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本当に借金返済の最終手段?クレジットカード現金化の問題

クレジットカード現金化とは?

クレジットカードの現金化という話をきいたことがある人もいるのではないでしょうか。このクレジットカードの現金化というのはクレジットカードのショッピング枠を利用する方法で、簡単に借金ができる1つの方法として位置付けられています。

クレジットカードの現金化の方法というのは簡単に言うと、クレジットカードのショッピング枠を使って商品を購入し、その商品を転売するという形で現金を得るという方法になります。

このクレジットカードの現金化には自分自身で商品を購入してそれを転売する方法、もしくはクレジットカードの現金化業者というものを利用する方法の2つがあります。ただ、このクレジットカードの現金化についてはさまざまな問題が存在します。ここからはクレジットカードの現金化の問題について見ていきます。


多くの問題が存在するクレジットカードの現金化

クレジットカード現金化業者の問題
2011年にクレジットカードの現金化を行っている業者が逮捕されるという事件が発生しました。その後の裁判により、クレジットカードの現金化というのは金銭の貸し付けに当たると判断されたという事例があります。

貸金業を行うためには貸金業者としての登録を行う必要がありますが、このような登録を行っていない貸金業者も多く存在します。また、このような貸金業者については10万円の商品を買って、7万円貸し付けるといったような非常な暴利を取っている場合があります。

ちなみに、この例だと年利は450%というとんでもない率になります。クレジットカードの現金化を行っている業者にはこのような悪徳業者が多いのも大きな問題になっています。

クレジットカード利用者側の問題
また、このクレジットカードの現金化をすることにより、現金化を行ったクレジットカードの利用者が被る大きなデメリットとして自己破産という債務整理の手段をとることが出来なくなる可能性があるという点を挙げることができます。

借金が返済できずにもう生活が成り立たないとなった場合、最後に頼れる救済措置が自己破産というものになります。ただ、この自己破産という手段を用いる際には、免責許可というものを得る必要があります。

しかし、クレジットカードの現金化を行っていたがために、「債券者を害する目的で財産価値を不当に減少させる行為」、「破産手続を遅延させる目的でなされた不利益な取引」といった禁止事項に当てはまると判断され、免責許可が下りずに自己破産できなくなる可能性があります。

借金の問題ではクレジットカード現金化ではなく債務整理を考えよう
手軽に現金を手に入れることが出来るということから、借金の滞納などに困っている人はクレジットカードの現金化という手段に走ってしまいがちです。しかし、クレジットカードの現金化自体は法律的にも非常にグレーなゾーンとなっており、犯罪と判断される場合もあります。

したがって、安易にクレジットカードの現金化に手を出すのはおすすめできません。借金の返済が難しそうだと感じた場合、早いうちに債務整理という手段を検討することをおすすめします。先ほど紹介した自己破産も債務整理の一つですが、それ以外にも任意整理、個人再生といった手段も存在しています。

このような債務整理の手段をとると自宅などの財産を残したまま、借金を減らすことも可能になります。このような債務整理については債務整理を専門にして相談を受け付けている弁護士がいます。

一度そのような専門知識を持つ弁護士に相談してみるのが良いでしょう。また、この債務整理を行う場合、払い過ぎた利息を返還してもらえる過払い金請求という手段も組み合わせて用いることが多くなっています。

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