、再度上場来高値の更新すると予想。

⭕現在PBRは1倍を割れており、配当利回りも4%超えと高いことから、水準訂正が期待される。

〜四季報ガチ勢独自予想〜

⭕短期の目安
下値 4100円 上値 5800円

⭕長期の目安
6000円以上


【中期経営計画の基本方針】

⭕物流ソリューション事業:事業領域拡大による高成長企業への進化。

⭕プラント事業:エネルギー転換の過渡期における安定したエネルギーインフラへの寄与。

⭕次世代エネルギー開発事業:次世代エネルギー社会到来に向けた高度な技術力の獲得と参画。

⭕みらい創生事業・その他:グループの成長を加速させる第三の事業確立への挑戦。

⭕株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付け、財務の健全性と株主への利益還元とのバランスの最適化を基本としている。連結配当性向は50%以上としている。



いつもありがとうございます。