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動画編集の4つの要素【手作りスキルを動画で売る】

動画編集を習得するための期間


動画編集者にならないか、という広告がFacebookやTwitterにはたくさん出ています。
中には3ヶ月で稼げるようになる、と書かれている広告もあります。

そんな短期間で動画編集は習得できるのでしょうか?

PCによる動画編集歴27年の私に言わせると、答えはYesでもありNoでもあります。

動画編集の基本を習得するのに、3ヶ月は妥当な期間です。
ただし、広告を出しているような、スクールに入る必要は必ずしもありません。

以前にお話したことのある動画編集者の方は、YouTubeなどを見ながら3ヶ月ほどで習得したとおっしゃっていました。

ただし、こうした自習で習得できるのは本当に基本的な動画編集です。
CMや映画などで通用するような、高度な動画編集ではありません。

では、手作りの動画教材を作れるくらいの動画編集はどのくらいの期間で習得できるでしょう?

人によるでしょうが、1ヶ月もあれば十分ではないでしょうか?

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電子書籍より

▼動画編集の 4 つの要素
私の経験からいうと、動画編集をしている時間の 9 割は 4 つの基本的な作業に費やしていました。

その 4 つの基本的作業とは
①トリミング
②時間短縮
③順番変更
④文字や音楽の追加
の 4 つです。

ひとつひとつ、解説していきましょう。

1.トリミング
トリミングとは、動画の前後の不要な部分を削除することです。

動画を撮っていると、どうしても前後に不要な部分ができてしまいます。

たとえばカメラが回ってからもまだ準備をしているとか、作業が終わってから撮影を止めるまでの間、といったものです。
これらは見せたくはない映像です。

こういった不要な部分を削除することをトリミングといいます。
布のいらない部分を切り取るように、ハサミでちょきんと切り取ってしまうことができます。

布と違うのは、いったん切り取ってしまった部分でも、必要になれば、端っこを引っ張ったら復活します。

なくなってしまうわけではないので、何度でもトライできるのです。

2.時間短縮
時間短縮とは、時間の流れを縮めることです。

動画教材の構成のところでお話しましたが、実演部分の時間をいかに凝縮してみせるかは、動画教材の編集のキモです。

そのための代表的なテクニックには、「中抜き」と「早回し」があります。
「中抜き」というのは、繰り返しになっている部分をズバッとなくしてしまうことです。

いらない部分の両端にハサミを入れて、いらない部分を削除してしまえば完了です。

「早回し」をするには、動画編集ソフトにそのための機能があります。

3.順番変更
動画教材で順番変更が必要な場面の典型といえば、完成品を見せる時です。

動画教材の構成のところでお話しましたが、いちばん最初に完成品を見せるべきです。

ということは、最初のシーンは、完成品ができてからですから最後に撮ることになりますね。

動画編集ソフトを使えば、動画を見せる順番は自由に変更できます。

だから最後に撮った完成品を見せる動画を、教材の最初に入れる、といった順番の変更は自由に行うことができます。

ワープロソフトでできるような、文章の順番を自由に入れ替える、と同じことが動画でもできる、と思ってください。

4.文字や音楽の追加
タイトル(文字)や BGM(音楽)を追加することも、動画編集ソフトを使えば自由にできます。

動画教材では、音声での解説が入っているとしても、適宜文字を入れたほうが親切です。

しゃべっている内容をすべて字幕に起こすような必要はありませんが、ポイントではタイトルを入れるようにした方がいいでしょう。

文字だけではなく、注目すべき点に矢印や丸囲いをつけるなどもできます。
音楽のほうはオプションです。

必ず音楽を入れなければいけないという決まりはありません。
入れるか入れないかはご自分で判断してください。

入れる場合は、音声解説を優先して、声が聞き取りにくくならないように音楽のほうの音量を下げてください。

以上の 4 つの作業が動画教材の編集における基本的な作業です。
そんなに難しいことではないでしょう?

YouTube の動画のようなカッコいい動画を作る必要は、動画教材の場合ははありません。

あなたがお持ちの手を使うスキルを、的確に表現できていれば、それで十分なのです。

もし動画の編集がどうしても苦手だということなら、動画編集だけアウトソーシング(外注)する手段もあります。

YouTube の隆盛で、動画編集者の需要は増していて、動画編集だけを請け負ってくれる人材は増えています。

苦手なことに長い時間を費やすくらいなら、その分お金を稼げることに当てて、動画編集は外注に出すくらいのほうがいいですね。

動画の作り方については専門なので、書いているとページがいくらあっても足りません。

いずれ動画教材の作り方について稿を改めて詳しく書きたいと思っています

「手作りスキルを動画で売る」第2章より

動画編集者の方へ

副業や本業で動画編集をおやりになっている方にも、YouTubeコンテンツばかりでなくて、動画教材という市場があることに目をつけていただきたいですね。

YouTuberでちゃんと収益がとれている人はごく少数です。
企業YouTubeチャンネルなどでも、売上に貢献しているケースは少数だと思います。

動画教材には無限の可能性があります。
個人の手作り講師の方のお手伝いだけでなく、企業の従業員教育動画教材にも広がる可能性があります。

それだけでなく、ご自分でコンテンツを生み出すようにすれば、その収益はすべて自分のものです。

せっかく身につけた動画編集のスキルですから、ぜひ有効に活用していただきたいものですね。

手作り動画【1ヶ月で撮影・編集】チャレンジ

私は2年以上にわたって、手作りスキルを教えておられる先生方にストアカで動画づくりを伝える講座を行ってきました。
受講していただいた方は200名にものぼります。

しかし、受講してくださった方全員が動画を作れるようになったわけではありません。

作ろうと思ったものの、途中でやり方がわからなくなって中断している。

何度かやってみたものの、満足できる出来にならなかったので、その後は挑戦していない。

そもそも最初にどんな機材を揃えたらいいのか、でつまづいている。

そうした方が多いのも承知しています。
何とかしたいな、とずっと思ってきました。

そこで、今回ストアカでチャレンジコースを実施することにしました。

1ヶ月という短期で、とにかく手作り動画を撮影し、編集する体験をしていただこう。

そのためには、一番カンタンにできるやり方を伝授し、それでとにかく最低1本の動画を作ってもらう。
わからないところ、つまづきそうなところは、映像制作経験40年の私がフォローします。

そして小さなコミュニティを作って、仲間どおし励まし合い、情報共有もしながら進めていく。

動画づくりの知識・ノウハウは何本かの動画教材にして提供します。

これで動画が作れるようにならなかったら、やる気がないだけの話。

期間は9月半ばから10月にかけての1ヶ月間。

とりあえず見切り発車なので、今後はいつ開講するかわかりません。
この機会にぜひ、動画を作れるようになりましょう!!

手作り動画【1ヶ月で撮影・編集】チャレンジコース!

ぜひ、上の画像をクリックしてお申し込みください!


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