カルト/Tele(ディスクレビュー)
重厚で長く響くようなフレーズのイントロからメロディに入ったとき、ステップを踏むようなリズムの転換のなかに、ハイハットでもスネアでもないパーカッションを感じた。それは日本語で多用されるタ行の存在だったのかもしれないと気づいたとき、その考えが頭から離れなくなった。
バンドミュージックの中でボーカルがパーカッション的役割を持つとすれば、日本語も捨てたもんじゃない。バンドミュージックの始まりであろう英語圏の言語は、ある程度厳格なルールに基づいて発音されることで、リズムを生み出し、共通