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[読書感想]なんでその価格で売れちゃうの?🐌

起業に関して本を自分なりに噛み砕き、自分の起業に必要だと思ったことをまとめています。また、自分の主観や感想も付け加えています。

・扱う本

なんでその価格で売れちゃうの?  永井孝尚


・特に大切だと思ったこと

1,中心の内容

・アンカリング
 →基準となるものはなかなか揺らがない
  →利用するor丁寧に意識を変えていく

・プロスペクト理論
 →値下げは効果的でない

2,お店の価値を考える

・バリューポジション
   自社商品が提供する価値と
    ターゲットの顧客が必要な価値から
    競合商品が提供する価値を引く
    
        →誰にも負けないビジネスになる。

・お客さんの値頃感を意識する。
    
    安すぎて品質が不安
    安いけど品質に不安はない
    高いけど、買う価値がある
    高いすぎて買えない
    
    上記の内容でアンケートを取って、そこから価格を導き出す。という方法もある。


3,実際の小手先での価格の決め方

・端数(10と8)はお得感が出る(=安売り感も出る)
・種類は少なく、松竹梅にして、竹をメインに据えて考える。

・人や属性、時間帯によって価格を変えるのはあり。(適応型プライシング)

4,一生付き合えるお客様を作る


・異論反論自分の感想

 本自体が製造業とかも含む内容だったから、小規模飲食に焦点が絞られていたわけではないけれど、小規模飲食にも応用できる内容は沢山あった。特に基本的に安売りは百害あって一理なしということがよくわかった。特に小さな飲食店は規模の経済が使えず、固定費が高い事を踏まえ、お客さんの数はある程度コントロールして品質を上げることに努めた方が生涯お客さんとして来てもらえる確率が上がると考える。

飲食業界では原価率3割と言われているが、ちゃんと値頃感から逆算して価格を考えて行くことが必要になるし、規模を大きく取れないのでターゲットの絞り込みが特に重要になると思った。

本自体は分かり易かったので、興味があれば読んでみてください


中槻久二🐌

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