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夏の活動報告

夏休みが終わりましたな。
中・高・大学生の3人の子らが、朝起きたり起きなかったり、お昼食べたり食べなかったり、課題やら部活やら塾やらバイトやら、ワーワーわけわからんうちに、とにかく過ぎていった夏。
3人とも活動がバラバラでさぁ。日々の予定を把握するだけで、母はけっこう脳のストレージを食いましたわ。

だが新学期がはじまり、ようやく私だけの時間が持てるように。
イ・エーイ! カムバック マイストレージ!
子らはかわいいものの、それとこれとは別。静かな時間のありがたさを酢昆布の如く、めっちゃ噛みしめているところです(ウマイ)。
この1ヶ月半、ひとりになることがほぼ皆無だったので、誰の気配もない家で自分の時間を過ごすのは久しぶり。
おかえり自分よ!

さてさて。
ほっと一息ついたところで、夏の活動記録を残そうと思う。
人様の投稿記録や執筆日記のようなものを読むのがとても好きで、これまで参考にさせていただいていたのだが、自分自身のことを語るのは憚っていた。
だってさー、一次突破もしない玉砕の記録だよ?
一体誰が読むっていうのさ。
っていうかまぁ、自らを晒す勇気や覚悟がなかったのだな。

でも「小説でもどうぞ」で初めて賞をいただいて、ちょっと変わったんだ。私。
プライドのようなものが発動して、顔を上げる事ができたわけ。
そうしたら少し遠くが見えて、そっちまで行きたくなったんだよね。
だから、書いてみようと思う。

今年の夏は、
①「とりあえず」を封印 
②ちゃんとてっぺんを目指す
の2点を心がけて執筆活動を行いました。

①と②は実は同じことで表裏一体だ。私の中では。
「とりあえず」とか「ひとまず」とか「一応」とか、中途半端な気持ちで逃げ道を作らずに、本気でてっぺん獲るつもりで己のベストを尽くせ! という意であります。

でもそう意識したら、推敲が永遠に終わらないの。
今まではちょっと形になったら、アラできた! 私も書けた! と、謎の達成感に酔って、気軽にウホウホ提出していたのだよ。
そして落選を重ねたのだけどね!
思えば客観性とか批評眼とか、なんもなかったんだな私の推敲って。
自分のことが見えてないFPS状態だったのね。やだわ。

それを、ちゃんと一等賞獲るつもりで仕上げようと思うと、今度は推敲がネバーエンディングになってしまって困った。
自分の作品の正解とかゴールのようなものがわからないのよ。
パンを作るみたいにああだこうだと、叩いたり伸ばしたり、捏ねくりまわしたりして、ひと夏うんうん悩みました。

悩んで成形して、悩んで焼き上げた、私の夏休みパン作品。
まだまだ力量不足は否めないものの、私なりにてっぺん獲るつもりで仕上げて提出したのがこの3点です。

・W版「小説でもどうぞ」第3回 (5枚)
・第60回飛ぶ教室 作品募集 (20枚)
・青いスピン 作品募集 (15枚)

W版「小説でもどうぞ」は、季刊「公募ガイド」誌上で選考会の様子が公開されるのだけど、それが非常に参考になって。
あれを私の作品でもやってもらいたいなぁと思って挑戦しました。
選考の際のポイントとか、具体的に知りたいのだ。
今回のテーマは「秘密」。書いてみてつくづく、ショートショートって難しいなぁと。アイデアもそうだけど、構成が大事なんだね。
まだまだだなぁ。でも引き続き挑戦して精進したい!

飛ぶ教室は、かつて江國香織さんも投稿し入賞されたことがあるという、歴史ある児童文学雑誌。
完成度の高い採用作品を見ると心くじけそうになるのだが、私は私だもんな。
今の場所でできることをするしかないもんな。
亡くなった父との思い出をベースにしたSFを書く。介護SF童話。
書きながら、父を思い出して癒やされたり励まされたり。思いがけないオマケ付きだった。

青いスピンは創刊されたばかりの読み物機関誌。小学校高学年から中学生を対象にしているという。
ということで、初めて中学生向きの話に挑戦。
長女が中学時代に遭遇した、不審者なのか都市伝説的怪異なのかよくわからない謎の人をモデルに創作した。
今の中学生に届くのはどんなお話なんだろうね? 
家にリアル中坊がいるくせにわからないのよー。あの子たちにスマホやゲームの手を止めさせるのは難しいよ! でも読んでほしいなぁ。
中学生対象のお話、書いてみておもしろかった。また挑戦してみたい。

夏休みの宿題のように取り組んだ3作。
これで結果が伴わなかったら、相当ショックを受けるだろうなぁ。
でも良いのだよ、私。元々失うものなんてなにもないんだからね。
そのときはちゃんとショックを受けましょうよ、私。
毎回本気で全力を出し切ることが、今は大事なんだと思う。

9月は子どもの行事が多いし、パートの仕事も増えるから忙しくなるけれど、ひとつは作品を出したいなぁ。
坊っちゃんは、多い年は9300も応募があったのね! そんななかのてっぺんを目指す気持ちに、私はなれるのだろうか。できることなら参加したいけれど。

そして11月20日の文学フリマ東京に、勢い申し込んでしまったよ。
同人誌の作り方もわからないし、原稿だって一文字も書いてないというのに!
でも、なにか新しいことをやってみたかったんじゃよ。
ずっと俳句をやっていたダンナくんと共同でなにかできればいいな。

走ったりときどき立ち止まったりしながら、良い秋にしようと思います。

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