講師のマーケティング01 売れるコンテンツとは?
講師のコンテンツが売れる2つの要素
あなたは、講師として稼ぎたい人ですか?
講師に限りませんが、講座や動画教材などのコンテンツ商品でお金を稼ごうとするならば、ふたつの要素がそこにはあるんですよね。
ひとつは、商品であるコンテンツを作ること。
もうひとつは、その商品を売ることです。
講師に限りませんが、商品を作る人は良い商品を作ることを追い求めます。良い商品さえ作れば売れるんじゃないか、と思ってしまいますね。
だから商品(コンテンツ)を作ることほどには、売ることに熱心になれないという傾向があります。
これが一番の問題だと思うのです。
つまり「売れる商品」を作るよりは「良い商品」を作ろうとしてしまう。
商品について精通していれば「良い商品」を作れる可能性はあります。
しかし、売れる仕組みを知らなければ、そもそも「売れる商品」は作れません。当然のことですね。
そこで「マーケティング」というものが必要になるのです。
マーケティングというのは何かというと「売れる仕組みづくり」です。
でもそれでは漠然としていますね。
物が売れる現場を見てみよう
じゃあ、実際に物が売れる場を見てみることにしましょうか。
物が売れる場といえば、お店ですね。
昔の商店街というと、お店の人と話しながら買い物をするのが普通でした。
魚屋さんの場合でいうと「今夜のおかずに何かいい魚はないかしら?」と聞けば「今はブリが旬だよ。活きのいいブリが入っているから、ブリ大根なんてどうだい?」などと答えてくれる。
つまりこれは「売り込み」ですね。
売る側が商品をプッシュしてくる。
しかし、今はスーパーマーケットやコンビニが主流になりました。
そこでは、店員さんとの会話が皆無とはいいませんが、ほとんどないですね。
お客さんは、棚や冷蔵ケースの中から自分が気に入った食品を、思い思いに取り出してはカゴに入れます。
じゃあ、店側は何もしていないのかというと、そうではありませんね。
チラシや店頭におかれたPOP(販売現場広告)で「今日は鮮魚の日、活きの良いブリが超おトク」などというメッセージを発信しています。
これがマーケティングなんですね。
商店街の魚屋さんがやっている「売り込み」のことはセールスといいます。
マーケティングはそういうセールスをしなくても、つまり売り込まずとも商品が売れるようにすることです。
チラシ、店頭の掲示、POP、もちろん陳列のしかたにもマーケティングが詰まっている。だからスーパーマーケットの商品は売れるんです。
ふたつの伝えること
じゃあ、売り込まずとも商品が売れるようにするには、どうしたら良いんでしょうか?
これには2つの「伝達」が必要なんだと思います。
ひとつめは「価値」を伝えることです。
人は価値のよくわからないものは買いたくないものです。
だから、お客さまに商品が価値をよくわかってもらうことが、買いたいと思ってもらうことの第1のポイントです。
「なんだ、やっぱり商品に価値があれば売れるんじゃないか」と思わないように。
商品の価値がお客さまに「伝わっているか否か」が大事なんです。
極論を言えば、価値のないものでも価値があると思わせれば、売れます。
そんなことをしたら詐欺と言われちゃいますけどね。
もうひとつは「誰から」買うかということです。
買いたいと思う相手が提供している商品だから、売れるのです。
いつも買っているスーパーマーケットの特売だから、安心して買うのです。
これが一度も買ったことのない、怪しい店だったら、いくら良い品が安くても買いたくないですよね。
まとめ
話をスーパーマーケットから講師のコンテンツに戻します。
この項のまとめです。
あなたの商品(コンテンツ)を買いたいと、お客さまに思わせるには、ふたつのことを伝える必要がある、というのが結論です。
ひとつめはあなたの商品の価値です。
コンテンツというのは、なかなか見た目だけで価値がわからないことがあります。
この商品にはすごく価値があるな、とお客さまに思ってもらえれば、売れる可能性が出てきます。
ふたつめはあなた自身の信頼性です。
他の誰かが同じような商品(コンテンツ)を提供していたとしても、あなたから買いたい、と思ってもらえるかどうか、です。
このふたつが伝われば、あなたの商品は必ず売れるはずです。
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