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世界で活躍する専務の仕事を間近に見て気づいた大事なこと

カバン持ち学生: Sunway University(マレーシア) 服部愛子
カバン持ち先:株式会社コノミティ 専務取締役 小林 宏暢
カバン持ち実施日:2023年9月(3日間)

カバン持ちにエントリーしたきっかけ
きっかけは、私の「社長」という存在に対する好奇心からです。「社長」に対して抱くイメージが、「天才」「自分とは違う世界」「一周回って人間ではない」「人生3週目くらい」といったまるで超越者のような、尊敬からくる訳のわからないイメージでした。
だからこそ、何者なのか、その仕事の実態を直接お会いして、
「お話しして知りたい!」というのが大きな理由です。
同じ人間なのにどこが自分とは異なるのか、自分の不足部分はどこなのか、全て吸収してやろうという意気込みで臨みました。
加えて、海外を相手に仕事している会社を実際に見てみたいというのも理由の一つです。というのも、私は将来的には東南アジアで仕事をしたいと思っていますが、海外での仕事についてはまったく知識もなくよく分からないというのが現状でした。
社長がどのように働いているのか、世界で活躍する社長を実際に見学し学びたいと考え、エントリーしました。社長のカバン持ちを通して、将来のキャリアについての洞察を深めていけたら、という思いでした。

株式会社コノミティ https://kabanmochi.jp/presidents/1137/

カバン持ちで得た体験

ミーティングと会議に参加をさせていただきました。
オンラインで海外と繋げているものあれば、オンラインとオフラインのハイブリッド、実際に対面で会うものもあり、形態はさまざまでした。会議内容も海外人材派遣や医療機器などさまざまな事業を行なっているため、毎回、内容が異なりとても新鮮でした。専務は1日に5つほどののミーティングをこなしており、体力と集中力には参りました。それと同時に、毎回異なる内容に臨機応変に対応されている専務の姿に驚きました。特に、それぞれの企画に対し、的確な指示と意見を述べていらっしゃったのが印象的でした。
加えて、昼休みに食事をいただいた際に、社員の方を交え、専務と深いお話をさせていただいたことも印象的に残っています。会社や経営に関する話や、生き方・海外や教育、趣味の話など幅広くお話することができました。幅広くお話ししたにもかかわらず、どの話題においても、考え抜かれた専務なりの哲学や考え方が詰まっており、そしてそれは会社の経営理念や専務の生き方に共通するものが見受けられました。

カバン持ちで学んだこと、気づいたこと

一番印象的なのは、専務が『社員の幸せを一番に考えていらっしゃった』ことです。
これは専務がおっしゃっていた
「社員の方がお客さんと直接の関わりを持つのだから、社員の方が幸せではなければ、お客さんを幸せにできない。そのためには社員を一番に扱わなければならない。『社員の幸せ=お客さんの幸せ』」というお言葉にも現れていると思いました。
その実例として、専務自身が積極的に社員に話しかけていたり、職場環境が社員中心に設計されていたりしました。会社の主体が社員の方なのだと感じました。

そして、実際に会社に何十年も勤続されている方とお話しした際、
「職場環境が良い」とおっしゃっていたのも印象的でした。

また、ビジネスは肩書きや会社間のやりとりの前に、「人との付き合いである」とおっしゃっていたのも印象的でした。
正直、参加する前のビジネス全般のイメージとして、損得勘定を元に選択していたり、表面上のがめつさから汚いもの、というのがありました。しかしながらも、そうではなく、基本は「人間」なのだと気づきました。
「この人と仕事をしてみたい」という、その人の人間力が判断基準となっており、だからこその専務の人間力と視座の高さなのだと納得しました。過ごしていく中で自分も常に成長し続け、人から求められる人間力の高い人でありたいと心から思いました。
専務は常に儲けた利益を世のため、人のために分配するという『ノブレスオブリージュ』の考えを体現していらっしゃって、ビジネスに対する悪いイメージは完全に払拭されました。

この体験を今後どのように活かせるか

今後はビジネスにも興味がありますが、まずは人間力を高めていきたいです。今回、実際にカバン持ちをして、ビジネスは手段にしかすぎないことを学びました。専務の考え方や姿勢を学んだからこそ、次は自分自身が実践できるようにしたいと思っております。
しかしながら、まだまだ人間力というのがわかっていない状況です。故に専務のような素敵な方に出会い、自分の中のロールモデルを増やしていけたらなと思います。
具体的には、旅をして、行く先々のご縁を大切にし、出会った相手を知ることで人間力を高めていきたいと考えています。そして、日本だけではなく海外でもこの活動ができたらと思っております。

今回、専務自身が熱を持ち、世の中のために貢献していく姿にとても感銘を受けました。この経験でビジネスが私の興味分野になりました。今後は自身も何か心の底からの「熱」を持てられるものを探すのと同時に、ビジネスについての知識を深めていけたらと思います。

これからカバン持ちをする人へのメッセージ

カバン持ちに対して、少しでも面白そうと感じたのならば、とりあえずやってみればいいと思います。(この文章を読んでいる時点で興味は確実にあるので、もうやっちゃいましょう!!笑)
今までにも複数の経営者の方にお会いしましたが、皆さん共通して「行動」「直感」を大切にしていました。
やる前からあれこれ考えても分かりませんし、何も始まりません。そして行動してみれば以外と簡単で、杞憂に過ぎなかったと笑い話になるかもしれません。
けれども、ここでひとつ大事にしてほしいのが行動後の「内省」です。行動してその後に楽しかった、よかった、と終わらせてしまうと、何も自身の中に残りません。行動しただけで終わってしまい、『だから何?』とつっこまれてしまいます。だからこそ、「何を感じたのか」「どのような感情の変化があったのか」といった体験を通して次につながる内省をしてほしいです。そしてそれを基に次の行動を起こしてもらいたいです。


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