絵本のオキナワ【絵カフェ】
ちょうどここに来るときに
シーサーがちょこんと座った赤瓦屋根を見たでしょう？
そこがこの絵本の舞台、『絵カフェ』です。
❇︎
めんそーれ。
どうぞ、
日々の疲れや悩み事などの肩の荷は
いったん忘れて下さいね。
それからこちらがメニュー表です。
どうぞご覧ください。
1月『マングローブカフェオレ』
「心と身体の居場所を探して
彷徨っているのなら、
西表島へ行ってみて」
ほっとします。
令和3年7月 西表島が世界自然遺産『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』に登録される
2月『月桃チョコレート』
「香りが大好きな沖縄へ連れていってくれる気がするんだよ」
3月『波打ち際のメロンソーダ』
「2秒に一回転。ゆっくり、ゆっくり。宮古ブルーに溶け込んでいく」
平成15年9月 台風14号により宮古島風車（風力発電設備）倒壊等事故が起きる
4月『サトウキビ畑チョコレート』
「機窓からモザイク模様の畑が見えてくるとワクワクしてこない？？」
5月『パン・オ・巻石』
「幾世の哀しみを抱えて流れてきた貴方、
やっとここを安住の地と決めたんだね」
6月『a.m/p.m ハーブティー』
「人と世はうつりにけりな
いたずらに。
けれど私の心に残したいものは有る」
本島哀しみの始まり「読谷」の海辺をイメージ。
6月23日 慰霊の日
7月『パッションフルーツ&ハイビスカス』
「沖縄のフルーツ園や青果コーナーの香り、
チムドンドンするね」
8月『グァバ&シークヮーサージュース』
「初めて飲んだグァバジュースが
首里城の自販機のだったって覚えてる？
あれで生き返ったよね、私たち」
当時と同じく、うんと冷えてます。
令和元年10月31日 首里城火災
9月『シークヮーサー琥珀糖』
「綺麗に並んだビーチパラソル達。
またプライベートビーチにも行ってみよう」
9月22日 シークヮーサーの日
10月『八重山クリームソーダ』
「こういう色の日も好き。
天気は必ず晴れると知っているから」
令和3年10月頃 沖縄本島軽石漂着が本格化
11月『10時30分』
「お疲れ様です。色々あるけれどひとまずブルーチャージしませんか」
この辺で一番海が綺麗に見える時間帯をネーミング。
12月『八重山の金平糖』
「音が消えて、時は止まる。
月光だけの西桟橋。
目線遠くに西表島を望む」
でもひとつだけ甘いものがあります。探してみて下さい。
❇︎
お気に入りのメニューはございましたか？
全部一巡されてもいいかもしれません。
どのメニューも心安まるものでありますように。
…そういえば、『12月』の竹富島の西桟橋は、『1月』の西表島を向いていましたね。偶然です。
メニューを作ったときは全く気付きませんでしたから。
終
あとがき
あなたのパワースポットはどこですか？
私は『沖縄』です。
沖縄の自然や建物、街並…全てです。
同じく沖縄が好きな方は世界中に沢山居ると思います。
旅の思い出だけでなく、写真やSNSからの情報によって癒されている方も多いのではないでしょうか。
現地に赴くのが一番なのは当然です。
しかしこのような昨今、なかなか好きなように旅が出来ないのも事実です。
なので旅本や写真集でもない『絵本』を作ることにしました。
絵だからこそ、
そこから何を感じるか、イメージが湧くか、または記憶が甦るかは読み手の皆様それぞれで面白そうだと思ったからです。
また、作品の一部にその絵に関係する史実等を自身の覚書として載せました。
絵のエッセンスになると嬉しいです。
最後になりますが、
私の描いた風景や南国をイメージした絵が、どうか読んで下さった皆様の癒しになりますように。
有難うございました。
※（R4.2.10 一部編集）
※（R4.3.13 一部編集）
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