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川端康成「雪国」を読んで

川端康成の「雪国」を読んだ。中村文則著「カード師」が面白すぎて、何を読めば良いのかわからなくなった(一介の読み手の分際で、世の書き手に対して甚だ失礼であるとは思う)。そういえば、川端康成の代表作の一つである「雪国」をまだ読んでいないことに思い当たり、手に取った。

私は現代小説(エンターテイメント小説? よく「夏の〇〇文庫100」とかにあげられているもの)ばかり読んできた。「雪国」は、現代の流行る小説と比べると、「物語感」が少なかった。随筆のようであった。

私の読解力の問題かもしれないが、ゆるふわと言う感じだった。綺麗だけど、冬特有の憂いもあって、よかった(語彙力)。

ひとこと言うとすれば、冬に読めばよかった……

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