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ディスクレビュー

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直近リリースのなかから気になった曲のレビューを1,000文字程度で紹介
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#ディスクレビュー

ルバート/ヨルシカ(ディスクレビュー)

「ルバート」は「自由な速さで」という意味の演奏記号。演奏記号とは、古いクラシックなどの、…

Kabaddi(CAROLAN'S)
2週間前
4

祭/Nakamura Emi,Mummy-D(ディスクレビュー)

「祭」というタイトルから受ける印象に反して、少なめの音で構成されたイントロにのせられたプ…

Kabaddi(CAROLAN'S)
4週間前
4

ずうっといっしょ!/キタニタツヤ(ディスクレビュー)

思い出を引きちぎるように、棘を含んだ言葉が鋭利なギターリフに続いて溢れてくる。せっかく孤…

Kabaddi(CAROLAN'S)
1か月前
5

無敵/Young Kee (ディスクレビュー)

無敵という言葉を知ったのはいつだっただろうか。なにかの少年漫画だっただろうか。敵がいない…

Kabaddi(CAROLAN'S)
1か月前
4

POPCORN/THE BAWDIES(ディスクレビュー)

曲が始まったとたん、とにかく煽って煽って煽りまくる。「手を叩け」「叫ぶ準備はいいか」「左…

Kabaddi(CAROLAN'S)
1か月前
4

カルト/Tele(ディスクレビュー)

重厚で長く響くようなフレーズのイントロからメロディに入ったとき、ステップを踏むようなリズ…

Kabaddi(CAROLAN'S)
1か月前
9

ハルキゲニア/Chevon(ディスクレビュー)

かつての恋人や幼馴染に語りかけているようにも、一度も話したことはないけれど見かけるたびにどこか目で追ってしまっていた同級生に語りかけているようにも聴こえる。 空間的な音色のイントロからボーカルとギターにひとつひとつ楽器が重なっていくにつれて、具体的な今という時間から抽象的な思い出を振り返るかのように展開していき、脆い思い出を慎重に慎重に掘り起こしていく。 曲のほとんどの箇所で一音に一文字が当てられたメロディーの中に、まるで便箋にびっしりと文字が詰まった手紙のような焦燥感が見え