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★蒙霧升降★夏の疲れがどうにもならないときの【フルーツティーとかるかん】


熊猫薬膳茶房にようこそ!
疲れちゃったらここで休んでいってね。
美味しいお茶とおやつ、あります。

七十二候「蒙霧升降」、8月真ん中ごろ、とにかく疲れるよね

毎年8月18日ごろからの5日間、山あいの水辺や森で濃い霧が立ちこめる頃の七十二候。
この時期、とにかく疲れて何もやりたくないという人は、からだに「気」と「血」が足りていないのかもね。

東洋医学では、汗をたくさんかくと、血液などの水分と一緒に、身体を順調に機能させる「気」も一緒に失われてしまうと考えるんだって。
だから、もともと頑強というわけではない人が、疲れがとれない、食欲がない、気力がわかない、お腹が心配という状態だったら、「気」と「血」のもとでまずからだをいたわるといいよ。

何もしたくないのは気持ちの問題じゃなくて、ほんとにからだが疲れてるだけ。
まずは「気」と「血」のもとになるお茶とおやつでゆっくりしていってね。

「血」をつくるフルーツティー

エアコンの効いた室内で、温かいフルーツティーをどうぞ。
フルーツは、なつめ、レーズン、プルーンに龍眼。
ドライのフルーツに熱い紅茶を注いでよく蒸らします。

龍眼はライチに似た南国のフルーツで、疲労回復や不眠、こころの疲れに効く生薬としても使われているよ。
甘いフルーツの香りでリラックスしてね。

山芋のお菓子、かるかん

おやつのかるかんは鹿児島名物。山芋とお米の粉で作ったお菓子だよ。
山芋は、薬膳界で元気の出る食べ物5本の指に入るVIP食材。生薬として使われるときの名前は「山薬(さんやく)」、古代から大切にされてきたお芋だよ。
とろろで食べるのが一般的だけど、煮ても炒めても美味しいお芋。すりおろしてお米の粉と合わせ、メレンゲやベーキングパウダーを加えてふんわり蒸しあげたのが、今日のおやつ、かるかん。
しっとり、もちもちの食感でうまー!
たくさん食べていってね!

レシピメモ

★フルーツティー

材料
・干なつめ、レーズン、プルーン、干龍眼(種をとって粗く刻む)
・紅茶(プレーンな紅茶が合います)

ティーポットにフルーツと茶葉を入れ、沸騰したお湯を注いで長めに蒸らします。ティーバッグを使うとフルーツも食べられます。

★かるかん

材料
・山芋 すりおろして100g
・砂糖 80〜100g
・上新粉または米粉 100g
・水 100g
 ・ベーキングパウダー 小さじ1

①すりおろした山芋に砂糖を入れてよく混ぜます。混ざったら水を加えてよく混ぜます。
②①に上新粉とベーキングパウダーを入れて泡立て器でよく混ぜます。
③型に入れて、蒸気の上がった蒸し器に入れて15分ぐらい強火で蒸し、火を止めて20分蒸らします。竹串についてこなければ出来上がり。
④蒸す前にくこの実を乗せるときれい。くこの実には血をつくる働きがあるよ。黒ゴマでもよい。


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