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0-3自分なりのフレームワークをしよう。

目次

0、フレームワークと問題点
1、様々なフレームの分類
2、自分なりの形
3、まとめ

はじめに、

 フレームワークとは、なんらかしらの枠に当てはめて、新しいアイディアを出したり現状を分析したりするためのものです。(※詳しくはこちら)ビジネスの世界では様々なフレームワークがあります。それはもう数え切れないほどあります。有名なものではPDCAサイクル、KJ法、デザイン思考、ジョブ理論、弁証法などがあります。しかし、数が多すぎるのです。世の中の切り取り方は人それぞれなので、本来人の数だけフレームが存在しているはずです。
 そこで今回は自分なりのフレームを作ってみました。とはいったものの既出のフレームはすでに実績が十分にあります。ですので、すでにあるフレームを適切に使えるようなフレームを作りたいと思います。



・様々なフレームワークの分類

 様々なフレームがある事はご存知だと思うのですが、私は以下の4つに分類することにしました。

・サイクル型
・現状分析型
・発想展開型
・発想分析型

・サイクル型
 サイクル型はその名の通り円形のフレームで、PDCAサイクルに代表されるものです。螺旋階段を降りていくかのように計画と実行を続けていき、より良い方に改善を続けていくことを前提としています。

・現状分析型
 現状分析は問題を発見するための足がかりとして非常に重要です。例えば数字やデータがただあってもどうしようもできません。そこでロジックツリーや水平思考など、現状を分析することに特化したフレームを使うのです。

・発想展開型
 KJ法や、ブレインストーミングは様々なアイディアを出すのに特化しています。出したアイディアはなんら現実性がなくても、机上の空論でも構わないという特徴があります。

・発想分析型
 最後は発想展開で広げたアイディアを検証するものです。ここではまだ行動に移してないので、自前のデータはありません。そこでPAC(前提や仮定を疑う手法)や世の中にあるデータを生かして再度分析をします。



・自分なりのフレームワーク

 これら上記のフレームを私はこのようにつなげました。

カスタムサイズ – 1

全体としてはサイクル型のフレームになっています。
はじめに現状分析型のフレーム(ロジックツリー)を用いて現状の問題を精査した上で、その中から問題点を発見します(問題点の発見は現状分析の派生にあるのでフレームは存在しません)。さらに、そこから解決策を色々考え出し(発想展開型を用いる)、最後に発想検証型を用いて実行可能か、またそもそも問題であったかなどの精査を行います。もし必要であれば問題の発見まで立ち返り、必要でなければ実行のプランに落とし込み実行します。

 具体的に説明していきます。

1、現状分析
 飲食店を始めたいという私の現状を分析します(使い手法はなんでもいいです)。要素分解の手法を使って「私の要素」と「飲食店起業の要素」を細かく列挙していくと、飲食店起業のために必要だけど、私が持っていない要素が明らかになってきます。例えば、私は飲食店で働いた経験がありません。しかし一般的には飲食店での労働経験がある方がいいと言われています。

2、問題の発見(ここにはフレームはありません)
 1により、私に必要な「要素」が明らかになりました。飲食店での労働経験です。

3、解決策を発想する
 単に飲食店で働くというのも一つの選択肢です。しかし、私が始めたい飲食店は個人でしかも10数席の小型のものなので、単に飲食で働けばいいというわけではないことが分かります。そこで私は労働経験がなくても回せるぐらい小さいお店で、自分の負担が大きすぎず、尚且つお客さんがの回転数が早すぎなくてなんとか回せるお店を作ればいいのではないか。と考えます。つまり、「メニューが少なくて、ブランド力があって、小さいお店」なら飲食店での労働経験がないという事はクリアできるのです。

4、発想の検証
 「メニューが少なくて、ブランド力があって、小さいお店」なら確かに労働経験がなくてもクリアできるかもしれない。とはいえ、メニューの数、小さいお店は自分でどうにかなるが、ブランド力に関しては解決していない。

→ブランド力の確保に関しての問題を発見したので「2、問題の発見」に戻る。

3、解決策を発想する(2回目)
 銀座の料亭出身であれば、ブランド力がある。しかし私にはない。そこで店舗開業前にsnsを用いて多少なりともユーザーを確保しておく事でブランド力を上げて、始める際にも目に止まるのではないか!

4、発想の検証(2回目)
 確かにsns等でユーザーを少しでも獲得していれば、ブランド力の足しにもなるかもしれない。(ここで合意)
 では、「1、sns を用いてユーザーや潜在的なお客さんを広げつつ、2、店舗自体も小さいものにして、3、メニューも絞る」これらによって、私が飲食店で働いた事がないという問題を解決しよう

5、プランに落とし込む
 私は飲食店起業のロードマップというものを作成しているので、以上の事柄をそのロードマップに落とし込む。そして、現在snsを用いて潜在的なお客さんを探す作業をしているのである。


・まとめ

世の中に考え方は沢山ありますが、考えるのは自分一人です。自分がしっくり来る形でないと、考えたものは血肉になりません。様々な考え方を用いるのはいいですが、なんらかの分類をして、その考え方を使わなければ意味がないと思います。もしよかったら、自分なりのサイクル型のフレームを作って、その中で様々なフレームワークをしてみるのはいかがでしょうか。


中槻久二🐌

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