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顧客と信頼関係の構築ってどうやるの?【手作りスキルを動画で売る】

「顧客を教育する」という言葉の誤解

マーケティングの本などを読んでみますと「顧客を教育する」という言葉がよく出てきます。これは誤解を生みやすい表現ですね。

特に講師業などをしている者にとっては、商品そのものが一種の「教育」なので、それとの混同をしやすいです。

この「顧客教育」というのは、英語のマーケティング用語では「リードナーチャリング(lead nurturing)」といいます。
ナーチャリングに「育成・養成」といった意味があるために「顧客教育」といった表現になるんだろうと思います。

でも、その意図を汲んでみますと、けっしてお客さまに何かを教育するということではありません。
「信頼関係を築き、購入意欲を刺激する」ということが、リードナーチャリングの真意です。

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電子書籍より

■ 顧客と信頼関係を築く
セールスファネルの理屈はおわかりになったでしょうか?

では、あなたのフロントエンド商品を買ってくださったお客さまに対して、どうやってバックエンド商品を売ればいいのでしょうか?

このやり方を DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)といいます。
反応をくださったお客さまと直接の信頼関係を築く、というやり方のマーケティングです。

この時に必要なものが「リスト」です。

リストというのは顧客リストのこと。それも、あなたからの連絡を受けてもいいよ、と承諾してくださったお客さまのリストのことです。

フロントエンド商品である動画教材や講座を購入してくださったお客さまに対しては、必ずその「続き」があることを伝えます。

そして「情報提供を受けてくれますか? 受けてくれるのでしたらメールアドレスを登録してください」と承諾を得ます。

この時に「アドレスを教えるのはちょっとね」と渋る方もおられるかもしれません。

そこで、魅力的な特典を用意してあげると登録してくれる率が上がります。
「登録していただいたら、特典の動画教材(あるいはレシピ集など)をお届けします」と付け加えるわけです。

こうしてお客さまのメールアドレスが集まりました。これらのメールアドレスに対して、信頼関係を築けるような情報提供をするのです。

▼ステップメール
ステップメールというのをもらったことがありますか?
メルマガならもちろんご存知でしょうね。メールマガジンのことです。

普通のメルマガは、登録した時点でたとえば 50 号まで発刊ずみなら、51 号から毎日(あるいは毎週?)届くわけです。

ステップメールは、どの時点で登録したとしても必ず 1 号から順に届きます。毎日1 本届くわけですね。

最初に登録のお礼と自己紹介。2 号ではこれから情報提供する内容について、と、シナリオ(内容の構成)があります。
最初からバックエンド商品の紹介はしません。

そして、必ず相手にとって役立つような情報が書かれてあります。肝心の内容はYouTube にアップした動画を見ていただくような動画併用型のステップメールもあります。

お客さまがメールをもらって「うざい!」と思えばすぐさま登録解除ができるようになっています。
「これは役立つ!」と思って、メールが届くのを心待ちにしてくれるような情報を送りましょう。

7 通とか 10 通くらいでステップメールは完結しますが、バックエンド商品について触れるのは、最後の 2 通くらいです。

その商品紹介を読む頃には、お客さまは「この人は信頼できる。この人の商品ならば購入してみたい」と思ってくれるでしょう。
もちろんお客さま全員ではありません。
そう思ってくださるのは、一部です。

だから、バックエンド商品を紹介しただけで、特に売り込まなくても売れていくのです。

▼LINE 公式アカウント
ここまではメールアドレスを登録していただくことを前提にお話しました。
しかし、日本にはもうひとつ強力なコミュニケーションツールがあります。
それがLINE です。

LINE は日本国内だけで 9200 万人以上と発表されています。(2022 年 3 月末時点)日本のスマホユーザーならほとんど使っているといっていいでしょう。LINE には普通のアカウントの他に事業者が使う LINE 公式アカウントがあります。
LINE 公式アカウントは登録者数が少ないうちは無料で使えますが、さまざまな機能をそなえています。
また、本体だけでは使えない機能を追加する機能拡張ツールが数多く存在します。

そんな LINE 公式アカウントを使って、ステップメールと同じようなステップ配信をすることもできます。

LINE 公式アカウントは多くのお店や会社が使っているので、登録のハードルが低いのが特徴です。

その一方で、ユーザー側からのブロックも容易です。ブロックされてしまうと一切連絡が取れなくなってしまうので、メールアドレスも何らかの方法で収集しておくにこしたことはありません。

▼ランディングページ(LP)

ステップメールといい、LINE 公式アカウントといい、登録してもらうためには、たとえば Instagram から直接登録ページに飛ばすようなことだと、登録率が上がりません。

そこで必要になるのが LP、すなわちランディングページです。

ランディングページは Web ページの一種です。
縦に長くて、他のサイトへのリンクが一切ありません。ページの趣旨は、ひたすら登録してもらうことで、そのための心理的な誘導を行う構成になっています。

上から順に読み進めていくと、登録することのメリットや効果が心に染み込むように作られているのです。

こうした LP を間に挟むことで、ステップメールや LINE 公式アカウントに登録してもらえる率が格段にアップします。

「手作りスキルを動画で売る」第5章より

本当に信頼関係が築けるのか?

単純接触効果という心理学上の言葉があります。

これは、何回も目にしたり話ししたりした人(物事)には好意を持つ可能性が高い、ということをあらわしています。

アメリカの心理社会学者のザイエンスさんという方が提唱した説なので、ザイエンス効果と呼ばれたりします。

ステップメールなどはこの効果を応用していると言われます。

つまり、毎日一通メールが届くと、それだけでもメールの送り手に親近感を抱くということです。

ましてそのメールに自分が役立つ方法が書かれていたとしたら、少しずつメールの送り手が「自分にとって役立つ情報を持っている人」だと感じられるようになるでしょう。

会ってすぐの人は信頼できないとしても、毎日顔を合わせているとついつい親近感が湧いて、申込みをしたりしてしまうということがあるでしょうね。

そういえばはるか昔、私が会社に勤めていた時に、営業マンが毎日訪問してきたことがありました。出入り業者ですが、発注の実績のない業者です。

最初のうちは社員たちに邪魔者にされていましたが、それでも懲りずに何回も通ってきていました。

その営業マンは、少し経ってから、見事発注を獲得していましたから、あれも単純接触効果を活用していたんだな、と今になって思います。

手作り動画【1ヶ月で撮影・編集】チャレンジ


ストアカで募集しているチャレンジコース、おかげさまでかなりの人数のお申し込みをいただいております。今回、枠を少しだけ広げたので、まだ若干の余裕があります。

ハンドメイドなど手を使ったスキルを教えている先生向けのコースです。

1ヶ月という短期で、とにかく手作り動画を撮影し、編集する体験をしていただこう。

そのためには、一番カンタンにできるやり方を伝授し、それでとにかく最低1本の動画を作ってもらう。
わからないところ、つまづきそうなところは、映像制作経験40年の私がフォローします。

そしてFacebookグループで専用コミュニティを作って、仲間どおし励まし合い、情報共有もしながら進めていく。

動画づくりの知識・ノウハウは何本かの動画教材にして提供します。

コース開催時間を夜間に設定しているのですが、これは週一回のZOOMセッションです。

セッションは講義ではなくて、各メンバーの進捗状況確認や、質問・相談の場としたいと思っています。

「夜間だから参加できません」というお問い合わせもいただいたのですが、必ずしもZOOMセッションに参加できなくても参加できるんです。

この講座の本体は、コミュニティですから。
そこで進捗状況確認も、質問・相談もできるようにしています。

これで動画が作れるようにならなかったら、やる気がないだけの話。

期間は9月半ばから10月にかけての1ヶ月間。

とりあえず見切り発車なので、今後はいつ開講するかわかりません。
この機会にぜひ、動画を作れるようになりましょう!!

手作り動画【1ヶ月で撮影・編集】チャレンジコース!

ぜひ、上の画像をクリックしてお申し込みください!

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