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ワイン教室

今年は12万年ぶりの暑さだそうです(出典)。こんなに暑かった年は12万年もさかのぼらないといけないわけですが、その頃はいわゆる旧石器時代。やっと火を使えるようになった時代です。マンモスを追いかけたり木の実を拾ったりしながら「今年ヤバい、マジで暑い」と言い合っていたのでしょうか。現在の群馬とか埼玉とか、その辺りの集落に住んでいる旧石器時代人がぐったりして「今日は食欲ないから、そうめんでいいわ」みたいなことを言っていたかと思うと、今も昔も同じだなと思います。

聞いた話では、「寂しい」という理由で救急車を呼ぶ人がいるそうです。心が追いつめられている危険な兆候ではありそうですが、呼ばれた方が困ります。手を握ったり、抱き締めたり、うんうんとうなずいてあげたらいいのでしょうか。通報した人の表情が和らいで、にっこりしたのを確認したら、隊員の人が「すみません、帰っていいでしょうか」なんて言ったりして。帰って、いいのでしょうね。

私は、ワインにやたら詳しい人を見ると、ケッと思ってしまうくらいに心が貧しいのですが、お酒というと、割とワインを飲むことが多いです。好きではあるけれども、そんなに知識を増やしたくはないという程度の好きさ加減です。実をいうと、この文章はワインに酔った状態で書いています。こないだカルディの玄関口みたいなコーナーでざっくばらんに並んでいるワインのボトルから、適当に引っこ抜いてきた一本をぐびぐび行きました。ちょっと気分がいい、ガードの甘い雰囲気になっています。誘っているわけではないけれども、ちょっと魅力的な状態になっているのではないでしょうか。

酔うと、饒舌になる人は多いです。私もそのようなタイプかもしれません。ですが、私にはお酒を飲みながら話をするような友人がいません。なので、こうして一人で文章を書いています。客観的には非常にみじめですが、タイピングは速くて滑らかです。

おばあちゃんが野球で盗塁するときに、木からメープルシロップが垂れるくらい遅い、みたいな比喩表現をしたりして、いやあやっぱりこいつ酔ってるな、なんて感じることがあると思いますね。

明日、この文章を読み返すと思いますが、たぶんちょっとどうかな、何を書いているのかしらなんて思うかもしれませんが、別に、いいじゃないんですか。読んでいないじゃないですか、誰も。

いいでしょう、別に。





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