02.新たな超光速通信について

光の速度を超える超光速通信については、昔から議論が交わされてきた。タキオン粒子などは正にその希望を示すものである。超光速はその通信だけではなく、時間も超えることができるかにも関わっており、研究が進められている。

そこでは様々な方法が検討され、研究が進められているが、遂にこれまでと全く異なるアプローチでその実現に手をかけようとしていた。それは、双子の意思疎通による通信である。

一卵性双生児の間ではしばしばテレパシーが使えるという話を聞くが、その科学的理由は解明されていない。しかし、その頻度は偶然では片付けられず、これは明らかに「使える」技術として活用していくべきものである。

そして遂に、原子レベルで同一となる完全一致双生児の誕生となった。この双子により完全なる意思疎通が行われ、それはその距離に関係なく通信ができると期待されている。彼らが健康に育つことを祈るのみである。