SR-PCE

Segment Routingを考案する際の要件に、アプリケーション側でネットワークをコントロールするものがありました。

これまでのネットワークは、事前に設計されたネットワークにより構成されていました。
各アプリは、この事前に設計されたネットワークを通ることしかできなかった。
事前に利用するアプリを決めて、最優先のものをQoS設定して優先制御して通していました。

ただ、これだと「事前」に決めないといけないですよね。
今、すぐ、このときに！ほしい要件に対応するのは難しい。

難しいだけで、結局全ルータのコンフィグイジレバいいだけなんだけど、効率悪いよね。

そこで考えました、アプリが要求したらすぐさま必要なネットワークを用意する方法を。

それがソースルーティングです。

通常のルーティングは、宛先を指定して途中の経路はネットワークにお任せだけど、ソースルーティングはなんと途中の経路も自由自在に操れちゃうんです。

これができれば、遠隔手術用の低遅延ルートなんかもすぐにできてしまう。
そのために必要なコントローラがPCE(Path Computation Engine)だ。

つづく・・・