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【エッセイ】下戸も子供も飲めるお酒、

それは甘酒。

なお私自身は下戸ではなく、ソーバーキュリアス(体質や病気に関わらず、"あえて"お酒を飲まない人)に該当する。
ソーバーキュリアスという呼称はまだ一般化していないし、なんとか上手く日本語訳されてほしいものである。上手く日本語で造れたなら概念の名付け親になれるかもしれない。

閑話休題。
甘酒は酒粕から作るものと、米麹から作るものの2タイプあり、私が好むのは後者である。
子供の頃から"どろっとして酒臭い"というイメージが強く、ほぼ飲まず嫌いでいた。数年前の金沢旅行で初めていい甘酒を飲み、その美味しさを知った。2タイプあることを知ったのもその頃である。酒臭いのが苦手な人は米麹タイプのものを飲んでみてほしい。お米の甘さが感じられて美味しいのである。

また意外なことに、夏の季語である。甘酒と言えばお正月に温かいものをいただくイメージが強いが、冷やした甘酒も美味しい。栄養価も高いので、夏バテ時にも向いた飲み物なのである。実際疲れている時に飲むと元気が出る。

まるで健康のために飲んでいるような書き方をしたが、美味しいから飲んでいるだけである。体に良くて美味しいって素晴らしい。
思えば焼き芋も食物繊維が豊富で、体にいいし美味しい食べ物だ。食べ物を好きになる基準が、まず好みに合うこと、その次に体にいいこと、になっている気がする。


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